病弱な喪女後藤リラは、乙女ゲーム「森の賢人」の世界に異世界転生し、伯爵令嬢リラ・ゴウトに華麗なる転身を遂げた。
しかしこの世はクソゲーである。恋愛シミュレーションゲームであるはずなのになぜかゴリラを愛しすぎた制作陣により世界の随所にゴリラが
配置されるばかりが、恋愛シナリオを発生させるたびに陽気な音楽とともにゴリラの群れが現れ強制バトルが勃発するのだ。ヒロインは攻略キャラクターを庇いつつゴリラを倒しながらハッピーエンドに向かわなければならない。
しかもゴリラに殺されたら強制ループ。
なぜゴリラ。
なぜ乙女ゲームとゴリラアクションゲームをちゃんぽんした?
ゴリラこそ至上というクソのような世界の中、リラは最上のお嬢様、マウンテンお嬢様として学園生活を送りつつ、ゴリラを千切っては投げができるキャラクターの攻略を目指す。
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馬鹿馬鹿しさ100%のラブコメ。脳内でボギー大佐を流しながら読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-24 07:00:00
7104文字
会話率:25%
異端の過激派の下で育てられ、凄腕のアサシンとなった青年テオドール。
その生き方に嫌気がさした彼はある日、所属する過激派そのものを滅ぼす。そして、裸一貫で森の小さな家に住み、そこで隠者の生活を送っていた。人々はいつしか、彼を森の賢人と呼ぶ
ようになった。
そんな彼の下に怪しい老人が現れる。なんと、その老人はこの帝国を支配する皇帝だった。
皇帝は若くして多くの痛みを知り、そのうえですべてを捨てた青年テオドールこそ、皇帝となるにふさわしいと言う。
そして、青年テオドールは皇帝の孫娘と結婚して、新しい皇帝となった。
彼が元皇帝から託された仕事は、ずばり衰えている帝国を観光立国として建て直すために、帝国各地を行幸して、観光資源を発掘すること。
――門前町イーセのお菓子レッドハピネス、
――スズッカで行われる戦車競走、
――商業都市マツルカ名産の牛肉、
ミーウェ帝国のいろんな観光資源を見つけた青年皇帝が、観光立国を目指す!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 09:46:07
39686文字
会話率:42%
とある動物園の人気者、ゴリラくんの様子が最近おかしい。
昼行性の動物なのに毎日お昼寝ばかり、楽しそうに歌う鼻歌も普段と違うもの。
一体どうしたのだろうか、と心配した飼育員さんたちが見たのは、予想外の光景だった!
最終更新:2015-10-09 07:00:00
3013文字
会話率:34%