「宮廷道化師オーギュスト、お前はクビだ」
長い間、マールイ王国に仕え、平和を維持するために尽力してきた道化師オーギュスト。
だが、彼はその活躍を妬んだ大臣ガルフスの陰謀によって職を解かれ、追放されてしまう。
困ったオーギュストは、
手っ取り早く金を手に入れて生活を安定させるべく、冒険者になろうとする。
長い道化師生活で身につけた、数々の技術系スキル、知識系スキル、そしてコネクション。
死神と呼ばれた凄腕の女戦士を相棒に、オーギュストはあっという間に、冒険者たちの中から頭角を現し、成り上がっていく。
一方、国の要であったオーギュストを失ったマールイ王国。
大臣一派は次々と問題を起こし、あるいは起こる事態に対応ができない。
その方法も、人脈も、全てオーギュストが担当していたのだ。
かくしてマールイ王国は傾き、転げ落ちていく。
(連載にするかどうかの、お試し短編です!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 19:08:14
7078文字
会話率:34%
――神々は人間と共に歩むことを宣言した―――
毎日を空っぽで生きていた高校1年の長峰宗一は初恋をする。周りからも人気があり、いつも華やかな彼女、霞浦実羅に。
キッパリ振られて、恋愛感情は消えたはずの宗一だったが、彼女の唐突に見せる&qu
ot;虚ろな目"に宗一は親近感を覚え、興味を持つようになる。彼女を追いかけたどり着いた先で知った真実は
―――――私は死神―――
また、死神"実羅"は禁忌とされた"余命神告"を誤って宗一に伝えてしまう。
"あなたの余命は1年よ"と。
一年後に死ぬことが確定され、動揺する宗一と焦る実羅。実羅は余命神告通りのおわり方をさせるためにそれまで隣で宗一を守り抜くことを誓った。
それが物語の始まりだった。
おわりが来ることを知り、残りの人生を懸命に生きようとするヒト"宗一"。幾度と命を見送ってきた死神"実羅"。
鎮魂歌を届けるその瞬間まで私は――――――――――――――
圧倒的にナニカが欠けた世界で、ヒトと死神が織り成す日常・青春&ハイファンタジー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-29 21:03:43
34530文字
会話率:33%