「帝国の財政が厳しい今、時代遅れのダメージ床整備卿など不要!」
”ダメージ床”の開発責任者カール、宮廷財務卿に無駄遣いと断罪され、地方領主に左遷される。
実は胃の痛い宮廷勤めが苦手なカール、大喜びで赴任することに。
一方、カールのダメージ床
が敵の侵入から帝国をひそかに守っていた……コスト削減最優先の財務卿と皇帝は、帝国の守りに大きな穴を空けたことに気づかず、盗賊やモンスターに侵入されまくる……帝国に危機が迫る。
のんびりダメージ床の研究とスローライフを楽しむカール、純粋でパワフルな犬耳少女と優秀な技術者の従兄弟、何より勤勉で素朴な領民たちと共に新型ダメージ床の技術を生かして領地を発展させていく。嫉妬した宮廷財務卿から色々な嫌がらせを受けるが、最強になった私の領地には毛ほども痛くないですね!
その後、他地域からの移住者も増え、ダメージ床の応用で攻守ともに最強になったカールの領地、気が付いたら帝国に残された最後の希望に?
いや、そんな面倒事に巻き込まないでもらえます? 私は平和な領地でスローライフを送りたいだけなんで。
これは左遷から始まるアラサー技術者の最強領地経営コメディ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-02 12:05:05
142467文字
会話率:39%
格ゲーだけが生きがいの社畜・新井晴透は、去年別れた彼女からの結婚報告に打ちひしがれていたところだった。
『やっぱり俺は空っぽだ。あれだけ練習したゲームも、俺には何も残してくれなかった』
ある夜。彼はひったくり犯を追いかけ、そのまま殺され
てしまう。
そして、次に気が付いたのは霧立ち込める暗黒の異世界だった。
チートスキルもステータスも試す間もなく、早々にスケルトンに殺されかける晴透。
しかし、晴透は気が付いた。
その世界の魔術やスキル体系……何かに似ている。
「あ。これ、格ゲーのコマンド入力じゃん。何万回練習したと思ってるんだ!」
晴透の放った〈波動拳〉がモンスターを屠る。
自分だけが知っている〈格ゲー技〉という最強技術を手に入れた晴透は『今度こそ、この異世界で自分らしく生きたい』と願ったが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-10 18:22:47
9823文字
会話率:35%
日々を流される様に生きる、平凡な大学生である青嶋優希は、ある日豪華客船旅行という思わぬ幸運を手にした。船旅を楽しんでいた優希だったが、不運な事故により夜の海に落ちてしまう。溺れ、意識を失った彼が目を覚ました場所は、見た事の無い光景が広がる水
没異世界だった。人類が滅び、技術だけが残った異世界で、彼は何を成し、どんな人生を見つけるのか。人工知能と共に、異世界日々を自由に生きる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-17 19:03:28
27262文字
会話率:21%