時は明治末期。帝都東京の近郊にある、日本建築に無理矢理洋間を足した奇妙な家。
翻訳家の鈴島は、不自由な足と火傷のある顔を人目に晒さないため、二年の間家に引きこもっていた。
生きる希望も特になく、ただ漫然と毎日を過ごしていた鈴島の前に、あ
る日若い男が現れる。
「やあ、俺を買ってくれよ」
八城と名乗り、庭から上がり込む美少年を放っておけず泊めたことから、野良猫のような八城と、もう外へ出るまいと決めていた鈴島の奇妙な交流が始まった。
元々男を相手にする趣味がない鈴島は、自分を買えと迫る八城に二つの契約を持ちかける。
「鈴島は飯の分だけ八城の体に触っていい」「この家にはいつでも泊まっていいが、その際鈴島は八城を猫として扱う」
戯れのような提案に、行く宛てのなかった八城は了承する。
改めて恋をするには全てを諦めすぎている鈴島と、今更恋など出来ない程手慣れた八城。
お互いの過去を緩やかに知り合ううちに、お互いの温もりが離し難いものになっていく。
明治時代舞台のブロマンス寄りのボーイズラブ。
あらすじがあれですけど、やらしいこと抜きでどこまで書けるか考えながらチキンレースみたいに作ったのでレーティングはしてません。ヤバそうだったらご指摘ください。
飼い猫お坊ちゃんと野良猫不良少年の両片思いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 17:00:00
14349文字
会話率:43%
<妖霊大国、日本皇国>
伝統的な日本建築を受け継ぎつつ、蒸気機関の普及により、
さらなる発展を遂げる。街並みや服装が多様化し、移り変わる時代・・・
人々は、変わらず妖魔の脅威に怯えている。
多種多様な妖霊と人が共存してい
るこの国で、
唯一、妖魔に対抗できる選ばれし者、“魂紋師”。
思いがけず、魂紋を得た17歳の少年。
一流の魂紋師を目指し、都へ行く。
死と直面し、師と出会い、何と成るか。
【あらすじ】
大天狗を祀る東北の地で、母を妖魔に殺され、
孤児となった尾野寺 祐希と、弟の燕は、
一星魂紋師である相良 誠一の元で他の孤児達と共に生活していた。
燕の顕紋の儀を翌週に控え、鹿狩りへ向かう祐希と燕は、
妖魔に襲われる・・・弟を守りたい。
大天狗の霊気で覚醒する祐希。
前代未聞の事態に、祐希は燕と共に都の学院へ行くことに。
※和風スチームパンクな都を舞台にした、アクションファンタジー成長譚です。
どうぞよろしくお願いいたします(._.)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 18:50:41
10931文字
会話率:19%
老人転生~異世界って何じゃ?海外の事かのぉ?~
ワシは茂谷茂雄、今年で93歳の後期高齢者じゃ!
スナックのママさんからはシゲシゲと呼ばれておるが、
正直ゲジゲジの様に聞こえるので腹立たしい限りじゃ!
…婆さんに先立たれて早3年、
数多くの
趣味に生きてきたワシじゃが、
最近は一人寂しくてのぉ…唯一の楽しみと言えば、
寝る前に風呂へゆっくりと浸かる事、
これが至福の時間なのじゃ~!…が、
ある日の事、風呂に入ると急に胸の辺りが苦しくなった…
成程…これが孫が言っておったヒートシンクじゃな!(違)
…大好きな風呂で人生の最後を迎える事が出来る上、
いよいよ婆さんの所に行けるのじゃろうと、
ワシは甘んじてこの病を受け入れるつもりでおった…
にもかかわらず何故か目が覚めた!
…目覚めたらベッドの上じゃ!…ん?
おかしいのぉ?じゃがワシの家は日本建築じゃったはず…
何で暖炉があるんじゃ?
…そして隣に居る金髪で耳の長いネーチャンは一体誰なんじゃ?
…アメリカ人かのぉ?
…あいむ、しげお!しげたに!ないすとぅみーちゅう!
…伝わらん…困った事になってしもうたああああああああ!!!
…一般的な老人には難易度が高い
異世界転生をしてしまった茂谷茂雄、
エルフを見て欧米人と思ってしまう異世界知識の乏しさで
果たしてこの先いきていけるのか?!
勇者としてでもなければ魔法使いとしてでもない、
何の能力も貰えず転生させられてしまったごく普通の後期高齢者、茂谷茂雄は
果たして異世界で暮らしていく事は出来るのか?!
「年金が無い…じゃと?!」
…乞うご期待。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-11 12:00:00
33008文字
会話率:28%
露骨なおパンツはエロくないと思う。
最終更新:2020-08-24 22:54:47
795文字
会話率:0%