深い山の中に、もしかして最後の老狼がいた。
年老いた狼は子供2匹をようやく産み、育てるが人間が近くに迫って、
小さなやせ細った子供を祠の中に残し、その場を離れていく。
多分、小さな狼は、犬と同じように育てられるのだろう。
最終更新:2016-08-12 10:01:03
3842文字
会話率:1%
地質調査会社に勤める主人公が、ダム建設の地質調査で山に分け入るが、どうやら遭難してしまったらしい。気を失うと、湖の畔にそびえる木の祠の中だった。
そこで仙人と出会う。仙人とともにひっそりと暮らす動物たち。彼らは独自の生活を作り上げていた。
ダムの建設からその理想郷を守れるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-05 10:26:48
31292文字
会話率:16%
この国に生きる最後の狼、須王《すおう》が今際に目指したのは生まれ育った故郷だった。
孤独を感じ、老いに怯え、それでも思い出だけを頼りに過酷な旅を続ける須王に訪れる出会いと別れ。
目指した先に希望が残されていると信じて、狼の王は旅を続ける。
最終更新:2013-06-19 01:14:32
18594文字
会話率:31%