「コンビニのはずだった。でも、そこにあったのは——ゲームセンターだった。」
レトロゲーム好きの俺と、美優。
偶然見つけたのは、まるで時間が止まったようなゲーセン。
懐かしいブラウン管の光、かすかに残るタバコのにおい。
まるで時代に取り残
されたような、完璧すぎる空間。
ゲームに夢中になる俺たち。
けれど——何かが、おかしい。
「俺、こんなにうまかったか?」
「私、やったこと……あったっけ?」
違和感を覚えながらも、確かにそこにいたはずだった。
……でも、気づいたときには、すべてが消えていた。
「ねえ、本当に、あったんだよね……?」
記憶に残るのは、ブラウン管の光と、あの夜の違和感だけ。
——俺たちは、どこにいたんだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-06 19:33:12
7306文字
会話率:39%
深夜0時、いつものファミレス、消えた店員、鳴りやまないタイマー、溶けたアイスと焦げたピザ。俺と大楠が立ち向かった、あの夜の事件。
最終更新:2020-06-10 22:19:15
10538文字
会話率:43%