伝説のスケルトンに遭遇した道具屋のセト。
死を覚悟したが、彼(?)は攻撃してこなかった。
枯れ草を敷いてくれ、ロープ作りも手伝ってくれる――無口で静かな骨。
やがて見えてきたのは、戦う理由を失くした誰かの姿。
そして、ぽろりと落ちた指先。
その仕草に、セトの修理職人としての魂と、何か大事な感情が揺れ始める。
「これ、もし肉がついたら……いや、ついてほしい(願望)」
美しさは骨の奥に眠っている。
これは、骨の修復と、恋の予感の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 18:50:34
120439文字
会話率:41%
地上から追いやられた魔王と魔物が築く地下都市――《魔界》。
骸兵ヴァニタスは、魔王軍に所属する裏の工作員。
ある日、人間に追い詰められた少女グローリアを間一髪で救出し、紆余曲折あって粉骨砕身の育成を始めた。
しかし、同僚による密
告で事態は一変、やむを得ず地下と地上をウロウロと。
追撃の魔王軍、聖殿騎士団の兇手。
逃げ惑う彼らの行動は無自覚に世界を動かす。
これは英雄となった少女と、そうなるまで守り抜いた心優しい魔物の、成長と葛藤の物語。
//ほのぼのシリアス七分三分子育て、学園要素を含んでおります。主人公はチート。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 09:08:17
30364文字
会話率:20%