……やっぱりだ。いや、でもまさかこんなこと。でも、何度か試した結果やっぱりこれは……。それに前にも……よし、じゃあもう一回。そこのティッシュを取って、で、落として、はぁ! ……マジか。やっぱりマジだこれ!
――ピンポーン
突然のイ
ンターホンの音に、その少年はビクリと体を震わせた。
親は留守。再度鳴るインターホン。そしてノックの音。それがただのセールスでないことを直感したのは、先程気づいたあの現象、自分の能力のせいか。
少年は立ち上がり、身だしなみを整えつつ玄関に向かった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 11:00:00
2551文字
会話率:63%
「私の地元には”入ってはいけない場所”がありました。小学校の頃、好奇心から踏み入ってしまった私でしたが、入った次の瞬間には三日後になってしまっていたのです。私がずっと停止していたとしたら、そこは”時間が止まる場所”だったのでしょうか。それと
も、神隠しだったのでしょうか。どうかこの謎を説いてください」
こんな相談を受けたオカルトマニアの”ぼく”は、学園一の秀才にしてアニオタのダメ人間である”先輩”を食券で買収し、調査に乗り出すが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 20:21:28
7654文字
会話率:45%
「魔王が存在する理由?原因は俺。俺に倒されたいのさ、魔王ってヤツらは」
桐生風雅はネット弁慶。
過去のトラウマから学校では目立たないように努め、そのストレスを発散させるかの如くSNSや掲示板、コメント欄ではイキリ倒す毎日。
そんなある日
、スマホに見覚えのないアプリが。
――出会い系アプリ“Date/Grand Offer”
見た事も聞いた事も、それどころかアクセスした記憶もインストールした覚えもない怪しげなアプリ。
間もなくアプリに通知が。
不信感に苛まれつつも、抑えきれない好奇心がアプリへと手を伸ばす。
――英雄譚は突然に
「リアルな話、異世界には2種類の勇者しかいない。俺か、俺以外か」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-21 10:11:40
53956文字
会話率:33%