時読みの巫女としての血を引く鬼、三途川三月(さんずがわみつき)は、18の年に必ず死ぬという一族の運命に抗うため、1000年の歴史を持つ自らの「血」を断ち切るために、『雛代の社』と呼ばれる一族の魂が眠る祠を訪れる。
三途川の家系は、人の魂
が洗い流されるという「信濃川」の清流を保つために、“人柱”としての役割を担っていた一族だった。
彼女は人柱としての宿命を担うため、自由に生きるという選択を奪われながら、それでも、村に住んでいた時透飛鳥(ときとうあすか)という少年に惹かれ、人として生きる道に憧れを抱く。
同じ村で子供時代を過ごし、三月は巫女として、飛鳥は国に仕える武士として旅立とうかという頃、2人は恋に落ちていた。
飛鳥は三月が一族としての宿命を担っていること、そして人間ではなく、「鬼」であるということを知りながら、彼女の運命に共に立ち向かうことを決意した。
三月の手を持ち、一緒に村を出て、自由に生きるための道を探すべく、祠に向かう。
祠を破壊し、その地に眠っていた魂が浄化していく様を見て、呪われた三月の運命が、無事に断ち切れたのだと思っていた。
しかし、2人が待ち受けていた未来は——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 18:52:24
878文字
会話率:0%
一歩外に出れば障気にあたり魑魅魍魎に出くわす島国
高天原ー日ノ本には唯一時を操れ、千年を生きる陰陽師『時読みの白夜』がいた。
彼は嘗ては五行陰陽術師のうち一行も使用できない無能だった。無能ゆえに他者から虐げられ大切な者を全て無くした。
彼は千年をかけて強くなった。強くなっても残ったのは守るものを無くし、何にも成れない虚無感だけ。
だから彼は決意した。時を戻そうと。千年前に戻ろうと。原因を見つけこの荒廃した日ノ本を変えようと
こうして嘗て無能と言われた青年は世界を変える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 00:26:53
18689文字
会話率:37%
未知を求める旅人フェルツがやってきたのは森の中の町だった。彼女は、案内をしてくれた少年カシムの家で一晩を過ごすことに。町の人から酷い扱いを受ける彼に、フェルツは興味を持つ。そんな小さな出会いは未来を変えてゆくきっかけとなる。
最終更新:2020-02-20 13:24:21
8395文字
会話率:60%
何かのお話です。
人によって変わることでもあるし
ただそのことだけを言っていることでもあります。
あまり意味はなく
特に深く考えずに書いています。
頭の中を空っぽにしたい時読み返します。
自分で感心します、たまには
最終更新:2018-03-21 04:37:52
859文字
会話率:0%
時は、戦国、『覇王』とも呼ばれる信長が、安土城に移る前、
信長の家臣 明智光秀の娘 玉子(後のガラシャ)と
信長の家臣 細川藤孝の息子 忠興は、偶然の出会いを果たした。
ただし、玉子の実家 明智家は、唯の信長の家臣ではなかった。
斉藤道三
の流れをくむ、『時読み一族』だったのだ。
時読み一族とは、碧き瞳を持つ一族で、乱世で泰平を求める為、『覇王の相』を持つ者を
見つけ、陰ながら、協力し、時には味方として、時には、敵として、乱世の早期収束に務める
者達であった。
覇王である、信長にさえ、内緒で・・・。
斉藤道三 義龍 龍興
竹中半兵衛
後に、光秀と共に、謀反をおこすことになる斉藤利三。
そして、濃姫。
長宗我部一族
稲葉一鉄
その他、隠れた同士達と、志を一つにする、玉。
玉は、五人の娘達と共に、時読み一族の幹部である明智光秀と煕子(本当は、男の疾風 後の明智秀満)
の養女となり、信長には、実子として届けられる。
そして、豪快な義理の母 疾風が煕子として、旅先で路銀に変えるためと嘘をつき、暑さに負けて
髪を切ったことから、織田家中での、明智家の良妻賢母伝説が始まった。
そして、玉子達五姉妹は、織田渦中の『息子の嫁をもらいたい家ランキング』なるものの一位になってしまった明智家の為に、更なる苦労を背負い込むことになるのだった。
今回は、そんな、光秀三女 玉子の人生の前半の物語である。
自分の飼い猫と共に、岐阜城で昼寝していた忠興と出会った玉子。
忠興は、玉子に一目惚れするも、猫の阿久利 と 玉 の名を間違えて縁組を信長に願い出てしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-27 20:31:04
50075文字
会話率:17%
現在十歳のレスターは「凡愚王子」である。世界的英雄である「英傑王」の息子。だが父のようには決してなれない。幼く、弱く、凡庸で、何よりも臆病な子どもだ。そしてやがて言葉を封じ込め、「だんまり王子」とも呼ばれるようになった。ずっと静かな瞳でたく
さんの物事や人々を見つめてきたレスターが殻を破る話。
※「臆病な子ども」というタイトルのオムニバス形式の連載ものを短編として切り離しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-23 08:15:11
7929文字
会話率:52%