将来、イラストレーターになりたいと本気で頑張っている女子高生、佐々木美鈴は、友達である武田鈴にある噂を聞いた。
その内容は、嘘くさいと思う程に現実味がなく、美鈴は信じていなかった。
それでも、鈴に強く誘われ、放課後に噂が流れている森林公園
へと向かうこととなる。
森林公園の奥には、深い林が続いていた。
進むと、噂として流れていた古い小屋がポツンとある。
二人は、この小屋の中に噂の正体があると、驚きつつも期待していた。
噂の内容は、なんでも願いが叶うというもの。
仮に噂が本当だったとすれば、鈴はお金持ちにしてもらうだと美鈴に話していた。
だが、それは泡となって消えた。
小屋の中には、片目を前髪で隠している青年、筐鍵明人《きょうがいあきと》がいた。
噂の内容を話すと、困ったように微笑み「願いは叶えられない」と言われてしまう。
断られてしまい、二人は帰るしかなかった。
その出会いがきっかけで繰り広げられる、負の感情と正の感情の絡み合い。
口にしなければ伝わらない。勝手な思い込みで広がる憎しみ。
無意識に閉じ込めてしまっている感情、行き場のない感情を吐き出せる場所とは――……
「お前の匣は、頂いた」
感情がすべてあふれ出た時、その人の運命が大きく変わる。
※アルファポリス、カクヨムでも公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 19:00:08
98697文字
会話率:30%
希望のない人生を送るタカハシは気が付けば35歳になっていた。
心が枯れ果てたこの男は、嬉しいだとか愛しいだとか正の感情がほとんどない。
しかし、ある出会いをきっかけに彼の人生は変わってゆく。
音楽が彩る、小さな愛のお話。
最終更新:2022-09-05 16:39:26
37821文字
会話率:42%
2032年12月25日に日本で起こった光る雪降るクリスマス、『フォトン・クリスマス』によって、ニホンは大きな変化を果たすことになった。
光る雪の正体である『生粒子』が人々の体内に潜り込むことで二つの力を与えた。
一つが、負の感情と結びつく
ことによってもたらされる『アビスウィルス』。制御機能・理性を崩壊させ、『生ける屍(アビス)』となって人々を襲う。ウィルスの繁殖は一時的であり、時間が経つと治癒されるため拳銃等で殺すことは躊躇われる。対処方法に悩んでいる間にも、アビスは人々を襲い、日本の人口は10分の1まで減ることになった。
そんな強靭な存在である『アビス』に対抗できるのがもう一つの力。正の感情と生粒子が結合することで得られる特別な力『生力』を操る『シナー』と呼ばれる存在だった。
そして、時は『2086年』
一般の高校に通う加賀美 凌駕(かがみ りょうが)は柊 愛理(ひいらぎ)と一緒にこの世界の負物を取り除くコミュニティ『救世部』に所属していた。
負物を取り除くと大層なことを言っているが、掃除や人員補給といった困り事のお手伝いをしているコミュニティである。
ある日、救世活動を終え、部活勧誘のための案内板を作っていると、愛理が何かを察し、屋上へと走り出す。
凌駕は愛理の後を追うようにして、屋上に行くと男子生徒を襲っているアビスと出会すことになる。そこから、彼の人生は大きく変わり始めていった。
【更新情報】
一章完結(104話)まで毎日更新を予定
二章は現在鋭意製作中、掲載は未定
【他サイト掲載情報】
カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16816700428144817343
ノベルアップ+
https://novelup.plus/story/188049934折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 19:25:58
462839文字
会話率:29%
彼の地、ダスレシアに降りかかる厄災。大地を穿ち、空を切り裂き、海を荒さんとするその異形の名は、ズメイ・ゴルイニチ。人間の絶望、悲哀、自暴自棄、挫折、憤怒、怠惰、後悔、及び全て負の感情を、其の巨躯を動かす糧とする。およそ百年に一度の周期で空腹
を覚え、腹を満たすため世界に厄災を起こし、死にゆく人間から零れ落つ、負の感情が刻まれた魂を貪るのだ。その際誤って嚥下された正の感情の残滓は、汚穢として体外へ排出される。そして、何者か不幸な身の上の者の手に渡り、彼の者を助く。その汚穢の付喪として、汝は選ばれた。要するに、(タイトルへ続く→折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 22:51:00
31822文字
会話率:32%
負の感情を闇に、正の感情を光というように分け、ある男が絶(闇)へ落ちるまでを書いたSSです。高二の時に書いたものなので文脈や言葉がおかしいところもあるかもですが、目をつぶっていただけるとありがたいです。。
最終更新:2019-01-18 00:08:46
1917文字
会話率:22%
とある日、学校の屋上で晴《はる》は一人の女の子に出会う。
その彼女は、雨傘奏《あまがさかなで》。晴の持つ不思議なオカルト現象を聞きつけて、晴を探し当てた。
雨傘奏は、晴にお願いをする。雨を降らせてほしいと。
彼の持つ不思議な力は、雨
を降らせる事。正の感情が高ぶると雨が降る。それが、晴の持つ信じがたい不思議な力。
雨が好きという言葉だけで、晴の感情は高ぶり、雨に変わって行く。
それが晴と、不思議な感性を持つ雨傘奏の出会い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-22 07:00:00
24747文字
会話率:56%
『世界が滅ぶ』
果たしてそれは単に人の欲や利己的な思考によってもたらされるのかそれとも……
誰も思いつかなかった(であろう)逆転発想から世界の崩壊を考え、
崩壊した世界のその後を綴る
これは、近い将来ほんとに起こるかもしれない物語
最終更新:2017-08-17 06:39:36
19028文字
会話率:52%
悪魔。それは憎しみや悲しみなどといった負の感情から生まれ、人間を喰らう生き物である。そんな悪魔に対して、真逆の存在である天使もいる。天使は何かを守りたいなどの正の感情から生まれ、人間を守ろうとしているのだ。これは、そんな彼らの闘いの物語であ
る。
※現在、人気キャラ投票を行なっております。もしよろしければ、目次ページ下部より投票よろしくお願いします^^折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-07 00:46:20
226134文字
会話率:36%