度重なる紛争や地味ぃに深刻な少子高齢化によって世界の人口が30億人まで減ってしまった近未来、人類は3つの系統に分かれていました。
ひとつは「世界のマジョリティ、俺たちこそ人類代表!」体内にナノマシンを常在させて永遠の健康と超長寿命を手に
入れた「ナノン」さん。
ひとつは「ケモノ娘ってどう思います? 超可愛くないですか?」様々な生物のDNAを取り込み、強靭な体と多様な免疫、ついでにファンタジーな見た目を手に入れた「リュカオン」さん。
そして最後は、「不変であることこそ至高です、お陰で今や激レア珍獣扱い!」頑固一徹、今も昔も変わらない「ヒューム」さん。
人類の変容は、なんと神様たちにまで影響を及ぼしました。変化に伴い多くの人間が信仰を捨ててしまったせいで、神様の力は弱まり、その数は減る一方です。
そんな神様と心をかよわせる青年・葉山風太は、神様を保護し、保存するために活動する民俗文化図書館と、神様の力を悪用しようと企む秘密組織・黄昏との争いに、知らず巻き込まれていきます。
グリモアや神様、テクノロジーが入り乱れる厨二病全開ローファンタジー群像劇、どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-09 07:00:00
101197文字
会話率:37%
ふと表情を曇らせた『霊獣』が、少女にだけ聞こえるように、こそっと耳打ち。
「あのさ公爵サマ。いい加減にそれ、魔法文字って言うのやめたら?」
少女が、すぐ目の前にある困惑気味の瞳をまっすぐ見返し、肩を揺らしていたずらっぽく笑う。
「いいじゃな
いですか、『ここ』っぽくて」
「ただの暗号、とかなんとか、そういうのでいいじゃねーか」
「『三世』の私はともかくーー馬鹿正直に神聖さを省くことでいらぬ嫌疑をかけられて困るのは、貴方たちのほうだと思いますけど」
***
異世界転移者の子孫たちと、異世界転移者たちが、異世界でこっそり自由に暮らす話。
短編連作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-10 18:00:00
8916文字
会話率:48%
大学の文科系サークルが会議室に集まって、ディスカッション的なものを開いていた。
テーマは戦争。
その会議の場で、議論は”非暴力不服従”に話しが及んだのだけど……
最終更新:2022-05-14 12:02:47
2032文字
会話率:34%
あるカップルが、結婚を反対されて困っていた。女性の方の家には”狐憑き”の噂があって、男性の家のお爺さんが”憑き物筋”ではないか?とそれに反対しているらしい。どうにかならないのか?と大学で民俗文化研究会に所属している鈴谷さんは相談を受けたのだ
けど……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-03 13:50:48
13566文字
会話率:37%
その昔、”人食いの風習”があったと噂されるある村。その真相を確かめようと、僕は民俗文化研究会に所属する鈴谷さんを誘ったのだけど……
最終更新:2014-09-13 15:57:16
10849文字
会話率:40%