深雪の城――運命の手、景虎奇譚
弘治二年二月
雪深いこの山城に赤子が生まれる
赤子は景虎に貰い受けられる。
最終更新:2025-07-22 18:31:33
2768文字
会話率:9%
葛西燐音(かさいりんね)のクラスメイトに学園で一番の人気を誇る【姫】がいる。
姫の名は片桐姫乃(かたぎりひめの)。妖精のように小柄で愛くるしい姿は学内の誰よりも注目を浴びている女子生徒だった。
燐音はそんな姫には目も暮れず、多忙な両親の代
わりに家事を行い、祖母な介護、著名な兄妹弟のフォローなど精神を病みかけるほど家族ために身を尽くしていた。
でも彼の両親は目立つ兄妹弟は褒めても影で動く燐音を忘れてしまうことが多かった。
不幸が重なり、家族に絶望した燐音は家出をすることになる。雨の中ベンチで項垂れる燐音に傘を差しだしたのはクラスメイトの姫乃であった。
家族に愛を捧げても何の意味もないと叫ぶ燐音に姫乃はこう言った。
「じゃあ……私と家族になりませんか」
姫乃は家族に愛されず、ずっと一人暮らしをしていて家族愛を渇望していたのだ。
利害の一致で一緒に住むことになった燐音と姫乃。
家族ごっこという縛りで同居をする中で芽生えた感情。
それは家族感情を超えていつしか甘々な生活へと変わってしまった。
そして燐音が家出したことにより、燐音の家族のバランスも崩れ少しずつ立ちゆかなくなっていく。
そんなざまぁ要素もあるお話。
4月13日 ジャンル別日間1位
4月16日 ジャンル別週間1位
4月22日 ジャンル別月間1位
6月15日 ジャンル別四半期1位
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 12:10:00
146804文字
会話率:48%
高校2年生の普通少年・桜井祐助は、普通すぎる人生に【刺激】を求めていた。高校2年生の刺激少女・片桐姫華は、刺激的すぎる人生に【普通】を求めていた。春の終わりが近づく5月、普通少年と刺激少女は意外な形で出会いを迎える。普通と刺激が重なり合い、
化学反応を起こした少年少女の青春を描く。そんな、お話。【1000ユニーク突破。応援ありがとうございます!】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-29 18:22:44
116498文字
会話率:54%