むかしむかしのはなし。ある村に産まれた男の子は父と母の愛情を受け、すくすくと育ったものの、他の子供と比べて体が小さかった。本人がそれを気にする年頃になると、両親と言い争いになることがしばしばあった。自尊心だけが膨らんでいき、ある時、彼は村
を出ることを決心した。
両親は彼を心配して引き留めるのだが、「おやめ、子供と見間違われちまうよ」なんて無神経なことを言うものだから、また言い争いになった。
「おれは都に行き、一旗揚げてやるんだ!」と彼は宣言し、手を振り解くと、ずんずんと歩いて行ったのだった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-20 11:00:00
2141文字
会話率:20%
父と母のために書きました。
家族が「小説家になろう」を見るのは、恐らく私が亡くなった時くらいだと思います。
それでも伝えたい思いがありました。
最終更新:2022-03-12 15:17:49
244文字
会話率:0%
これは、偽英雄の話。
「因果の歪みを正すがよい」少年は十六歳の誕生日に、数百の世界を統べる銀の女神様に命令を受けました。一族の義務、英雄となって異世界で戦うように。初戦の敵がすでに勝てるはずもない相手。四百を越える魚人の軍勢と、剣の悪鬼で
した。ですが父と母の愛情によって、少年は死線を生き延びました。自身の決意によって、苦難を打破したのです。
だからこれは、偽英雄となった少年の話。心を砂に埋めて歩んだ、偽英雄の物語。
少年は歩きます。この砂の道、帰還の道を。
※大体が異世界脳の主人公の妄動録、たまにシリアスです。あらすじもこれで合ってるはず。多分。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-26 22:00:52
335466文字
会話率:22%