六花の楽園、アナザーヘブン。
終末の世界から隔離された六つの街はそう呼ばれていた。
その各々の街を統治しているのは魔女。
赤、青、緑、紫、金、白。
それらの色を冠した六人の魔女が街を治め、楽園の支配者として君臨していた。
その中の一人、
レイナは赤の色を冠する魔女だった。
彼女は遥か昔に永遠の時間を彷徨う少年と出逢う。
少年は神に等しい存在から途方もない願いを託され、現世に縛り付けられていた。
レイナはそんな彼を不憫に思い、擬似的な死を与える魔法を生み出すことで、彼のその疲れ果てた心を救うことに成功する。
しかし、その代償として彼女は不老の身体となってしまう。
そこから気の遠くなる時間が流れた今、少年は一人の少女と出逢い、託された願いを叶えて永遠から解放される。それは止まっていたレイナの時間が再び動き始めた瞬間でもあった。
レイナは自分の中で何かが崩れ落ちていくのを感じ、終わりが迫っていることを認識する。そんな彼女は、残された時間で終活を始めるのだった。
この作品はシリーズものとなっております。『六花の魔女~蒼穹の魔女はかたつむり少年に首ったけ~』を読んで頂けると、より一層楽しめると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 09:41:23
194350文字
会話率:34%
魔女のことばに気を付けて望みを叶えなさい。
姉と父はいいました。
美しい雄の人魚であるシルヴィは、ある日助けた人間の王子に恋をしてしまいます。
種族違いの恋に思い悩むシルヴィに、見かねた姉と父が北の洞窟に住む海の魔女のことを教えます。魔女
に相談をして人間の王子の元へ向かいなさいと。しかし魔女は狡猾で残忍です。魔女のことばに気を付けて望みを叶えなさい、そういってシルヴィを送り出しますが、魔女の企みはその時からもうすでに始まっていたのです。
残酷な残酷な人魚姫のお話。
※残酷童話BLアンソロ用に書いたお話を少しだけ改変
※内容がアレでかつバッドエンドなのでR15
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 08:25:53
5842文字
会話率:23%
火花は天真爛漫な魔女の女の子。
幼なじみでしっかり者のノアや、臆病だけど心優しい親友のドロシー、高飛車なダリアンたちと魔法学校で立派な魔女を目指していた。
あるとき、授業の一環で魔女にとって魔法を使うための大切な燃料『星の原石』を探し
に行くことに。
火花とドロシーが選んだのは、海の中にある星の原石。
早速マーメイドになって海の中を探検しながら星の原石を探していると、火花は不思議な声を聴く。
美しくも悲しい歌声に、火花は吸い寄せられるように沈没船へ向かう。
かくして声の主は、海の王国アトランティカのマーメイドプリンセス・シュナであった。
しかし、シュナの声をドロシーは聴くことができず、火花だけにしか届かないことが発覚。
わけを聞くと、シュナは幼い頃、海の魔女・グラアナに声を奪われてしまったのだという。
それを聞いた火花は、グラアナからシュナの声を取り戻そうとする。
海の中を探して、ようやくグラアナと対峙する火花。
しかし話を聞くと、グラアナにも悲しい過去があって……。
果たして、火花はシュナの声を取り戻すことができるのか!?
家族、学校、友達、恋!
どんな問題も、みんなで力を合わせて乗り越えてみせます!
魔女っ子火花の奇想天外な冒険譚、ここに誕生!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 12:10:00
98082文字
会話率:49%
魔法が科学のように発達した現代。魔法学校高等部2年生の雛田比奈は、海辺で古びた祠を見つける。祠から聞こえる声に導かれるまま呪文を唱えると、現れたのはなんと500年前に悪行の限りを尽くしたと言われている『海の魔女』だった。
とんでもないことを
してしまったと焦る比奈に、『海の魔女』は自分に悪意が無いことと、「人の子の推しぴになりたい」ということを告げる。孤独だったであろう彼女に同情した比奈は、『海の魔女』に協力することを決意するが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 15:00:00
13687文字
会話率:33%
「いつかあなたを迎えに来ます、その時はぼくの……ぼくと婚約してくれますか!」
気まぐれで助けた少年が別れ際に樹海の魔女である私に向けてそう言った。
「いいわよ、ニールが私の家に今度は無事にたどり着けたらね」
私は特に深く考えることもな
く軽い気持ちで、少年とその口約束を交わした。
それから十年後――大人へと成長したニールは、冗談だと思っていたあの約束を叶えるために私のもとに訪れた。
「僕の婚約者アリシャ。あなたを迎えに来ました。さあ行きましょう!」
「えっ、あれって冗談じゃなかったの……私、魔女なんですけど?」
恋愛に疎い魔女アリシャと恋愛一直線な王太子ニール。
これは激重一方通行な恋愛からはじまる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-28 18:24:50
47340文字
会話率:26%
17歳で亡くなって、転生したら人魚姫でした。
そう、あの有名なアンデルセンの「人魚姫」です。
でも私は海の泡になんてなりたくない!
だから王子様を見つけても助けないし、海の魔女のところにも行きません!
ずっと海底で、家族と楽しく暮らすの!
どうせ王子様は別の女性と結婚するのだし、放っておいても、みんながみんなハッピーエンドで済むはず!
でも、事はそう簡単に運ばなくて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 13:25:11
19530文字
会話率:29%
明倫15年、人類は唯一制海権を握る太平洋で、謎の敵性勢力─メビウスと戦っていた。太平洋に要塞を作り、島嶼のみを領土として─。
政府内のアジア、ヨーロッパ系人種の対立、メビウスとの戦力差、ジリジリと迫りくる敗北を前に、人類は何をするのか
?
太平洋統合政府艦隊の戦艦「桜蘭」の艦長浅野愁は、太平洋を駆け巡る。人類の勝利を信じ、そして贖罪するために。
完結済み、ノベプラより転載中。
エンドの解釈はご自由に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 12:00:00
207869文字
会話率:41%
なんでも仕舞い込む癖のある黒の魔女は、瀕死の姫君を拾う。三百年後、魔女は夜会で光の王子と呼ばれる貴族の令息に出会った…
最終更新:2021-08-03 11:06:17
6515文字
会話率:32%
深海の魔女と呼ばれる彼女はとある国のとある森に住んでいる。とても強い魔力があって、息をするように呪うのだ。やがて民は謡う。「深海の魔女は呪うのがお好き」と。
最終更新:2021-04-05 17:31:25
1167文字
会話率:100%
――北の海には「魔女」が出る。
第二次世界大戦が異なる経過をたどり、冷戦が21世紀まで続いた世界。
これは凍てつく北の海を飛ぶ「魔女」と呼ばれたパイロットの物語。
最終更新:2020-12-22 20:34:12
122052文字
会話率:47%
人魚姫の海の魔女は、彼女から声を奪った。
今思えば、声があればあの物語は変わっていたかもしれない。
声があれば――と言うより、自由に世界を飛び回る事が出来る方の心が、相手に向いていればよかった。
だって、人魚姫は激痛が走る足を手に入れたと
ころで、王子の傍以外に行く当てはない。恋心があろうがなかろうが、彼の傍以外には行けない。
でも王子は違う。陸の人間は陸なら自由だ。
だからもし、次があるとするならば。二人を引き裂かない魔法をかけてあげよう。そうしたらきっと、幸せな人魚姫だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 22:00:00
5042文字
会話率:19%
ーー高校最後の夏。
朝倉まさきのところへ、突如海からやって来たという人魚、セリアが訪れる。
聞けば、三年前に溺れていたところを助けてくれた人間に恋をしたため、海の魔女に人間にしてもらい恋を叶えに来たと言う。
セリアは、海から近いアパート
に住んでいるということ、そして恋をした人間と同じ高校に通っているということだけで、まさきを自身の下僕にし協力を仰ぐのだった。
これは、お騒がせワガママ人魚と無気力高校生のラブ?コメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-08 21:58:49
30045文字
会話率:51%
これは、世界的に有名な「西遊記」のお話をモチーフにしたお話です。
海の底の国で、唯一人間の足を持つ娘が、自分の父親の命令で、陸に上がり、
東にあるという、天界を目指す旅のお話。
・・・のはずが、海の魔女のお節介で、(河童に似た少年)の姿にな
った主人公が、行く先々で、
可愛がられ、それ故、妖怪達に(三蔵法師)と勘違いされ拐かされ、本物達に助けられ、
守られながら、何故か西にあるという、天竺に行くことになるまでのお話です。
(注)お話だけが先に浮かんだので、題名が決まっていません。後日、いいのがあれば変更します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-24 07:00:00
218752文字
会話率:44%
深い深い海の底、太陽の光が届かないその場所で、人魚のお姫様が海の生き物に囲まれて暮らしていました。
ある日、深海の魔女が人魚姫のためにあるものを土産に持って帰りました。それは、嵐で沈没した船に乗っていた王子でした。魔女は王子に深海で暮ら
せる命を与えると、自分の下で暮らしている人魚姫の話相手をさせます。地上と人間のことにとても興味を持っている人魚姫は、王子が語り聞かせてくれる話に胸を踊らせるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-18 09:03:32
22287文字
会話率:42%
双子の妹の策略で悪役に仕立て上げられ国を追放された人魚姫エーデリス。裏切られ続けた彼女は「そんなに言うのなら悪役になってやる!」と海の魔女に弟子入りし立派な悪になることを誓う。共に人間の国を手に入れるべく立ち上がるが陸で幼い頃に出会った人間
ディルクと再会。二度と関わりたくないはずが彼は王子で――恋のお相手は王子様。恋愛傾向は幼い頃の両片思いを引きずりお互いを大切に思っているけど誤解ですれ違い拗れぎみ。基本的に逃げ腰の人魚姫を王子様が積極的に押していくスタイル。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-10 13:22:03
36435文字
会話率:52%
魔女にさらわれた妹を兄がさがしに旅に出るお話。
旅に出た少年は様々な苦難に出会い、出会った人に力を借りて乗り越えていく。彼の旅の先にあるものは、果たして……?
童話のつもりで短く書くつもりだったが全然短くならない。挙げ句の果てに途中からた
だの小説に変貌した。
いつか童話部分も小説体にすげ替えるつもり。
※ブログでも掲載してますよー。それだけ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-22 17:07:41
82830文字
会話率:56%
人魚姫が泡となって消えた後。姫の四番目の姉は、人間の王子とその妻に復習することを心に決めた。海の魔女の力で人の姿になった彼女は、宮殿にもぐり込み殺しのチャンスをうかがう。
最終更新:2016-06-28 21:37:27
4098文字
会話率:29%
二年前、海の事故で両親と祖父母を亡くしてから、二人暮らしになった僕(高二)と妹(小二)。そんな僕らのウチに、今年の夏休み、お客さん達がやってきた。
一人目はアリアラという名前の、僕と同い年くらい女の子。喉の障害のために声が出せないものの
、長い黒髪と青い瞳、色白の肌の美人で、清楚で礼儀正しい子だった。父の知り合いだと名乗った彼女は数日間ウチに滞在したが、ある日突然、置手紙だけ残して僕達の前から消えてしまう。
そんなアリアラと入れ替わるようにやって来たのが、ユリネラだった。短い銀色の髪と青い瞳、少し日に焼けた肌の元気な女の子だ。だが、砂浜で倒れていたユリネラの下半身の形状は魚のそれだった。「あたしは人魚で、アリアラの妹だ」というユリネラは、実はアリアラも人魚だったのだと主張する。
ユリネラによると、アリアラは僕のことが好きになり、人間になる薬を飲んで地上までやってきたのだが、僕があまりにも鈍感すぎたせいで好意を伝えることができず、傷心のまま海へ戻り一人で失恋旅行に出てしまったのだという。
「アンタがどうやってあたしの姉さんをタラシ込んだか知るために、しばらくアンタの家に厄介になるぜ!」
そう宣言したユリネラはその日からウチに滞在することになる。
だが、実はこの姉妹には秘密があった。その鍵を握る海の魔女までが僕のウチにやってきて……?
これはラブコメになり損ねた彼女達と僕の物語。
※完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-06 10:24:37
110606文字
会話率:56%
-昔、あるところに『咎魔女』と呼ばれる魔女がいました―
人魚姫の末裔の人魚は『裏切りの人魚姫』の末裔として迫害されていた。一族の最後の生き残りとなった人魚は『海の魔女』に人間にしてもらい、人間界へと飛び出す。そこで待っていたのは、孤島での
無愛想な男との生活で…
只今、『眠れる森の美女』を連載しております。
※童話をベースにした物語の中で、男の娘?な魔女っ子がひっそりと裏方してます。
あくまで裏方なので、出番は少ないです。メインは各話の登場人物たちです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-30 08:01:16
75708文字
会話率:42%
海の魔女の一族であるルールリーゼ。そんな彼女の元へよく訪れる、変わり者の人魚姫のマリアンヌ。
一人の魔女が見つめる、人魚の恋の物語。
最終更新:2014-07-27 12:06:19
17455文字
会話率:38%