素直になれない自分が嫌いだ。
素直になれない僕は、うまく笑えなかった。
でも、そんな僕のそばでいつも笑っていてくれるのは幼馴染の祐菜だった。
僕とは真逆の君のはずなのに、どうしてだろう、少しずつ惹かれていく。
これは、不器用な僕が君に出会っ
て変わっていく。
そんなありふれていて、でも特別な日々の物語。
不器用な僕と眩しい君が紡いだ、ほんのひとときの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 21:10:04
5774文字
会話率:29%
あらすじ
札幌・大通公園——
仕事帰りにひとり、噴水前のベンチで缶コーヒーを飲むのが習慣になっていた、無口で生真面目な中年男・村上誠一(45)。
特別な日々はなく、感情を表に出すこともなく、ただ淡々と時間を消費していた彼の前に、ある日突然、
一人の女子高生が現れる。
名前は真白(ましろ)。
無邪気で、おしとやかで、どこか儚げな笑顔の彼女は、「ただそこにいる」だけの誠一に少しずつ近づき、ふたりは言葉を交わすようになる。
他愛もない会話、静かな午後、何度も繰り返される“偶然の再会”。
やがてふたりの距離は、ごくわずかずつ縮まっていく。
しかし、真白には「心の病」という秘密があった。
現実感を見失う症状に悩みながら、それでも“今”を大切に生きようとする彼女。
そして、そんな彼女にいつしか強く惹かれていく誠一。
自分の年齢も、過去の後悔も乗り越えられないまま、それでも——彼は願う。
「君を、もう一度ちゃんと見つけたい」と。
やがて、姿を消した真白。
迷い、ためらい、それでも誠一は探し続ける。
そして再び出会ったとき、ふたりはようやく“本当の名前”で呼び合うことになる。
これは、年齢も立場も超えて心を通わせた、
誰にも語られない、静かな夏の恋物語。
——大切な人を、ただ“待つ”ということの、
それだけで尊い美しさを描いた、ひと夏の奇跡の記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 05:35:32
14540文字
会話率:36%
山奥に暮らす名もない少年は、ある日森の中で一人の少女を拾う。
山の外をほとんど知らない無垢な彼の、人を知る特別な日々が始まった。
最終更新:2022-01-01 22:56:23
52671文字
会話率:38%
君と過ごした特別な日々。もうすぐお別れだけどまた会おう、人生は一期一会。
最終更新:2019-07-14 20:49:53
523文字
会話率:0%