2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる皆既月食が日本各地で観測された日。
その日、社会人一年目の僕、荒木遊真は、実家のマンションの屋上で物思いにふけっていた。
それもそのはず。かつて、僕を振った、でも、一生の親友を、お月
見に誘ってみたのだ。
「せっかくの夜だし、マンションの屋上で、思い出話でもしない?」って。
僕を振った一生の親友の名前は、矢崎久遠。亡くなった彼女のお母さんが、つけた大切な名前。
あの時は無理だったけど、今なら、あるいは。そんな思いを抱えつつ、
久遠と欠けていく月を見ながら、かつての僕らとこれからの僕らについて語りあうことに。
これは、家族愛が強すぎて、恋愛を諦めざるを得なかった久遠と。
そして、ずっと一緒に生きてきた僕の一夜の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 23:07:32
11978文字
会話率:35%
『満ちていく月 欠けていく月』の守屋幹夫の過去の景子との恋愛模様を綴ったチェインストーリーです。
守屋の過去の恋愛、職場が異動になった経緯など、本編で出てきた内容を少し掘り下げたお話です。本編及び続編をお読み頂いて、登場人物の少し昔の世界へ
タイムスリップしてみたい方は、是非どうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-10 00:00:00
98875文字
会話率:62%
『満ちていく月 欠けていく月』の続編です
夏子と慎二、雪子と守屋のその後の様子が描かれています
それぞれに背負ってきた荷物に翻弄される事なく、心の奥に押し込めた感情を越えることは出来るのでしょうか
最終更新:2018-12-27 00:00:00
43155文字
会話率:62%
性格のまるで違う幼馴染みの夏子と雪子。23歳になった今、お互いにそれぞれの人生を歩んでいる。ひょんな事から再会するが、お互いに周囲には内緒の職場内恋愛をしていた。夏子の不倫。雪子の歳の差の恋。性格の違う二人が築き上げていく恋の形も 悩みもま
るで違います。そんな二つのラブストーリーが交差するお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-14 00:00:00
265774文字
会話率:63%