俺の可愛い可愛い彼女が…。
ある日、彼氏になりました。
最終更新:2023-05-11 15:30:44
1007文字
会話率:26%
俺の名前は影野英雄。イヤホンをして、ロックバンド《RED TAIL》を爆音で流す平凡な男子高校生だ。
「その子捕まえて~っ!」
「なんでー!?」
「わんっ!」
そんなある日、俺はゴールデンレトリバーに突撃されてしまう。
だが、そんな
ことはどうでもいい。
ゴールデンレトリバーの飼い主は学校一の美少女、犬塚狛子だったのだ。
関わると目立ってしまう! そう思った俺は会心の一手を放った。
「オットー! 今日ハ面白イテレビガアルンダッター! ソレデハ、僕ハコレデ!」
なんとか逃げ切れた。
はずだった。
「あーっ! 君、昨日の!」
なんと、席替えで隣の席になってしまったのだ。
それからなぜか話しかけられるし。
でも……。
「え、なんでオタクが犬塚さんと話してるの?」
「立場をわきまえろよ」
「お前が話していい人間じゃねえんだよ」
そう。俺と犬塚狛子は関わらないほうがいい。
俺のためにも、犬塚狛子のためにも。
なのに、なのに! 事あるごとに俺にかまってくるんだが!?
俺が美味しいものを食べてると羨ましそうにこっちに来るし。
「なにそれ! 美味しそう!」
「食べたいか?」
「うん!」
「よし。それなら、犬の真似をするなら――――」
「わんわんっ!」
「早…。プライドないのかよ」
「わんっ!」
時には授業中。
「ねー! 見てこれ、上手いでしょ!?」
「おお! すげえ、似てる!」
「くおらぁ! お前ら、授業中に遊ぶなーっ!」
時には風邪をひいた時。
「ごほごほっ」
「大丈夫? はい、あーんっ」
「あーん……うまっ」
時には二人きりで体育倉庫に閉じ込められ……。
「見て見て!」
「何これ?」
「陸上の砲丸!」
「おっそろしいな!?」
「ふんっ!」
「しかも軽々と持ってらっしゃる!?」
この物語はそんな感じで何気ない日常を送る、影野英雄と犬塚狛子の特に何の変哲もない学園系ラブコメだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-03 18:00:00
7900文字
会話率:43%
高嶺の花は実はとんでもないポンコツだったけど主人公も頭のネジが抜けているので幸せになるはなしです
最終更新:2020-02-26 12:53:22
2978文字
会話率:49%