料理雑誌の編集者・佐々木慎、35歳。
激務で過労死しちゃった彼が目覚めたのは、なんと異世界「ガストロニア」!
手にあるのは不思議な「旅人の椀」と「旅食手帳」。
手帳には「本当の美食を求めて旅をせよ」の文字が……。
どうやら「食の旅人」に
なったらしい。
この世界、食材がヤバい!
火を吹く香辛料に歌う果実、時間を操る発酵食品まで存在する。
しかも慎には特別な力が宿っていた
――料理の「味の記憶」を呼び覚まし、食べた人の心に直接語りかけられるのだ。
青い妖精ピコと一緒に各地を巡りながら、竜人族の伝統料理を復活させたり、獣人族の青年に亡き母の味を再現したり。
前世では料理を「記録してた」慎が、今度は「作る側」として人々を救っていく。
そして旅の最終目標は、全ての味を内包する伝説の食材「万味果」。
果たして慎は真実の料理にたどり着けるのか?
働きすぎで死んじゃった男が、異世界で料理を通して見つける新しい生き方。
心温まる「おいしい」の冒険が始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 12:00:00
3962文字
会話率:30%
これは長崎県に伝わる不思議な唄の謎を探る物語。まずはこの物語の起因となる古代中華の事件から紐解いていかなければならない。中国史において絶大な人気を誇る三国時代。三国志の一角をなす英雄孫権(そんけん)、そして後の世で神となる関羽(かんう)。
全ては孫権が関羽を処刑した事から始まる。
およそ千八百年前、呉(ご)の王、孫権に厄災が降りかかる。原因は関羽を処刑した事から始まった変死事件だ。このところ、関羽の処刑に関わった人物が次々と死んでいく。よりによって魏(ぎ)の王、曹操(そうそう)までもが変死にいたったとなれば、これは関羽の呪いと言うより他に無かった。
そして関羽の呪いの最終目標は、処刑を決行した自分である。若い頃、道志の呪いで兄を亡くした孫権は呪いと言うものを決して軽くは見ていない。むしろ過敏に反応していた。しかし入念に行われるお祓いもあまり意味をなさず、不明な死は兵達の間で後を絶たない。結局、生半可なお祓いではなんの効果もあげられていないのだ。
そこで孫権は神剣をもって関羽の霊を鎮めようと試みる。
大勢の配下に命じ、九振りの神剣を作らせた。神剣を関羽の墓前に供えると、それまで続いた変死騒動は治まり、孫権はその後三十年以上たいした厄災にも見舞われる事なく、天寿を全うする。
その後、呉の国が滅ぶまで九振りの神剣は祭られ続けるが、亡国時の混乱により、所在不明となってしまった。
この九振りの神剣の話は、伝説として現在でも中国に伝えられている。
その時造られた九振りの神剣に、百錬(びゃくれん)という大振りな美しい剣があったとも記録には残っている。刀身は青銅ではなく当時、精製の難しかった鋼で出来ており、その洗練された美しさは、見る者の眼を引きつけ離さなかったそうだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-27 20:30:00
99598文字
会話率:30%
異世界の破壊者サカハギ。あらゆる異世界を巡り、最強の存在となった彼が見据えるのは神への復讐――
逆萩亮二はただのチンピラに過ぎなかった。
しかしある日、神を自称する存在によって「誓約と召喚のチート」を付与され、異世界を旅し続
ける呪いを課されてしまう。
それから数千年。
不老不死のまま異世界召喚を繰り返した結果、いつしかサカハギは百戦錬磨の異世界トリッパーとなっていた。
チートと名のつくあらゆる力を手に入れたサカハギは、魔王を、ドラゴンを、チート転生者を、VRMMOのゲームマスターを、鬱展開フラグを指先一つで打ち砕いていく。
召喚した勇者を奴隷か何かと勘違いした異世界人には、どちらが上かを思い知らせ、魔王として喚びだされればモンスターどもを支配し、暴政の限りを尽くす災厄となった。
お約束や法則を知り尽くし、圧倒的高みから異世界を蹂躙するサカハギに、もはや恐れるものはない。
ハーレムメンバーをアイテムボックスに入れて持ち運ぶことすら厭わない彼が目指す最終目標は、もちろん神への復讐!
これは自分の運命を力ずくでねじ伏せようと足掻く、最強の男の物語だ。
※MFブックス様より書籍化しました
※ノベルバにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-25 06:05:15
735889文字
会話率:36%
この小説は、ある種、短編集の体相をなしています。たまに数部にわたる長さのものがあるだけで、基本的に一部一作品が独立している構造です。
しかし、それらすべての物語に共通する点が一つあります。それは、僕が『おかしい』と感じたことに対し、物申
す内容である、ということ。
『違和感を穿つ滑空砲』という名の由来はそこです。この作品の最終目標は、世界をほんの少しでも変えること。どうぞ、2019年11月1日現在十六歳の僕が叫ぶ、思春期的な驕りを、ご覧ください。
詩然折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-09 22:00:00
30672文字
会話率:40%
小さい頃には前世の記憶が残っている事があるという噂話を聞いた事はあるだろうか? 信じる信じないは人それぞれだろうけど、俺は信じている。と言うか、信じざるを得ないんだよなぁ。実際にそうなってんだから。
しかし、転生した先が異世界で、しかも、魔
族として転生するって、現実の話としてはレア過ぎませんか? 産まれるまでには色々と頭の中を整理しないと・・・
臆病でもなければ、特別に勇敢なわけでもない。温和でもなければ、冷徹なわけでもない。オタク気味で、異性との縁無し。周りの意見にあまり左右されず、良く言えば<意志が強い>、悪く言えば<頑固者>。そんな主人公が魔族に転生して、第2の人生を始めます。
最終目標は、魔王!?
作者の2つ目の作品となります。まだまだ拙い部分が多くあるかと思いますが、お楽しみいただければ幸いです。
尚、作中に不愉快な表現が含まれています。ご注意ください。
ご感想・ご指摘はお手柔らかにお願い致します。メンタルは豆腐よりも脆い作者です。
更新は不定期ですが、途中で投げ出さず完結させる事だけは、読者の皆様に堅くお約束致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-14 00:00:00
196589文字
会話率:56%
かつて世界の頂点に君臨していた最強の女魔王は、退屈のあまり魔王を引退し冒険者へと転職。
名を「パンダ」と改め、レベル1の駆け出し冒険者として旅を開始した。
その旅の最終目標は、自身の後継者である新魔王の討伐。
パンダはかつての下僕である魔
族から命を狙われる立場となりながらも、魔王を倒す勇者としての道を歩み出した。
始まりの町で出会った冒険者パーティ。二丁拳銃使いの女エルフ。拷問が趣味の吸血鬼の少女。
様々な出会いによりパンダの冒険はどんどんと混迷を極めていくこととなる。
これは、ちょっとおバカでマイペースで能天気な元魔王パンダちゃんが、自由気ままな冒険者生活をしながら成長し、最終的に魔王を討伐することを夢見る冒険譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-07 00:01:37
715292文字
会話率:36%
主人公柚奈(ゆずな)は、やんちゃで陽気な幼女であったはずが…気がつけば中身だけ成長してるうえに、まさかの異世界転移!
とにもかくにも世界を知ろうと奮闘する。そうして知れた真実とは…!?あの日の闇鍋の中身はなんだったのか…!?
どったんばった
ん異世界コメディ!!!(若干のシリアル要素を含みます。恋愛フラグ??ばっきばきに折り砕いてやんよ!!!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-19 23:43:03
1357文字
会話率:50%
ついにフルダイブ型のネットゲームが開発された、少し未来のお話。ゲームの名前は『翼狩し者たち』。開発者不明、運営意図不明。謎だらけの、今まさに始まろうとしているそのゲームには、公にされていない危険な秘密があった。『最弱少年』の不名誉な称号をも
つエージェント細谷は、隠しクラスである『逃げ師』を極め、攻略の最先端を目指す。その攻略の最終目標は、運営(せかい)を手にすること。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-06 04:13:32
11002文字
会話率:34%