瑞穂国を治める国司の娘である雪代氷織。彼女が生まれた年は雪が長く降り続け、「氷雪姫」と陰で囁かれている。
側室の娘であることを理由に、氷織は城の離れに閉じ込められ、孤独に生きてきた。
十七歳になったある日、義妹の華怜の手によって城から追放さ
れてしまう。
命の灯火が消えそうなそのとき、人間と天狗の血が流れる蒼玄に助けられる。
蒼玄は湯守人として温泉の素材を捜し、様々な病や怪我を治してきた。しかし長年の苦難を強いられ、凍りついた氷織の心は、蒼玄の温泉でも治せなかった。
「俺はお前さんの心を見たとき、ぞっとしたよ。
お前さんの周りの人間は、世界は、どれほどの苦しみを与えてきたのかと。想像するだけで泣きそうになった」
蒼玄の提案により、氷織の凍った心を溶かすための旅に出る。
氷織の見張り役だった岳も加わり、三人で温泉の素材を捜す日々。
郷の人々との関わりや、蒼玄の優しさに触れ、氷織の凍った心はだんだんと溶けていく。
愛を知らずに育った少女が真の愛を見出し、新たな未来を切り開いていく物語。
半天狗のあやかし × 虐げられた姫
和風ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 18:30:00
80001文字
会話率:39%
下校時に商店街を歩いていた所、サンプリングスタッフから温泉の素を貰った女子中学生。
ところが彼女が貰った温泉の素には、危険な秘密が隠されていたのだ。
(※ 本作品は、第5回「小説家になろうラジオ大賞」の参加作品で御座います。)
最終更新:2023-12-17 06:24:25
1000文字
会話率:29%
異世界に転生し、目覚めた俺。
とはいえそんなに都合よくはいかず、魔法も使えない、身体能力に変化もない。物語でよくあるような秘められた力的なものさえ存在しない。
そんな俺に唯一与えられたのが、「温泉の素」という能力だった。
この力を、どう使
う?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 18:24:51
939文字
会話率:0%
超馬鹿高校女番長の幼馴染は金持ちエリート学校の生徒会長だった!エリートイケメン×ヤンキー馬鹿のラブコメです。たまに喧嘩のシーンがあるので残酷描写をオンにしてますが、ぬるいです。ギャグが多い。設定もそうですが白薔薇以外の人間がだいぶ馬鹿なので
かなりイライラするかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-08 13:44:24
25886文字
会話率:54%
週に一度、温泉の素を入れた風呂に入ることを楽しみにしている弩ブラック会社勤務4年目の主人公は、ついつい風呂に入りながら居眠りをしてしまった。次に気づいたときには見知らぬ部屋にいた。最近よくある異世界転生もののように神様と対面し各種チートス
キルをもらったり、気づいたときには周りを魔術師風のおっさんやら巫女に囲まれて魔王を倒してくれと言われるでもなく、助けてもらった村に恩返ししつつ、ほのぼのスローライフを送って行こうと決め、自分が入るための温泉を作ったら次々に色々な騒動に巻き込まれつつ、なぜだか気づいたら一大リゾート地のオーナーとなって、結局温泉に入るゆとりがなくなっていった。そんなほのぼのとした?異世界温泉郷開発記。
※基本的に過度なチートスキルやスキルのインフレは避けたいと考えていますが、困ったときは御都合主義万歳!で行くかも!?
※初めて書きますので、生暖かく見守りながらアドバイス等あればどしどしお送りください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-12 18:00:00
69079文字
会話率:33%