前半部(第一章〜第三章)
真戸善生(まとよしき)は屍体性愛者である。
善生は幼少時から、自分自身と宗教にのめり込む家庭環境に疑問を覚えながら、極めて自己否定的な、猜疑的な、もしくは歪曲的な自己愛を持った、神経質な人物として育つが、或る日
を境に始まった性徴の過程で、善生は自分自身が屍体にしか情慾を感じない倒錯者であることを悟る。
彼の存在の根源的理由、または価値、個性そのものであるべき性癖は、社会では到底受容されるはずがないと知りながらも、善生は自己洗脳的に社会からの不当な疎外感と孤独感を背負わずにはいられない。
このような奇異な精神世界を持つために、善生は「人生とは壮大な自殺である」という信念を持ち、究極には自殺してでもいいから、自分自身がそうなりたいと思うほど、屍体に憧れを寄せる。
しかしそんな善生が高校2年生になった春、彼は人生で初めて、僅かにでも魅力を感じる女生徒と偶然知り合うことになる。彼はこの出会いを表面的、自己洗脳的に半ば受け入れながらも、しかし彼女との情緒的接近の度に、自分が本質的には彼女を愛することが出来ないことを悟り、その瞬間を皮切りに、善生の運命は坂道を滑落するように動き出す。
後半部(第四章〜第六章)
未公開
***
主人公善生の主観的、日記的、独白文的な構成で、この物語は進行する。 人間の破綻、愛の破綻、そして幸福の破綻を、正常者と異常者の狭間の視点から記した、この世の暗がりを歩むことしかできない孤独な少年の物語。
※本作品は完全なフィクションであり、ストーリー設定の都合上、現実世界に即する時代背景・情勢・描写を含みますが、本作品に登場するキャラクター、団体、組織、機関等は全て架空のものであり、また作中に登場するあらゆる表現についても、表現の自由の範囲内において、筆者は如何なる責任も問われないことを保障されます。
※本作品は、他小説サイト上にも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 21:00:00
80015文字
会話率:21%
魚を思うと書いてエラと読む。鰓呼吸を獲得しようともがく男の独白文。(3〜4分で読了出来ます)
最終更新:2018-12-24 13:36:58
1839文字
会話率:9%
夜に恋した少年は、昼の自分は否定されているように思えてきてしまう。
少年の闇の客観的な独白文の世界へ
最終更新:2018-05-15 00:00:00
3808文字
会話率:0%
織姫の独白文。七月七日の奇跡を願うようで、強がりというあきらめもどこかで見え隠れしているようだ。
最終更新:2017-07-01 00:00:00
2118文字
会話率:7%
山里→梨川に対する想いの羅列。
小説というよりは、独白文。
最終更新:2018-03-12 00:42:17
1260文字
会話率:2%
独白文:人を殺めました。女性の独白文から始まり、男性の独白文に移る。二人の意識の違いにより生まれた歪んだ日常が独白文の中からうかがわれる。
最終更新:2018-02-25 00:42:54
2080文字
会話率:8%
叔父の秘密を偶然知ってしまった十五歳の姪。
独白文書を読んで、自分にどんなお返しができるか考えた少女は、同じように文書として思いを留めることを思いつく。
これは少女が叔父に宛てた、決して読まれてはいけない独白。
最終更新:2014-12-25 18:32:43
13328文字
会話率:25%
自己紹介から始まる独白文書。
それを認(したた)める男の職業は、殺し屋だった。
自分がどんな風に殺し屋という職業、そして命と関わってきたかを、男は夜半の白いリビングで書き連ねる。
それは、決して読まれてはいけない少女に宛てた遺書でも
あった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-06 22:28:56
13501文字
会話率:31%
「この書き出し/締めいかがですか その壱」【 一緒に行こうよ 】 少女の淡々とした、時々鬱々とした独白文。リリカルを目指して失敗した。心情を綴る、とあったので、「アレ? いつもと変わらなくね?」と思ったのだが。胸が締め付けられるような切な
さを超えた深い感動という記述があった「感動ってなあに、ソレって美味しいの?」無理だ……弟が語尾に「なのだよ」付けて笑わしてくるんだよ。でもうちの弟はツンデレ眼鏡じゃなくてツンギレ眼鏡だけど。いやいつもなら感動もの書けるみたいな言い方してすみません俺に感動ものなんて逆立ちしたって無理でした|(土下座)。幸福論を聴きながらひたすら優しい話になれと書いたので、そうなってたら成功って事で←折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-03 23:55:03
997文字
会話率:4%
「この書き出し/締めいかがですか その壱」で出たお題【 今年の桜は、去年よりも紅が濃い 】で書いた何てことない話。
最終更新:2014-03-24 01:27:33
195文字
会話率:0%
無自覚な意識は無意識的に始まり、いずれ自覚する。
そんな話。
最終更新:2013-05-08 14:02:01
283文字
会話率:0%
私は、ただ君だけを想いたい。
それが叶うのなら。
それが、許されるのなら。
最終更新:2012-08-12 22:45:53
331文字
会話率:50%
チャットの会話を元にした独白文…みたいなもの?
キーワード:
最終更新:2011-10-11 18:27:52
3552文字
会話率:7%