2017年3月、中米の一国ホンジュラスにおいて、事実上は記念機ではあるが、世界で最後の現役軍用の機体として登録されていた二式戦闘爆撃機「雷電」の現役引退が決まろうとしていた。
1969年のいわゆる「サッカー戦争」、隣国エルサルバドルとの
戦争において、レシプロ戦闘機としての最後の栄光を飾り、ホンジュラスでは、「救国の戦闘爆撃機」として称えられ、レシプロ戦闘機乗りとして最後の撃墜王を生んだ「雷電」。
「雷電」は、1942年という第二次世界大戦後半から登場し、日本製では最優秀のレシプロ戦闘爆撃機として、第二次世界大戦では活躍した。
「雷電」は、 第二次世界大戦後は、世界各国に輸出、採用され、採用先でも活躍したが、1960年代に入ると、さすがに旧式化してしまい、多くの国で引退していた。
そして、もう、さすがに「雷電」が戦場で活躍することはあるまい、と思われていた時に起きたのが、「サッカー戦争」だった。
この時、「雷電」は最後の奮闘をし、最後の花道を飾ることに成功した。
その「雷電」について、「サッカー戦争」を中心に語りたいと思う。
(拙作の「サムライー日本海兵隊史」シリーズの外伝になります。また、「2017冬架空戦記創作大会」参加作品でもあります。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-02 20:01:56
23940文字
会話率:17%
野球が好きで野球選手になった人がいる。
今期で戦力外が決まっている。今日が最後の試合だった。
家を出る時、妻がボソッと言った。
「試合、見に行こうか?」
「いや、いいよ」
ベンチにずっといるかっこ悪い自分を見て欲しくないと思った。(AMEB
Aにも投稿)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-18 02:20:40
1575文字
会話率:15%
四十七年間、ローカルバスの運転手を勤めてきた男の最後の運転の日。最後の花道にと 皆が送るサプライズ。運転手とお客さんと家族と同僚との心の触れ合いを描いた作品。
最終更新:2011-07-15 17:12:40
6206文字
会話率:29%