世界樹の恩恵を受け繁栄したイグドラシル王国。
しかし、世界には人に害なす獣、害獣の脅威に晒されていた。
そんな害獣に対抗するべく生まれたのが世界樹の恩恵によって生み出された樹の巨人。
守護樹〝トーレント〟に乗って害獣と戦う者たちは樹士と呼ば
れていた。
そんなイグドラシル王国で家具職人を営むエリルス・アキレアという少女がいた。
彼女は父親から受け継いだ民間トーレント、〝シラカンバ〟で各地を巡りながら家具職人として生きて来た。
しかし、シラカンバに使われている技術は明らかに国の保有しているトーレントよりも性能が上で!?
その性能を第二王女から目をつけられたエルリスは、王族専用のトーレントの改造を依頼される。
「だから! 私は家具職人だって言ってるだろうがぁ!」
これは家具職人が本職だが、最高峰の性能のトーレントを自在に操り、最強の樹士と呼ばれるようになっていくエルリスの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-05 13:29:15
11213文字
会話率:54%
就活に失敗し、大学卒業後も何をするでもなくひきこもっていた相楽黒彦。そんな黒彦はある台風の日、死に場所を求めてやって来た山の中腹でまばゆい光に身体を包まれ、そのまま意識を失ってしまう。目を覚ますと、そこは見知らぬ土地だった。聖なる大樹を信
仰しているという見たことも聞いたこともない国……どうやら、異世界に飛ばされてしまったらしい。しかも十代半ばまで若返っている。そんな黒彦は、長きに渡って誰も読むことができなかった『禁呪』の記された呪文書を、なぜかいとも簡単に読み上げることができてしまう。さらにそのことが原因で、国が管理する『聖樹士』を育成する学園へと半ば強制的に入学させられてしまい……。学園でただ一人の『禁呪使い』となった相楽黒彦。彼の新たな人生は、こうして幕を開けた。※書籍版が現在1~9巻まで発売中です。Web版と書籍版は内容が一部異なります。※コミックヴァルキリー様にてコミカライズが連載中です(内容は書籍版準拠となっております)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-01 19:00:00
1520665文字
会話率:36%
医師の孫で幼少からの英才教育、某現代視覚の斑●似の外見以外は割と勝ち組な源勝(みなもと・しょう)。
医師経験を積むべしと祖父の知人がいるボランティア医師団に送られた先で自爆テロにあう。
生死の狭間で冴えないおっさんにあう。
「アンタ誰?」「
アンでもねえ。あたしゃ神様だよ。」
古典のボケかと思ったら異世界召喚で神なった神様が自分の後継者選びの一人として彼を選ぶ。
「今流行りのチートはもう自分で楽しんだ。次は君達の番。ようこそ。俺の作りし魔法とロボ、燃えと萌えの世界『樹界(きかい)』へ。」
これは後の世に真の王にして医療と農耕を広め『神農』と呼ばれる彼の英雄譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-14 13:13:04
5028文字
会話率:25%
樹上世界フォレスティア。
そこは地上が滅んだ後、人々が生きることが出来る最後の世界。
孤児院で暮らしている兄的立場にいるクヌギは、姉のカトレア、妹のルナリア、そして子供達と共に平和で穏やかに暮らしていた。
だが、フォレスティアは決し
て人々の——楽園ではなかった。
生命の芯たるものを失った<芯蟲>と呼ばれる天敵が、クヌギ達の住まう大樹
ユグドラシルに攻め入ることになった。
ユグドラシルを守る樹士であり友であるリーフ、フェンネルと共にクヌギは家族と世界を守るために樹士となることを決意し、<芯蟲>と戦う。
人と蟲、地上と樹上、楽園と戦場。
樹上に生きる者たちの——物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-20 11:00:00
104526文字
会話率:42%