「助けて欲しいの」
どこか陰のある少女、白鷺京子。そんな彼女に惹かれた金城誠は、彼女に近づいていくのだが…
大切な誰かを愛せば、また違う誰かを憎まずにはいられない。
暴かれる過去と真実。
最終更新:2018-04-18 20:50:25
2807文字
会話率:49%
大学に入学して間もない頃に、悦司と涼子は知り合った。
二人は、互いに惹かれあい、夢と希望に満ちた未来を目指すことを約束した。
そして、大学二年の夏に、ふたりは北海道へと旅行に出かけた。
十勝川の河川敷に佇む、運命の絆で寄り添うハ
ルニレの樹を一緒に見るために。
そのハルニレの樹の前で、二人は永遠の絆を信じて愛を誓い合った。
しかし、旅の途中で、不運な事故に遭い、彼女は亡くなった。
あの夏の日。悦司に訪れたのは漆黒の闇だった。
夢と希望のうちに未来はあった。
二人の絆は未来を照らす光であった。
涼子は悦司を照らす光であった。
光は涼子の中で輝いていた。
漆黒の闇に光は輝きを奪われた。
暗闇は二人の未来を理解しなかった。
悦司は、事故の加害者への復讐を密かに誓う。
「事故」という不運な出来事から、
それぞれの関係者達に絡む人生の光と闇が交錯する。
最愛の人を奪われた人間の悲しみと憎悪。
漆黒の闇に、針先ほどの一条の光を求めての苦悩、そして未来への希望。
「事故」から始まった、人間たちの繋がりが、
忘れられようとしていた過去を露にし、
暴かれる過去が波紋となって、
新たな悲劇を生み出し巡る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-14 03:30:35
4408文字
会話率:17%
幼馴染が4人もいる主人公、小海幹太は高校最初の夏休みを迎えていた。
そんな今年も仲良く夏休みを楽しく過ごそうと考えていた幹太達の元に一つの悲報が届く。
何でも知っているはずの幼馴染達の全く知らない素性が暴かれていく中で、幹太達の関係は一気に
崩れ落ちていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-27 15:01:41
9494文字
会話率:30%