海に潜る。
金属資源を回収する。
海洋都市にもっていく。
簡単に言えば、俺の仕事はそんなところだ。
北極の氷塊消滅や南極大陸の氷解を経て、地球は約9割5分が海へと没した。
人々はこぞって大地を求めたが、得られた者はごく一部の、金
か権力を持っているものだけだった。
その代わりとでも言うかのように海洋に巨大な船を浮かべ、海洋都市国家にしたのが確か93年だか94年だか前だった。
俺はそんな海洋都市で暮らす一般庶民だ。
仕事はど底辺。
海洋都市の底にへばり付いた貝を取るのよりはなんぼかマシだとは思うが、深海艇に乗って金属抱えて戻ってくる。
座礁すれば酸素がなくなって死ぬしかないというキツい環境下での作業はストレスがたまるし、歩合だからソナーの宛が外れれば給与は出ない。
時たま金やら銀、レアメタルなんかを引き当てて小金持ちになる同業がいるくらいで基本的には一山いくらで取引される金属と同じく、いくらでも補充の効く使い捨ての仕事であった。
未来は明るくない。
そんな、クソみたいな俺が送るクソみたいな日々の話だ。
※不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-07 10:41:50
16995文字
会話率:37%
海洋都市国家セイレーン。
セイレーンの名門に生を受けた子は幼き頃にすべてを失った。
青年と呼ばれるまでの年になった子は、自らの手で船を持ち再び海洋に出る。
この作品は「PIXIV(https://www.pixiv.net/novel/s
how.php?id=10822539)」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-02 20:49:53
12593文字
会話率:53%
異世界の海洋都市国家にトリップした、18歳の女子高生が主人公のファンタジー。
お題小説(本文は拙ブログにも投稿しています)。
最終更新:2015-01-31 18:00:00
4064文字
会話率:50%
16世紀イタリアの海洋都市国家ヴェネツィア共和国。両替商の娘チェチーリアは、婚約者エンリコ・ロレダンに婚約破棄をされてしまう。祖父から自身の婚約破棄の理由と、自分の出生の秘密を知ることになる。そんな彼女の運命は如何に?
史実のヴェネツィア
史をモチーフにしていますが、この話はフィクションです。しかし、彼女のような人物は史実にも居たかも知れません。当時の世界情勢と風習が出て来ますが、出来るだけ分かり易く解説するようにします。
最後に、この作品は作者が自分の技術を磨くために作った練習作品です。未熟な技量なので、読みづらい点も多々有るかと思いますが、最後までお付き合いいただけたら幸い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-14 19:33:37
13363文字
会話率:46%