===人間が弱者として扱われる世界===
人間の青年であるオルディは神からスキルを得る為、高慢な獣人少女の幼馴染と共に神殿に訪れていた。
今まで人間である事を卑下されてきた彼にとって少しでも彼女を優れたスキルで見返したいと思ったんだが、
彼が得たスキルには『???????(改)』というもの。
「・・・は?ナニコレ??スキルの名前分からないし!ってか改って何!?!?」
そんな俺に対しアイツは最高スキルランク・レジェンダリーの『勇者』だって!?ふざけんなああああああああああああああ!!!!!
そのせいで俺は皆にバカにされるわ、倒された筈の災厄は復活するわ、何故か勇者パーティーに無理やり連れ込まれるわ、他の面子からこき使われるわで踏んだり蹴ったりだ!!優しくしてくれない身勝手なお前らなんか【痛い思いをしてしまえばいい!!】
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≪条件が揃いました。スキル「???????(改)」を発動します。≫
これは旅先で理不尽な思いをするモブ系男主人公が見知らぬうちに幸せになったり、同伴の女勇者たちが録でも無いお仕置きを受けたりするギャグストーリー。
グロはそこまで強くありませんが、汚物表現はありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 01:41:28
29384文字
会話率:35%
どこにでもある田舎。
そこでアルストレーナの母であるレイナは育った。
彼女の人生は普通の人生だったはずだ。彼女が今の両親に拾われたこと以外は、本当に普通の人生だった。
普通に恋をして、結婚をして、子供を授かった。
それが狂い始めたのは、妊娠
がわかり喜んでいた矢先、妹が聖女として王都に行った後のことだ。
それでも、なにかが狂っていると知りながら、歪んでいると知りながら彼女はその歪ではあるが、幸せな家族の形に満足していた。満足するように努めた。
でもーー。
五年後、全てが終わりレイナは家族の元から追い出されてしまう。
追い出された直後、レイナは新しい命が宿っていることに気づいた。
そして、今度こそは奪われてなるものかと考えを回らせる。
その矢先のことだ、兄のように慕っていた存在が彼女のもとに現れた。
そして、彼は誓った。
レイナの宿した新しい命が、国や世界の理不尽に振り回されないように、たとえその理不尽に巻き込まれようとも強くあれるように育てることを誓った。
さらに十年近くが過ぎた。
アルストレーナと名を付けられたその女の子は、血の繋がった母と繋がっていないダークエルフの父トール、そして家庭教師の賢者トゥオーフによって大切に育てられていた。
そんなアルストレーナを見て、トゥオーフが友人も恋も知らないのは不憫だと考え学校に行かせてはどうかと親であるレイナとトールに提案するのだった。
【マグネット】様にも投稿しています。こちらの方がたまに更新早いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-12 08:11:36
115867文字
会話率:30%