王国の若き王子が、舞踏会の夜に刺殺された。
発見されたのは、血まみれの王子と、その傍らに立つ一人の令嬢――手には血塗れのフォークを握りしめた、クラリス・エヴァンス公爵令嬢。
「ふむっ……これはどこからどう見ても、わたくしが犯人ですわね」
「どこからどう見なくても犯人なんだが?」
そう、どう見ても彼女が犯人である。実際、彼女が刺した。王子は死んだ。息もない。
なのに彼女はこう言い放った。
「でもわたくしはここから逆転してみせますわ!」
……果たして、自ら殺しておきながら逆転裁判を試みる公爵令嬢に、明日はあるのか。
衝撃の真実と笑撃の詭弁が入り乱れる、法廷逆転(?)ミステリ・コメディ、開廷!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 13:36:33
11887文字
会話率:51%
魔法律トラブルを扱う弁護士、東雲アリス。
引き受けた魔法裁判は"全戦全勝"という凄腕弁護士の彼女は、大手魔法企業にその手腕を買われ、超高額な弁護料で超リッチな日々を過ごしていた。
そんなある日、彼女の噂を耳にし
た魔術師の少年、晴峯ククルが東雲アリス魔法律事務所を訪れる。
「親友の無実を証明するために、あなたの力が必要なんです。どうか力を貸してください!!!」
「裁判に勝てる見込みは少ない。90%負けると思いなさい。だけど、勝ったら3000万頂くわ」
「さ、3000万!?」
「あなたに払える?」
「む、無理です!!一生かかってもどんなことをしても払えません!きっと払えません!」
「それは聞きたくなかったわ…」
アリスとククルの魔法&法廷コメディいざ開幕!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-07 01:02:39
322文字
会話率:60%