『ヨハン・アンダスをやめさせろ』という手紙がヨハンの勤め先に届く。
その手紙をヨハンはいたずらとしか思わなかったが、これがどんどんおおごとへと発展して行く。
最終更新:2022-01-13 18:00:00
3134文字
会話率:5%
「童貞で30才まで生きたら魔法使いになれる」
そんな話を聞いたことは無いか?
こんなでたらめな噂を信じたことはなかったし、俺には関係ないことだと思っていた。わりと最近までになるのだが。
でもさ火の無いところに煙はたたないって言葉があ
るように、こんな噂が伝わるにはやはり理由があったんだ。
先に言っておくが、俺が童貞なのは別に彼女がいなかったわけでもヘタレなわけでもないからな?
なんていうか、つくづくタイミングが悪く、チャンスに恵まれなかったとだけ言っておく。
ちなみにファーストキスもまだで、、、
っとこの話を続けると俺の気持ちが折れそうになるからこれくらいにしといてくれ。
とにかく話を戻すが、俺は童貞のまま30才の誕生日を迎えた。
だがなれたのは「魔法使い」ではなくて「盗賊」だったんだ。
この年まで童貞つらぬいて盗賊ってなんだ!?
魔法使いと比べて夢も希望もないじゃないか!
むしろ誰か俺の童貞を盗んでくれよ!!
と、言いたいことは多いがいまさらどうすることもできないらしい。
しかも俺が盗賊として生きていくこととなった世界は今までの現実世界ではなかった。
まぁ何を言いたかというとだ
「童貞で30才まで生きたら魔法使いになれる」
というのは俺には当てはまらず
「童貞で30才まで生きたら盗賊として異世界に転生させられた」
というのが俺のパターンだったということだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-27 21:14:05
26419文字
会話率:32%
どうせあるわけがないと思って単純な話題の種になっている怪談や都市伝説。
けれど、火のないところに煙はたたないといいます。
もしくは卵が先か鶏が先かともね。
人の情念とは強いもの。多くの人が求めれば、奇妙で恐ろしい出来事もいともたやす
く起こります。
だから私――緋華 不知は語らないのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-07 22:04:59
7630文字
会話率:35%