植物の心を感じ取ることができる能力を持つ京千尋(かなどめちひろ)は、元許嫁によって仕事も家も奪われ、鉢植え売りをしていた。そんな彼女が再会したのは、大切な桜の木を再生し自分の心を救ってくれた恩人、大店の次男で樹医の高鷲章吾(たかすしょうご)
。
あの時の恩返しのつもりで、一番良い鉢植えを勧めたことがきっかけとなり、千尋は章吾やその家族らとも交流を持つことになる。
自らが持つ不思議な力で、彼らが直面した難題を解決していく千尋に次第に心惹かれていく章吾。やがて、弟大吾も交えた三角関係の様相をみせる。
その頃、千尋を追い出した元許嫁の店は、彼女を失ったことで隆盛に陰りが見え始めていた……
※ 時代背景は大正をイメージしていますが、あくまでも異世界の話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 07:37:35
109573文字
会話率:43%
小学五年生の少女ソラは、言葉を話す白猫パールとともに訪れた公園で、同じ年くらいの子どもの背中に『シンジュ』の欠片の糸を貼り付けた。シンジュの欠片と、ソラの手元に残ったシンジュは引き合い、糸と糸が繋がるとき、『道』が通じる。
『道』の先は
現実世界とは違う世界。そこでは自由に好きな服を着ることができるのが、ソラの楽しみで……。
黒いシンジュに導かれ、『道』を進むソラとパールは『道』の向こうへたどり着く。そこに現れたのは――?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 20:48:01
5496文字
会話率:17%
不思議なシンジュの木を祖母から預かっている小学5年生の少女ソラ。ソラはシンジュの実からシンジュのブレスレットを作り、言葉を話す白猫パールと訪れた公園で、とある子供にシンジュの欠片の糸を放った。
帰宅後、スケッチブックのデザイン画を紙に描
き写し、その紙を枕の下に入れていたが、その行為には意味があって――。
祖父の気づかいを受け止めながら、訪れた夜にソラが行った行動は――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-10 12:12:31
5982文字
会話率:3%
祖母から預かったふしぎな木の実が変化したシンジュの珠。小学五年生の少女ソラは、シンジュの珠をあしらったブレスレットを身につけ、ある目的を果たすため、言葉を話す白ネコ・パールと共に公園へ出かけた。
公園で、ソラのブレスレットのシンジュが、
真珠のような白色から黒色へ変化した。ソラは周囲を見渡し、ある子の背中に目掛け、削り取ったシンジュの粉を吹きかけた。
繋がった――。そう確信してパールと共に帰宅したソラ。
ソラは夜へ向けて、準備を始める――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 22:38:54
5373文字
会話率:26%
世界中に点在する巨大な樹木″柱樹″
その根本にある、人々が暮らす街″樹街″
そしてその柱樹を治す事を生業とする″樹医師″
これはその樹医師と、相棒である純白の子竜
旅路で出会った人々や仲間と共に、世界を回る旅の話。
そして訪れる最終戦争
〈ラグナロク〉へと至る道
ここに世界樹が滅びの運命に抗う物語を紡ぐ―。
※現在全ての話を見直し、読みやすいよう細かく話を区切り、または統合して改行を行っております。
※順次、扉絵も追加していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-11 20:48:34
406321文字
会話率:56%
東京郊外のとある森。狸の女の子コザクラは、溺れていたところを人間の男の子、賢治に助けられ、彼にすっかり懐いてしまった。しかし、野生動物を飼うわけにいかず怪我が治った後、コザクラは森に帰される。その翌日、コザクラは狸の長老から化け玉を授かっ
た。化け玉はそれを持つ狸に変身の力を与える秘宝だ。そして玉を飲むと神通力を発揮できるらしいが、一度飲んだら死んでしまうと言われている。一緒に化け玉を授かった幼なじみのボタンと共に、コザクラは玄武神社へ向かった。御神木が枯れた原因を調べるよう長老から言われたのだ。そこでコザクラは意外な人と会う。賢治だ。賢治の叔母の桜は樹医をやっており、神社の依頼で神木を看にきていたのだ。賢治はその手伝いである。人間の姿で賢治と再会したコザクラは淡い恋心を抱いてしまった。
これは小説ではなくアニメ用のシナリオです。
シナリオスクールのコンテストに応募して落ちた作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-15 13:05:40
22771文字
会話率:63%
免疫力向上の仕組みを研究した
最終更新:2016-06-16 23:21:01
439文字
会話率:0%
見上げるほどの長身で細い手足を持つ青年、木神遥樹には樹々の声が聞こえる。
遥樹が一人で営む「木神園芸店」に、一人の老人が遥樹の店を訪ね、家の樹の手入れを依頼する。
老人の家には、三番目の子供が生まれたときの記念に植えた古い楡の木があった。
その子供は幼い頃、使用人が盗みを働くところを見てしまったために殺され、楡の木の根元に埋められた。
使用人は、強盗に子供が連れ去られたと嘘をついた。
その樹は四十年近くも子供の魂を守りながら成長してきたが、力尽きようとしていた。それによって、子供の魂が怨霊と化していた。
三歳になる孫の死、老夫婦の体の衰弱は、それが原因だった。
遥樹は樹の声を聞き、治療を施した。そして…。
その事が切欠で、遥樹は更なる事件に巻き込まれていく。子供の誘拐、殺人…。
幼馴染の茜の助け、遥樹と同じ力を持っていた亡き祖父の助けを借りて、遥樹は事件を解決に導いていく。
その過程で、祖父の死の経緯が明らかになっていき、遥樹の精神が闇に沈もうとした。
そんな時、樹々が伝えてくれた茜の気持ちが、生きる理由を与えてくれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-17 00:00:00
121455文字
会話率:26%