気付いたら、異世界の公爵家の次男坊として、この世に生を受けていた。
いわゆる前世の記憶がある、異世界転生というヤツである。
名前こそ思い出せないが、前世ではオタクとして全力を尽くしていたが、不摂生が祟って、割と早めにポックリ死んでしまった。
まあ、心残りが無かったと言えば嘘になるが、生きたいように生きた結果だし、後悔はしていない。
生まれたのは、異世界にあるとある王国の公爵家。
権力と血統に溺れたクズな兄弟たちと両親以外は、文武両道の才能ある身体に生まれて、切り札たる覚醒能力にも恵まれた。
そんな俺が自分の生きたいように、やりたいように生きて行くお話。
オタクが異世界転生したら色々とやりたいに、決まってるよなあ?
とはいえ、迂闊な事をして死ぬのは御免被るので、着実かつ慎重に。
やりたいようにやって、天寿を全うしてやるぜ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 12:37:42
307477文字
会話率:30%
僕の名前はアルト。
前世でも恋人いない歴=年齢のまま生涯を終え、今世でもそれは継続中。
王立クラウディア魔剣士学園、入学初日。僕はここで、絶世の美少女たちと出会った。七剣姫と呼ばれ、この世界に七つある属性それぞれ最強の魔剣士。
僕も英雄
になってみたい。
もし、それが無理でも、せめて普通の青春を送りたい。
友人を作り、仲間と共に強くなり、そして――運命の恋人に出会う。
この学園で甘酸っぱい思い出を作りたい。
転生したこの世界でなら、きっとそれが叶うはずだと信じていた。
……だが、そんな甘い期待は入学したとたん粉々に砕け散った。
ここでは入学時にスキル判定で僕は「スキル無し(無能)」の烙印を押された。魔剣士学園において、これは致命的な欠点だった。
スキル判定会場では僕はまるでさらし者になった。
七剣姫はわざわざ僕のことを見に来た。
炎の王女(1年生):モモア・フレイム・アルトドルフ
「無能なんだ。信じられない。初めて見た!激レアね。ちょっと燃やしてみてもいい?」
雷の皇女(1年生):リア・ヴォルデンベルク
「……私だったら恥ずかしくてこんな所にいてられないですね。どんな神経をして学園生活を送るのでしょう。」
大地の公女(1年生):ユノア・グランツバッハ
「決して努力が報われないって不憫ね。同情するわ。まあ、素行の問題かもしれないけど。」
水の聖女(2年生):メルキア・アクアリス・アクイナス
「女神様に見放されているのね。前世の行いが悪かったのでしょう。」
光の神姫(2年生):レティシア・ルーメンシュタイン
「やっぱり無能っぽい顔してるわね。例えスキルを授かっていたとしても、きっと役に立たない程度のものだったでしょう。」
癒しの巫女(3年生):トア・フェルディナント
「まあいいじゃない。トイレ掃除要員で学園においておけば?」
闇の竜姫(3年生):ロザリア・ドラグライオス
「弱い者は戦場で最初に死ぬ役割がある。それだけでも価値はあるさ」
こんな屈辱の中で、学園生活を送らないといけないのか。
つら過ぎる。
でも、まさか……彼女たちがスキルを失い、僕に助けてもらうことになろうとは、この時誰も予想していなかったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 23:55:36
87682文字
会話率:34%
もし、魔法があるとするならば…
現実主義者がとことん突き詰めた面白くなく、楽しくないリアルな魔法を提唱する。
作者の一言
「神は居ないし、魔法もない。
宇宙人?いるに決まってるだろ。」
最終更新:2025-03-10 23:00:01
2259文字
会話率:4%
ある日友達とゲームをしていたら、友達が変なボタンを見つけて押してしまい、目が覚めるとそこにはクラスメイト全員の姿が。
どうやら俺たちはボタンを押したことで召喚者に認定されてしまい、女神様からスキルを授かり異世界を救うことに。
どうやら人種も
変えられるらしく、俺たちはばらばらの種族に。
4人で一つのパーティーを組んで、異世界へ。
さっさと世界救ってのんびり異世界ライフを送るぞー!
でも、いろんな種族がいるんだから意見が食い違ってもしょうがない。
みんなで楽しくなんて、無理に決まってるだろ。
いやいや。
変えて見せますとも、僕は英雄でも勇者でもないけれど、きっとできる!
できるったらできるっ!
みんな仲良く楽しもう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 08:10:35
112823文字
会話率:40%
〈あらすじ〉
S級冒険者に拾われた異世界転生者(わたし)は、芋やきのこが食べられない世界で、日本知識を駆使して料理無双!?目指せS級料理人──
痛い!何すんの?え?無双って言うほどじゃない?真面目にやれ?そもそもS級ってなんだ、って?いや
、ネット小説なんかではこっちの方が通りが良くて…ちょっと!暴力反対!?
分かった分かった。真面目にやるよ…。真面目、真面目に…
日本で自殺した私(わたし)は、剣と魔法の世界に転生した。今世はせめて親孝行しようと奮闘するも、魔法が使えない体質の私は役立たずとして見放される。政略結婚で他家に嫁ぐも失敗した私は、実家を勘当、国外脱出。
なんとか冒険者を始めるも、冤罪でギルドを追放され、|浮浪者《旅人》に。野草と木の実で飢(う)えをしのぎつつ、死に場所を探して西の──
え?今度は何?…話が重い?いや事実を羅列したらこうなるに決まってるじゃん…。だからあらすじ紹介くらいライトでポップな感じで初めたのに、遮(さえぎ)ったのはそっちじゃん…。
え~…、もうさっきのテンションなんか出て来ないよ…。
そんな感じで、自殺しても楽で明るい異世界には行けないって、教訓話。要するに、チラシ裏の無意味な落書き。つーか、私の人生なんか見ても仕方無いから、ブラウザバック推奨です。
それよりもっと他の作品読もうよ。
私はもう見れないんだし。
──これは、賽の河原で石を積みながら、邪魔をしてくる理不尽な鬼どもに立ち向かう、卑屈で前向きにネガティブな女の話──
多分そんな感じ。になるはず。恐らく。メイビー…。
…本当にどうなんのかな~…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 00:04:04
1013359文字
会話率:37%
平凡な一日を過ごしていた大学生が気が付くとゲーム世界に中学生として異世界転生した。だが、転生先はキラキラネームのメインキャラではなく森山信二とかいう平凡な名前のモブキャラ。
しかも、このゲームはモブに厳しいことが有名で、物語終盤になるとメイ
ンキャラ以外死亡することが決まってる。
死亡を回避しようと力を手に入れたい信二は原作知識を生かして、主人公よりも先んじて終盤に訪れるダンジョンに入り、高性能武器を手に入れようとする。
そこで、手に入れた武器はあまりにも一癖あるもので、信二は女装する羽目に。なぜ、こうなったと思いながらも、原作から離れつつあるこの世界で信二は生き残るために今日もまた女装するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 09:10:00
110531文字
会話率:61%
「地味キャラのボクが美少女になってる!」
高校入学を控えたボク、一色白(いっしきつくも)は不思議な夢を見て朝起きると白髪ロングの美少女にTSしていた。しかもゲームのようなステータス画面が現れ、表示された職業(クラス)はなんと『魔王』。たぶ
ん、原因は全世界に出現している『異界迷宮』にあるんじゃないかと結論付ける。謎を解くには『異界迷宮』を攻略するしかないけど、メンタル弱者のボクには無理に決まってる。そんなボクに……。
「私、『探宮者《たんきゅうしゃ》』になりたいの」
片想いしている同級生の幼馴染が学費を稼ぐため『探宮者』になろうとしていることを知り、ボクは彼女と共にS級迷宮を目指すことを決意する。二人とも同じ高校に入学を果たすが、地味キャラ属性のボクとしては目立たず高校生活を送りたいと願っていたのだけれど……。
第一部は攻略準備編として高校生活がメインとなる予定です。
カクヨムでも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 00:01:25
203802文字
会話率:44%
この世界には、人を襲う怪異が存在する
それを討つ剣士の家系に生まれた少女・ハルは、立派な剣士になるため日々鍛錬を積んでいた……のだが
「うわぁあああああああ!!!!!!」
ポンコツだった
「全然ダメ」
教えるのは、元・伝説の剣士で
鬼師匠のエルフ、ユエ
そんなユエと地獄の鍛錬をしていたある日、訓練場に本物の怪異が現れる
「ぐぁああっ!!!!」
「ユエ!!!???」
倒れるユエに、ハルは『覚醒』する
「ユエを……おいて逃げられないに決まってるじゃない!!!」
二人の運命はいかに
「……今まで、ありがとう」 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 21:00:00
7149文字
会話率:53%
ゲームの世界に転生したので《推しキャラ》に幸せになってもらおうと思います!
主人公の白石姫琉は、ゲームが大好きな平々凡々な女子高生。
学校からの帰宅途中、親友を庇って鉄板の下敷きになり死亡……
したハズが!!
気がつくとそこは見知らぬ
霧が深い森の中、そこは大好きなRPG《エレメンタルオブファンタジー》の世界だった!!
自分がこの世界に転生したのは、推しキャラである、【ラスボス・セレナイト様】を救う為だと勝手に思い込み、彼女を救う為、ゲームには存在しなかったチート級の精霊アルカナと共にいざ冒険の旅へ!
道中色々な人を巻き込んで、目指すは人間禁制の“エルフの国“
旅を進める事に明らかになる世界の謎。
バトルあり、脅しあり、推しへの愛ありまくり!!
「ラスボス救うと世界が滅びるかもしれないけど、推しの幸せのためなら仕方ないよね?」
※注意※
・最初、女の子の方が多いのに、いつの間にか周りが男性キャラばっかりです。
・主人公が推しの事しか見えてません。恋は盲目です。
・主人公女の子だけど、バリバリ戦います。魔法戦より拳が多いです。
・幽霊出ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 23:33:42
459922文字
会話率:39%
「あなた、婚約破棄するつもりでしょう!」
夜会にて子爵令嬢セシリアが、婚約者である伯爵令息テルミオに向かってこう言い放った。
彼女は“決めつけ令嬢”と呼ばれており、交際している相手に「あなたは私を愛していない」「どうせ婚約破棄するに決まっ
てる」と決めつけることを繰り返していた。
当然、こんな令嬢が結婚相手を見つけられるわけがない。
しかし、テルミオは冷静沈着に「君を愛している」「婚約破棄などしない」と返し続ける。
理不尽なことを言っているはずのセシリアの方が、次第に追い詰められていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 16:40:08
3247文字
会話率:72%
底辺ギャンブラーの久遠鉄野郎は、日々ギャンブルに熱中していた。
ある日、顔なじみのおっちゃんに誘われて裏の世界のギャンブル場に足を踏み入れることになる。
一攫千金を賭けての勝負を挑むことになる。
これまでに経験したことがないギャンブルにのめ
り込んでいく鉄野郎。
億の金が欲しいかって?
そりゃ、欲しいに決まってるじゃないか。
億の鉦を手にするために様々なギャンブルに身を投じていくことになる鉄野郎。
はたして本当に億の金を手に入れ入れることができるのか?
成り上がれるか成り下がることになってしまうのかのマネーアドベンチャーな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 09:39:35
171143文字
会話率:4%
過酷な傭兵稼業に身をおく、キモオタ傭兵は、目立たず・控えめに・身の程を弁えて、過酷な戦場を生き延びる。
イケメン主人公や美女・美少女には絶対に近寄りたくありません!
何故なら、モブな脇役が主人公に絡んだら不幸になるに決まってるお!
◇◇◇
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
読み切り作品の連載版です。
2話までは内容がほぼ一緒です。
更新は完全にランダムです。
御指摘をいただいたので再編集をいたしました。
基本的には、主人公属性の人に迷惑をかけられたり、主人公属性の人に絡まれたりします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 13:13:53
521643文字
会話率:28%
過酷な傭兵稼業に身をおく、キモオタ傭兵は、目立たず・控えめに・身の程を弁えて、過酷な戦場を生き延びる。
イケメン主人公や美女・美少女には絶対に近寄りたくありません!
何故なら、モブな脇役が主人公に絡んだら不幸になるに決まってるお!
最終更新:2020-11-29 20:22:29
4903文字
会話率:22%
冒険者パーティの馬鹿なリーダーに
しょうもない理由で追放を言い渡されたトマス。
馬鹿なことを言い出すリーダーは悲惨な末路を迎えるに決まってるし
実際は優秀なトマスは愛する人と共に成り上がるに決まっている物語。
最終更新:2025-02-15 21:04:00
2050文字
会話率:21%
突然の過労死。そして転生。
休む間もなく働き、あっけなく死んでしまった廉(れん)は、気が付くと神を名乗る男と出会う。
転生するなら?そんなの、のんびりした暮らしに決まってる。
そして転生した先では、廉の思い描いたスローライフが待っていた・・
・はずだったのに・・・
知らぬ間にチート能力を授けられ、知らぬ間に噂が広まりみなから溺愛されてしまって・・・!?
(※アルファポリス様にて先行で掲載中です!もしよければご覧ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 21:40:00
4978文字
会話率:49%
兄さんの書く小説が好きだった。脆く、繊細で、それ故に惹き込まれた。
だから私も創作部。に入部したのだ。
『何故、入部したの?』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
創作部。と今でして
きましたが、タイトルは決まってるので、こうしました。
プロットタイプです。
過去編利用して、プロットの書き方、設定の練り直しを行っていく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 18:24:59
852文字
会話率:53%
漸く長編とお許しが出たので、早速プロットを作成する事にした。
書きたいものは決まってる。私の過去の身の上話である。
『どんな話にするか決まってる?』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項
2
私が異世界を嫌がる理由。
そして何より正月病です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 18:11:39
946文字
会話率:37%
墓場の夢は何時も決まっている。
血染めの夕陽が墓場まで注いで、お化け屋敷みたいだった。皆が皆、愚痴を叫ぶだけ叫んで何もしなかった。
そんな夢を見た翌朝、墓場に行くことになった。
先祖供養の為に。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐
欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
大事な一文の加筆を忘れてました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 12:47:39
1031文字
会話率:7%
異世界転生した主人公クロノが謎職業《鍵》を駆使してスローライフを満喫することを目標に冒険する。
魔王討伐のために戦おうと勇者パーティーに誘われたり、神様から世界樹を何とかしてくれと依頼されたりしてスローライフが遠ざかっていく中で無事にスロー
ライフを満喫できるのか!?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺はクロノ。本名は黒野 慎太 日本人だった
16歳だがその割に身長は165cmと低め。
元サラリーマン
なぜ元なのかって?
のんびりスローライフをしたいからに決まってる!
中3の時にキャンプを初めてしたのをきっかけにキャンプに興味を持ち、田舎でのスローライフをするために知識を蓄え、体を鍛えていた。
だが高校3年の夏、父が体調を崩し倒れてしまい、さらに難病だったということで手術には大金が必要だった。
父は「自分の好きなことをしなさい」と言っていたがうちは父子家庭だったから普段から父に負担をかけていた。だがら俺はスローライフを諦め都会に近めのところに1人暮らしすることにした。
そして勉強して就職し金を貯めて手術費用を払い事ができた。だがそれまでに無理をしすぎたのと金を払えたという安心感によって眠気が凄かった。
ぼーっとしながら家に帰る途中、赤信号にもかかわらず突っ込んでくるトラックがいた。その進路には子供がいた。咄嗟に飛び出し子供を突き飛ばした。そして気づいたら俺は吹っ飛んでいた。
そしてなんやかんやあって異世界でのスローライフ満喫を目指して歩み続けることを改めて決意したのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 19:37:38
30206文字
会話率:56%
あるところに、おなかをすかせた一匹の狐がいました。食べ物を探して歩いていると、ブドウ畑を見つけ、狐は大喜びで近づいていきました。
ところが、ブドウは高い木の上にあり、いくら背伸びをしても、跳び上がっても、あと少しのところで届きません。木
に登ろうとしましたが、ずるずると滑り落ちてしまいました。
――へっ、あんなブドウ、酸っぱいに決まってる。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-19 11:00:00
886文字
会話率:16%
「どうですか、お調子のほどは」
「いや、どうもなにも、変な感じですよ……決まってるでしょ」
――男が妊娠するなんて。
男が妊娠する。それを初めて耳にした時、イカれた世の中だと思った。
だが、おれもまた正気ではないのだろう。今、お
れの腹の中には赤ちゃんがいる。科学技術の進歩の賜物というやつだ。それと少子高齢化と未婚率の上昇が原因か。この世に生まれる男女の数には元々偏りがあるらしいが、それを抜きにしても結婚できない男が溢れ、またキャリアが大事だの自分が大事だのを理由に子供を産みたがらない女が今の世の中には五万といる。ならば男に産ませようとは思い切った考えというか、思い詰めた結果か。この分野の研究が進み、そして容認された。まあ、その辺の事情はおれの知ったことじゃねえ。自分に利益のある制度が存在するなら最大限活用させてもらうだけだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-05-29 11:00:00
6021文字
会話率:56%
ひょんなことから魔法のランプを手に入れた男。
そんなもの嘘に決まってる……などとは思いもしない。手に持てばわかる。なんとも不思議な気配を放っているのだ。
男はよくあるお話と同じようにランプを擦った。それで中にいるランプの精霊を呼び出し
、願いを叶えてもらおうと考えたのだ。
……が、ランプの先っぽから煙が出るもその量は一定。沸騰するヤカンにも劣る。それに加え、手を休めれば煙もまたランプの中へ引っ込む。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 11:00:00
723文字
会話率:55%
冬の童話参加作品です。
星ひとつない新月の夜。
セルカは一夜の奇跡を願った。
「ボクは、行きたい場所も、やりたいことも決まってるんだ」
それは不思議なお茶会と、旅立ちの話。
最終更新:2025-01-16 23:41:58
769文字
会話率:34%
『年増の変わり者令嬢』としての年貢を収め、王妃として嫁いで数年、肩書きばかりのお飾り後妻として孤独な日陰暮らしを送っていたヒルデガルトは、ある日怪我のショックで前世の記憶を思い出し、ここがお伽話の『白雪姫』に似た世界であることに気付く。
既に立派なレディーとして成長している継子は可愛らしい容姿ながら、実際は意地悪で我儘放題だし、仕事はデキるが家庭を顧みない夫である国王とは数えるほどしか会話をしたことがないという放置っぷり。
クセの強い親子とはなるべく関わらないように息を潜めて暮らしていたけれど、お伽話の知識から、鏡に話しかけてみることに。
「鏡よ鏡、この世で一番美しいのはだぁれ? ……なーんてね」
「それは――このアタシに決まってるじゃなァい!!! おバカなこと聞いてんじゃないわよ!」
「ふぇっ!?」
鏡の向こうから返事をしたのは、絶世の美男子(オネェ)で……!?
繰り広げられるダメ出しの嵐に振り回される白雪姫の継母と、そんなヒルデガルトを振り回す鏡の向こうのオネェの物語。
※R15は念の為折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 12:00:00
180649文字
会話率:24%
「じゃあ、結婚して?」
「…………………なんだと?」
決まっていたことのように口にした決意に、たっぷりの間を取って返ってきた答えは平凡だった。
だって、責任とってくれるんでしょう?
古今東西、キズモノにした相手への責任の取り方は決まって
るじゃない!
ーーー日本の片田舎に暮らしていた十八歳の少女は、ある日、見知らぬ場所で目を覚ます。
知らない言葉、知らない風習、でもなんだかとっても懐かしい。
全くの未知だと思っていたその国には、過去からの浅からぬ因縁があった。
日本へ帰る手段を探しながら因縁を解きほぐした時、少女は未来を取り戻す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 23:07:44
583419文字
会話率:32%