『貴方様に星を壊す程の愛を』
世界創世の頃から生きているような化物の婿などやっていられるか。東の大国扶桑の元英雄『ヨージ・衣笠』は、偏執的で執拗で嫌がらせのように強大な力を持つ原初の龍『女皇陛下』の魔の手から逃げた先で、早速躓いた。
躓いた
結果死に瀕したヨージを救ったのは、産まれたての女神『シュプリーア』と、世間知らずの少女神官『エオ』であった。
恩義に報いねば、としてヨージは神シュプリーアを主神とした活動を展開し、その女神の奇跡『癒し』の力で彼女達に金の稼ぎ方、世の渡り方を覚えさせる為宗教団体を立ち上げるものの、最初に訪れた村は、一般的な村とはどうにも様子が違う。
村人の手伝いに右往左往し、村の実権を握る者へ工作をし、信仰を争うライバル女神を適当にあしらいと苦心するが、梨の礫だ。やがて、この村が、何かしらの理由で信仰心を抱かぬようになったのではないか、という疑念を抱く。
そんな中に現れたのは超自然の具現、人類を害する神の成りそこない『森の残滓』であった。
戦う事などもう懲り懲りだと思いつつも、降りかかる火の粉を払わない訳にはいかない。何もかもを捨てて逃げて来たその先で、ヨージ・衣笠はまた魔法を紡ぎ、刀を手に取ることになる。
殺害不可能といわれた男を殺して『英雄』と謳われ、『動く災害』とまで疎まれた男が、また生きる決意をし、新たな女神と手を結んだ先にあるものは、一つの村では収まらない、大きな世界の濁流であった。
創世の大樹達が見下ろし、"リュウ"が支配し、大宗教が人類を治めるこの世界を、新生弱小宗教『治癒神友の会』が征く冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 21:18:38
2386534文字
会話率:60%
大雨の日に見かけた一人の少女。傘も刺さずに歩く少女を心配した主人公は、彼女を追いかけるうち古い家にたどり着く。
目の前に現れた少女は「ゆまを、探しに来て」それだけを言い残して家の中に入っていってしまう。何かに誘われるように古い家の中へ足を踏
み入れた主人公。不気味な人形と、おぞましい幻覚。主人公は少女を助けたい一心で浸水した地下室へと降りて行った。地下の密室で、警戒レベル5の濁流から脱出することは出来るのだろうか。
夏のホラー2025参加作品です。
ぜひお楽しみください。
水害、流産、暴力、閉所の表現がございます。苦手な方はお気を付けください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 20:20:00
16593文字
会話率:38%
吉原大門の落とす陰には悪鬼が棲むという。
吉原の遊女達を閉じ込める象徴の大門。
毎夜の春をひさぐ女達の哀しみと怨念は、渦巻く波となって毎夜吉原大門に向かって怒濤の如く押し寄せる。
しかし大門に棲む悪鬼はその渦巻く波を悉く跳ね返すのだ。
そし
て跳ね返された渦巻く波は再び濁流となって吉原の中之町に流れ込んで行く。
その渦巻く波と悪鬼が棲む吉原大門を楼閣の二階からいつも眺めている一人の遊女が居た。
本編の主人公、松ノ尾太夫である。
彼女が吉原に売られてきたいきさつとは?
どのようにして太夫の地位まで登り詰めたのか?
当時の吉原のしきたりや文化、そして吉原で生きる遊女達の様々な運命と共に、力強くしなやかに生きていく松ノ尾の姿を描き出します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 23:10:40
76797文字
会話率:49%
不倫関係。
ひとのみちをはずれしもの。
ひとを傷つけないとされるロボットも。
相手が人でないのなら、その制約はもう知った事ではない。
だから、悠は追われていた。
マンションの警備ロボに追われていた。
心の濁流が、さめやらないままに、ずっ
と渦巻いているままに、警備ロボに追われて続ける。たとえ体がとまっても、心の底までおわれつづける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 23:32:58
5637文字
会話率:75%
土が震え、そして全てを呑み込むような洪水が訪れた。
村も家族も全てを失った少女ルルトは、濁流が収まらぬなか逃げ込んだ暗い洞窟の中で「神さま」を造り、か細い信仰を続けていた。
そこに異民族の少年ミワカが転がり込む。
ルルトは在り処を与える代わ
りに、ミワカに「神さま」を奉ることを押し付ける。
――――こうして2人だけの奇特な信仰の日々が始まった。
※
だいぶ前に書いた10000字弱の短編を加筆修正したものです。
虫耐性のない方は終盤の描写にご注意ください。
感想ご指摘大募集ですお気軽に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-19 20:00:00
9756文字
会話率:29%
或る青年の話である。
尤も彼が生きてゐたかどうか、それすら明瞭とは申せぬ。
何故なら彼は、既に其の時分――心という器の半ばに、透き通った水の代りに、どす黒い濁流を湛えてゐたからである。
名は蒼井尚紀。十九歳。
彼の心は冷えてゐた。
ぬるく、湿って、まるで梅雨時の石畳のやうに黴びてゐた。
朝目覚めると、胸の奥が軋む。
夜眠ると、夢にすら他人の声が混じる。
誰かに抱かれたいのではない。
誰にも見られたくないのでもない。
――ただ、何かに「触れてみたい」と、彼は願った。
大正十三年。帝都。
銀座裏の《三月堂》。
あの夜。
あの女。
あの眼差し。
蒼井尚紀は、確かに彼女に出逢った。
だが其れは、出逢ひではなく、落下の始まりだった。
最初から壊れかけていた彼は、やがて、壊れてゐることすら思い出せなくなるだらう。
――そして、誰も居なくなった硝子の夜にて、ただ己の名だけを噛み殺すのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 01:51:46
12893文字
会話率:19%
隆一は古書店で手に入れた「特別なみそ汁」のレシピに導かれ、奇妙な儀式を行うことになる。月明かりの下で汲んだ水を鍋に入れ、大切にしていた家族写真をそばに置き、素手で味噌を溶かして口にした瞬間、彼の中で眠っていた忌まわしい記憶がどす黒い濁流とな
って噴き出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 21:20:22
4226文字
会話率:9%
男は目を覚ました。目の前の靄がゆっくり晴れていくにつれて、頭も次第にはっきりとしていく。今、浮かび上がった記憶は、まるで夢の断片のように朧気で、しっかりと掴んでいないとどこかへ消え去ってしまいそうだった。
拳を握り、記憶をかみしめる。そ
して、彼は理解した。自分は――
「ちくしょう……ちくしょおおおおおおぉぉぉう!」
死んだのだと。彼は膝をつき、雲のような地面を拳で叩いた。ここは間違いなく、死後の世界。死の実感がじわじわと胸の奥から湧き上がってくる。
彼は叫んだ。生きていたこと、人生が今、過去になろうとしている。受け入れられるはずがない。濁流の中、流されまいと必死に岩にしがみつくように抗った。
そんな彼に、そっと声をかける者がいた。
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最終更新:2024-12-15 11:00:00
2625文字
会話率:89%
転生者が忌子として嫌われるヴァイスベルケン王国。
転生者として生まれたゲオルクは多くの人から忌み嫌われてきた。
ゲオルクが数少ない友人を訪ねると、濁流となった川を渡ろうとする貴族と出会う。お飾りの伯爵アンナは王から無茶な命令を下されていた。
ゲオルクは転生者に現れる魔眼を使い、濁流となった川を船で渡る。ゲオルクはアンナを護衛しながら王都まで送り届ける。
カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-27 12:00:00
451605文字
会話率:45%
「やっとオレに見惚れてくれた?」
命を懸けた旅の途中、『オレ様』男は、そう言って笑った――。
厄災によって世界が一度終わったのちの世界。
かつて日本列島だった島国は蓬莱国と呼ばれ、昔話の魑魅魍魎が跳梁跋扈する中を人々は生きていた
。
魑魅魍魎を鎮める五色の刀を造った日ノ本王家が蓬莱国を統治して五百年、突如村が国王軍に襲われる事件が各地で起きる。
山陰陽州・美濃ノ国の少女・一桜の大垣村も襲われた村のうちの一つだった。
焼け落ちる大垣村から何とか脱出した一桜。
兄に白龍刀を託された一桜は、村再興の助力を請うため青龍刀を奉じる武蔵ノ国を目指す。
道中、桑名で検問に引っかかった一桜は、緋耀という美青年に助けられた。
しかし緋耀は「おまえはオレと来るんだ。白龍刀と一緒にな」と一桜を脅す。
強引で危険な匂いのする緋耀に反発しながらも、彼の行動力や考えに共感し惹かれる一桜。
しかし追手から逃れる最中、一桜は緋耀とはぐれてしまう。
なんとか追手を振り切った一桜は、雷雨の中、濁流に呑まれてしまい――?
一桜は武蔵ノ国へ辿り着けるのか。
謎の美青年・緋耀と再会したとき、一桜は驚くべき事実を知る。
――この人は、好きになってはいけない人だった。
これは運命に翻弄された少女が、禁断の恋に抗いながら、次々に襲う試練と戦い幸せをつかむ物語。
※遠未来が舞台の物語なので実際の地名などが出てきます。フィクションなので事実関係はありません。お好きな地名やゆかりある場所が出てきたら「お!」と楽しんでいただけるとうれしいですm(__)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 18:00:00
105026文字
会話率:48%
「ねえ、まだ続けるの? この関係とかさ」
常識がそれなりにあるカスなお姉さんと、一人暮らしの男子高校生。
都会の端、二人きりの共依存の話。
※この作品は常識人の二人で作ってます。
・にわた
https://x.com/ohton0726
・んぎょ
https://misskey.io/@RoboSangyo折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 19:58:07
9671文字
会話率:43%
異世界に召喚された私は、様々な検査の末に厄介払いされた。
なぜなら、この世界では当たり前に使える魔術が使えなかったから。
厄介払いされた先でのんびり暮らしていたところに、厄介な人物が到来。
“異邦の英雄”と呼ばれるその人物は、私と同じ
ように召喚された男性。いわば、私は彼に巻き込まれて召喚されたわけだ。
その人物が尋ねてきた理由は“万象の大樹”を救ってほしいからとのこと。
“万象の大樹”。
魔術の力の源であるその大樹に近頃、異常が生じているらしい。
魔術を使えない者なら、その大樹の記憶を読み取れるという仮説から、私に白羽の矢が立つ。
これは英雄?と呼ばれる異邦人と巻き込まれた?異邦人が手を取りあって“万象の大樹”を救う物語———のはずだった。
「俺の目的を知っているんだろう?」
「いや!知りません!!」
英雄に問い詰められた私は、今日もしらばっくれる。
この物語では、“万象の大樹”をめぐる人々の想いが交差する。
それに巻き込まれた主人公が、その濁流に振り回される話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 22:23:07
31085文字
会話率:33%
昔、日本の大きな池がある村。そこで10人の少年、少女がいた。
その中で菫(すみれ)と呼ばれる少女は9人の世話をして、仲が良かった。
池で9人が遊んでおり、小高い丘から菫が皆の様子を見ていると、背後に何者かの気配を感じた。
振り返ると見知らぬ
男が立っており、菫は池に突き飛ばされた。
池に落ちると黒い手が現れて菫を沈めた。
やがて、息を引き取った菫が池の水面に現れた。
9人の少年、少女は悲しんだ。
その夜、池の回りを黒い霊が集まった。池の水が湧き、大量の水が村に向かった。
村人が逃げる中、7人の少年少女が泣きながら頭から角を出し、瞳を真っ黒にした。
「…泣かないで、私はここにいるよ。」
2人の少年だけ、目の前に菫の幻影が現れ、瞳の色が白く戻ると濁流に飲まれた。
「…あぁ、沈む、沈む。私が沈む。皆の気持ちも沈んでいく。体も魂も沈む。」
7人の魂が水の底に沈む。
残った2人の少年の魂は菫を求めて光の方に向かった。
暗い水の底に鬼が集まる。鬼の宴の始まりか?鬼の声が響いてく。辛い、苦しいと泣いている。
蒼い空間で鬼人達の宴が始まった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 21:53:20
54526文字
会話率:59%
中学の硬式野球チームでエースをしていた八村昌吾は、全国大会出場を決める試合で、勝利を掴んだ。
その日の投球に納得のいかなかった昌吾は、試合後自主練を行った。しかし、突然肘に痛みを覚えた。痛みに耐えて家に帰り、母親に救急車を呼んで貰った。
医師から下された診断結果は、肘のじん帯を痛めているとの事だった。手術をするも、普通の生活は問題無いが、以前のような矢のような投球はもう出来ななくなると昌吾にとっては死刑宣告に近いものだった。
野球でメジャーを目指すという目的を失った昌吾は絶望し、自ら命を絶とうと考えた。濁流に身を投げようとした直前で失敗する。
人生の目的を失い、命を絶つ事も出来なかった昌吾は、路地裏でレターセットを手に入れる。それは願いが叶う不思議な道具だった。
昌吾は願いが叶う条件を模索し、自分の人生の軌道修正を行う事になる。
更に、自分と同じく不思議なレターセットを手に入れた仲間と出会う事になった。自分の検証では分からなかった条件を彼等から学び、昌吾は思い通りに人生を変えていった。
使えきれない財産。
完璧な家族。
仕事上での成功。
人間として考えられる限りの幸せを手に入れた昌吾。
しかし、愛した妻は些細ないさかいで、子供達は自分の思い通りになるように、友達は自分に都合が良くなるように変えてしまったので、胸に穴が開いたかのような虚しさに襲われる事になった。
どうしても上手く回らくなっていく人生を見つめ、昌吾は100枚あった最後のレターセットを使った。その直後、自分が取り返しのつかない事をしてしまった事、自分が行使していた力は“神”から与えられた褒美ではなく罰であった事に。
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最終更新:2024-09-17 18:56:26
115872文字
会話率:40%
ある王国の辺鄙な田舎町に住む少女セツは、洗濯に訪れた河で少年を見つけた。
増水する河の中洲にひっかかっていた少年はじりじり流れに引きずられ、今にも呑まれそうで、それを見たセツは、己の前世を思い出す。
家族とのキャンプ中にダムの
放水に気づかず、押し寄せた濁流で命を失った過去を。
少年を助けたセツは、前世は前世。二度目の今を楽しもうと割り切るが、過去を呼び起こしたことにより、自分が歌好きだったことも思い出してしまい、ついつい口ずさむ。
……それがとんでもない事態を巻き起こすとも知らずに。
音楽の根絶した世界に歌姫として舞い降りたセツ。歌をこよなく愛する精霊達をお供につれて、彼女の新たな人生が始まる。
※アルファやカクヨムにも掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 12:00:00
30804文字
会話率:21%
最癌淘太(もがん とうた)は19歳。
底辺高3(2留&引きこもり)である。
ある日、彼の推しVTuberが既婚バレしてしまった!
それがきっかけではじめたネトゲで、弱小VTuber「糸繰ふらん」と知り合うことになる。
ふらんと親しくなり、
やがてオフでも会うようになるが、彼女には婚約者が居て……
※拙作は若きウェルテルの悩みと濁流のフェルナンから強烈な影響を受けています。
※ともないまして、主人公は失恋で自殺します。
※拙作は濁流のフェルナンからの大幅ではない剽窃が散りばめられています。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
pixiv様、ハーメルン様に同時投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 11:14:36
22658文字
会話率:20%
田中琴葉は夢を見る──何度も何度も繰り返し見た悪夢だ。街が一夜にして濁流に流されてしまう悪夢。そんな夢を振り払うようにして渕ヶ丘高校に向かう。夏休みが終わって今日は新学期。ホームルームで転校生が編入すると先生から知らされる。そこに現れたの
は腰まで伸ばした艶やかな黒髪が印象的な七海千早だった。徐々に距離を詰める琴葉と千早。ある日、家へ帰ろうとする二人は大きな蛇の化け物に襲われる。追われるようにして山の中に逃げていく二人。しかし追いつめられる。その時、千早は琴葉に抱きつく。
「ごめん、琴葉──あなたの血を吸わせて」
逡巡するが頷く琴葉の首に千早が歯を立てる。それと同時に蛇の化け物が建物の中に入ってくる。しかし、千早の様子が一変していた。髪は銀髪になり、爪と牙が生えていた。襲い掛かる蛇の化け物を爪で切り裂いて倒す千早──。琴葉が問いかけると千早は己が大嶽丸という鬼の生まれ変わりで、鈴鹿御前の生まれ変わりである琴葉をずっと探していたのだと明かす。そして千早がこの街に来たことでこの土地のまつろわぬ神であるフチガミが現れたのだ。琴葉と千早はフチガミを封じるために駆け回る。学校では体育祭や学園祭の準備を通して、放課後はフチガミ対策に時間を共にすることで二人は更に距離を深めていく。
琴葉も、千早も、自分の中に生まれた感情の意味を探していく。この感情に恋と言う名前を付けていく。その想いを大切に育んでいく。
学園祭当日、カップルコンテストに出場しようとする琴葉と千早。しかしそこにフチガミが現れる。今までにない強大な力に千早は倒れそうになる。その時、琴葉に眠る鈴鹿御前の力が完全に覚醒する。二人は協力してフチガミを倒してカップルコンテストに向かう。そこで琴葉は全校生徒の前で千早に告白。恥じらいながらも千早は受け入れて、二人は抱きしめあう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 19:41:16
86806文字
会話率:51%
「ちょ、ちょっと待って、魔王あなた…どうして私の頭に生えてるの⁉」
異世界に転移した少女が目覚めると……頭から魔王が生えてきた⁉
慌てた彼女はバケツで頭を隠しながら地球への帰還を目指す!
やがて少女は数々の事件に巻き込まれながら、仲間や世界
との繋がりを深めていく。
そして歴史に埋もれた真実を知り、少女は葛藤することになる。
時の濁流にその想いが踏みにじられるとき、少女は何を願うのか――
その小さな身に重すぎる責務を負ってしまった少女が、魔王や仲間たちと織り成す異世界冒険譚‼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 16:57:34
237847文字
会話率:23%
公衆の面前で婚約破棄された令嬢は、婚約者を奪った女から、赤子を託された。
歴史の荒波に翻弄された若き王侯貴族たちの、死と再生の物語。
稚作「婚約破棄された令嬢と、契約破棄された絵師」の改訂版です。残酷表現、ぼかした猟奇表現があります。
最終更新:2024-06-04 23:00:00
21340文字
会話率:25%
現代、古都の外れの紅葉神社。その河原に祀《まつ》られる小さな祠《ほこら》。
数百年前にかつて実在したと言われる最後の鬼は「鬼姫様」と親しまれ観光客にも人気スポットだったが、その祠は台風の濁流に飲まれそうになる。
祠を守ろうと一緒に流さ
れた地元消防団の男たちを現世に蘇り救った鬼姫は、気が付いたらなぜか異世界に泳ぎ着いていた!
「それにしても腹が減ったの! なんぞ食えそうなもんはないんかの!」
これは古都を騒がせた妖怪退治をしてきた巫女の鬼姫が異世界に蘇り、魔物を討伐しながら、なぜ自分は異世界に来たのか、日本に帰る方法はあるのか、かすかな記憶をたどりながら自分探しをする旅の物語。
※最終回まで毎日投稿!
※カクヨムでも連載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 17:00:00
278734文字
会話率:53%