その世界には、ある状況下や制限の下で発動する、不思議な力を持つ人間がいる。
説明不可能なその力を、人類はIRA(アイアールエー)――意図的な現実変更能力(Intentional Reality Alter)―と呼んだ。
17歳で高校二年生
の少女・三船心海(みふねここみ)も、そんなIRAを持つ一人だ。
彼女のIRAを発動させれば、驚異的な身体能力を得られる。
だがその力は、彼女自身にしてみれば、あんまり喜ばしいものでもなかった。
IRAを使うには、心海自身は似合わないと思っている、可愛い『ネコミミ」』をつけなければならない。
できればあんまり『ネコミミ』はつけたくない。
だけど一つ年下の弟・三船宗助(みふねそうすけ)のIRAは、謎の敵の襲来を予知することだ。
敵の目的はわからない。
だが、夜な夜な現れては、自分たちに襲いかかってくる。
そんなやつらを放っておけない。
そして宗助と同い年の後輩・古堀真知(ふるほりまち)もまたIRAの持ち主だった。
彼女の持つ力は、丸い棒付きキャンディを消費することで発動する、ひどく不器用な念動力。
日常生活ではどう転んでもロクなことに使えないその力を、罪悪感なく思う存分に使うため、真知はいつも喜んで戦いにおもむく。
そして心海にとっては不満なことに、弟の宗助はいつも自分たちの戦いを撮影しては動画サイトに投稿するし、真知はいつだってその撮影をエンジョイしている。
正体を隠して戦う心海と真知。
まるで変身ヒーローのようなその日々を喜ぶ真知が、自分たちに名付けたコンビ名は『ネコミミとロリポップ』。
イヤイヤ、しぶしぶ戦うネコミミ(三船心海)と、いつもノリノリのロリポップ(古堀真知)。
彼女たちは今日も、戦いにおもむく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 05:31:03
224345文字
会話率:16%
時は2020年――世界中はとある生物によって支配されてしまった。寄生虫(パラサイト)――彼らは人々を捕食し、時には子孫を残すため人間を触媒に卵を産み付けたりするのだ。そんな寄生虫たちを滅ぼすために作られた組織があった。その名も「禍殲異能特殊
隊(かせんいのうとくしゅたい)」だ。特殊隊に配属した者たちは、寄生虫を滅殺する命令を元に、寄生虫たちとの攻防を試みた。しかし、生きて帰って来るものは少数だけなのだ。特殊隊の中には、家族や恋人がいる者もいた。そんな危険な特殊隊に、僕、赤坂優は抜擢された。優は生まれつき、「剣」の異能を所持していた。優は普通の異能力者たちとは比べ物にならないほど、異能力を使いこなしていた。特殊隊には、優の幼馴染、霙美玖の姿もあった。彼女はいつも棒付きキャンディーを咥えている、赤髪がトレードマークの少女だ。それに、自称「最強」。美玖は優と共に最初の獲物、「矗矗」と闘う。「白き悪魔」と呼ばれ、特殊隊の隊員から恐れられた「矗矗」は、ある市街の中で暴動を繰り返していた。その市街を突き止めた優と美玖は、市外へと向かう。ふと、優は子供を連れた女性を発見した。しかし、その女性には魔の手が迫っている。急いで優は女性を救い、美玖は「白き悪魔」を瞬殺した――。
※なるべく毎日投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 16:15:23
11563文字
会話率:36%
明日は20歳の誕生日___
私は誕生日の前日、道路を横切るうさぎを助けようとしてトラックに轢かれて死んだ。目覚めた場所は見たことの無い場所!?知らない世界に転生した私はなぜか能力も容姿も桁外れな15歳の少女、セレスティアになっていた。ただ
の平民のはずがなんとなく退治した賊は国王陛下の仇である敵国の将軍でした。
「私が女王陛下ぁっっっ!?」
完璧なのにどこかズレてる女王の成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-11 00:00:00
1828文字
会話率:44%
ある日、友達から貰った棒付きキャンディーを舐めながら学校から帰る途中つまずいて喉に棒が刺さり死んでしまう。そんな死に方では満足できないと神様に訴えると意外にも対応してくれた!
そんなこんなで邪神に転生させられた円山の話
今回が初めてなので
上手く書けないところもあるかもしれませんがよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-18 17:38:28
30475文字
会話率:56%
高校の放課後。
少年たちのとある会話。
最終更新:2014-08-09 22:38:32
862文字
会話率:32%