のちに偉大なる精霊学者となったスタックリドリーにも子供時代があった。父と母を不慮の土砂災害で亡くし、どうして自身は生き延びられたのか。同じような目にあっても助けられた人がいて、助けられなかった人がいて。
そこには【偉大なる幸運】と呼ば
れる精霊の存在があった。
14歳のスタックリドリーは祖母の死去を期に、自身を気まぐれに助けた偉大なる幸運を探して旅に出る。
盲目の精霊学者と出会って精霊の性質を学び、不思議な森で人生の真理を知り、不思議な図書館を訪れて文献に触れ、果ては恐ろしき大海溝へと挑んで、やがて占星術師が住む星の町にたどり着く。
スタックリドリーは人生をかけた旅の最後にステラの町で精霊学者としての精霊学の本の執筆を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 19:10:00
33699文字
会話率:37%
空中線がたくさん飛び出している、塊のような町、
ここは天狼星の町。
少年ウゲツは天狼星の町に暮らしている。
ある時ウゲツが少女と出会ったことで、
ウゲツと、天狼星の町の運命が動き始める。
これは、天狼星の町に暮らす少年と、個性的な住人が織り
なす、
少し奇妙なファンタジーです。
この物語はカクヨムにも投稿しています。
個人サイト、ネギに降る雨からの再掲です。
http://negisystem.com/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-08 20:00:00
84715文字
会話率:14%
私が住む町は星の町だった。それももう昔の話で、今は月しか見えない。それは都会の人々の誰しもが持つさびしさだとか、そんな悲しさを表しているように見えた。だから、偽物でも誰かを求めるんだろう。私もまた、きっと、誰かを求めている。星が繋がれば星座
になる。私たちが描くのはどんな形の星座だろうか。静かな夜空のような、穏やかな月の輝きのような、星のような小さな恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-05 01:02:45
7037文字
会話率:46%
仕事を辞め、暇を持て余した響子。思い付きで、生まれ故郷を訪れる事にした。全く記憶に残っていない、この「ど」の付く田舎町で出会った、ちょっと変わったな兄弟。彼らと過ごした、二日間の物語。
最終更新:2008-11-13 19:27:13
16841文字
会話率:32%