武器やポーション、魔道具まで、幅広い分野のアイテムを「一瞬にして」作ることができる代わりに、効果の低い初級のアイテムしか作ることのできない、ちょっと特殊なクラスであるアイテムクリエイター。
そんな【天職(クラス)】を授かったロイドは、
もっと腕の良い専門の生産職を雇うという理由で、20年以上も所属していた冒険者クランから追い出されることになった。
憧れから冒険者になりはしたものの、流石にもう夢を見るような歳ではない。生まれ故郷である辺境都市へ帰って、これからは自分の作ったアイテムを売り、細々と静かに暮らしていこうと決意した。
しかし、ロイドを追い出したクランは知らない。
長年膨大な数のアイテムを作り続けていたロイドは、「レベルが上がりにくい」という不遇な特徴を持つアイテムクリエイターでありながら、遂に「クラスアップ」していたことを。
そのクラスは、アイテムクリエイターが持つ多くの不遇な要因から、世界でもロイドだけが至った特殊なクラスであることを。
何より、「雑用係」と蔑んでいたロイドが、どれだけクランに貢献していたのかを。
そして、ロイド自身も知らない。
クラスアップしても大した『スキル』を覚えなかったこのクラスが、後に世界の常識を覆すほどの、特殊過ぎる『スキル』を次々と発現することなど。
彼はただ、予定通りに故郷へ帰り、店を開いてアイテムを売る。
だが、その特殊過ぎる能力によって故郷の冒険者たちから頼られ、様々な事件、問題に巻き込まれていくのだった。
それでもロイドは無双しない。覚醒したアイテムマスターの力で、貢献するだけである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-21 18:03:05
94499文字
会話率:30%
「異界」それは、魔法あり、魔物ありの世界。一般人の住む世界と繋がっており、そこでは吸血鬼や鬼族といった伝説上の存在が暮らしていた。
深い森の奥に住む龍族の少年、夜叉堂龍弥もまたその一人である。
小さい頃幼馴染と別れた彼は、十二歳にして彼女と
の約束を守るために旅に出ていた。
「異界」に住む者達、通称「異人」用のクラスが一般人の世界に作られることを聞いた龍弥は、そこで幼馴染と運命の再会を果たす。
「……何してるの……?」
「あ、いや、これは、その…………」
両手で痴漢をしながらという、最悪の再開で。
お互いそのことは水に流し、「異人」用のクラスに通うようになった龍弥達。しかし、そのクラスはあまりにも特殊過ぎた。
ーーそして、それからおよそ半年間龍弥達はそのクラスで過ごし……
再会の余韻に浸り続ける彼らの前に現れたのは、穴のない仮面を着けた、不気味な燕尾服の男。
その邂逅によって龍弥は、幼馴染に大切な秘密を明かすことを決意してーー。その決断が、二人、いや世界全てを変えて行く……。「昔、幼馴染を守り切れなかった格好悪い男がいたんだ。今度こそ、今回こそ俺は英梨を守る……! そのためなら、たとえこの体がどうなろうとも本望だ!」『戦闘嫌いの狂戦士』と呼ばれる夜叉堂龍弥は、幼馴染英梨を守るために、死力を尽くす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 15:37:27
105946文字
会話率:42%
異世界からの帰還を果たした青年、神崎大志は、自分の他にも異世界から帰って来られたものが多くいてこの世界でも魔物が蔓延っており、地球は3年前のある事件によって世界の終わりへのカウントダウンが始まっていたことを知る。
しかし、特殊な
クラスとして戦っていた大志は壮絶な運命へと誘われて行くこととなる。彼の運命の行き着く先は破滅か、はたまた平穏か、異世界からの帰還を果たした青年の戦いを描く、現代ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-13 18:21:06
1836文字
会話率:57%
かつて魔王が世界を恐怖へと陥れた。が、それはもう過去の話。20年前に剣聖と呼ばれ、今は英雄と呼ばれる人物が魔王をうち滅ぼした。
その後、世界は覇権を争い、三つの国家が生まれた。
一つアルバレア帝国
一つフィアル連合国
一つレスガント王国
世界の行く末を憂いた三国は停戦を行い、共同で一つの学園を運営することにした。が、その学園は生徒を集めるだけで共同とはとても言えない学園だった。
そこで学園は一つの実験を行うことにした。選抜した各国の少数の生徒を一つのクラスに集め、共に学ばせよう、と。
アルバレア帝国出身
アクト・フィファーン(すれた常識人。苦労人1)
リュテーヌ・A・エルゼクザ(脳内お花畑の公爵令嬢)
フィアル連合国出身
カイ・オーレン(脳筋武道家)
アルカナ(世間知らずの毒舌)
レスガント王国出身
ゼノン・アルブレスタ(不良騎士。苦労人2)
シオン・レスガント(メカオタお姫様)
………。特殊なクラスに入った彼らは何を思い、どこへ向かうのか――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-25 22:07:57
63968文字
会話率:54%
一目惚れした女の子が、目の前で飛び降りて死んだ。
普通の男子高校生・咲良はクラスメイトの幽鬼ヶ原絢音に一目惚れする。
その日、絢音は咲良の目の前で飛び降りて死んだ。
咲良が凍り付くなか、骸と化したはずの絢音はゆっくりと起き上がり、何事も無
かったかのように歩き出す。
驚いて絢音を追いかけた咲良は、ある事実を聞かされる。
――絢音は、霊感と不死の能力を持つ特異体質だった。
絢音が及んだ自殺は、霊を成仏させるためのものだった。
そんな絢音から、「私の自殺を見たせいで、あなたも霊感を身に着けてしまったかもしれない」と告げられ、半ば成り行きで霊の成仏を手伝うことになる。
普通の男子高校生と、だいぶ特殊なクラスメイトの少女が織り成す、ホラーとシリアスを間に挟んだラブコメ。
笑って、怖気が走って、ドキドキして、また笑おう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-25 00:00:00
112142文字
会話率:59%
一之瀬連|《いちのせれん》は極々普通の高校生である。可もなく不可もなくといったありきたりな高校生活をおくっていた一之瀬連だが、三年次のクラス替えで転機を迎えることに。教室にがっていた光景に一之瀬はただただ唖然とするばかりであった。
暗い過
去によって性格がひねくれてしまったこと意外は至って普通な男子高校生と、非常に特殊なクラスメイト達が織り成す青春ストーリーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-08 14:17:44
419文字
会話率:28%