いろんな優しさがあるけれど、それに気づくと同時に寂しさが湧くのは何故だろう?
優しくされても、されなくても寂しいと感じるのは何故だろう?
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最終更新:2024-12-05 05:47:21
313文字
会話率:0%
ある日、“迷子が多い森”で暮らす少女レイの元に兄ギルが帰ってきた久々の再会を喜ぶレイとは反対に、ギルは顔色も悪く挙動不審。その理由とは───。
「今はその…えっと、王都で、騎士団長、とか、やってたり、します…」
まさかの騎士団長になった
からだった!?
あまりの告白に絶句するレイは、一緒に暮らそうと誘ってくるギルに憤りつつも頷いてしまう。
けれど、その裏には何かが隠されているようで…?
─ずばり、ストレスです!─
─今なんの薬飲んでるの?─
─記憶の覗き見とか禁術なのに年に何回も使ってるみたいなんだよ─
─それだけ優秀な間者が紛れ込んでるって事だ。この国は一体何を隠してるんだろうな─
─たぶん、お兄ちゃんも利用されてる─
「っ、おれ、おれさぁ…もぉやだ…」
家族をここまで追い詰めた相手に湧くのは怒りだけ。
「誰が何を隠してようが関係ない」
──大切な人達が傷つけられた、重要な事実はそれだけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 16:00:00
16272文字
会話率:49%
私はーー私が何者かとは、問いに意味がない。手記にしたためる一文にのみ、私がいるにすぎぬのであるから。
銀弾が戦場を飛び交い、死神が振るう鎌に刈られることなきよう頭を低く、泥をすすり這うのが戦場という環境であり、そこには蝿も蛆も湧くのは必然
であり、そして私達は虫柱の苗床となるか否かを決める歯車ではなく、然るに、やはり私は私でしかないであろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-13 23:31:24
1687文字
会話率:0%
――それからしばらくして、人々には吉報が届きました。長く人々を恐怖に陥れていた森の王が、死んだというのです。恐怖からの解放に、人々が歓喜に湧くのは道理でした。
森の王は、確かに死にました。けれど、人々は知りません。何故、森の王が死んだ
のか。どうして森の王が、死の選択をしたのか。
それを知るべき唯一の人は、もう、どこにもいないのですから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-17 22:11:09
7808文字
会話率:27%
『——少女には嫌いなものがある』 1月2日深夜、少女の部屋のベランダに一人の侵入者が現れた。その人物は、だいぶ日にちの遅れた格好をしていて……?
「なんで不審者がサンタの格好をしてて、しかも偉そうなのっ!?」「うるさい黙れチビ」
これ
は、とある少女のもとに訪れた、ガールミーツボーイな物語。
※以前所属していたサークルの同人誌にて載せた小説を加筆・修筆したものです。内容はちょっぴり不思議なコメディー。続編「サンタくんのうわさ」でラブっぽいのが混じります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-08 00:00:00
17529文字
会話率:34%