幼いころからモノの『要素』が見える青年、嘉陽聡一。中二病真っ盛りの13歳にして、多次元世界に、一週間限定で「旅行」出来る力に気付く。しかし、その力は理想を形にする物などではなかった。極端な世界、平凡すぎる世界に放り出され続けるうちに中二病
は治ってしまう。ある日、「ガリバー旅行記」を読んだ聡一は、自らの体験を本にすることを思い描くようになった。 これは、聡一と相棒のデブ猫フィルの、本が書きあがるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-15 23:30:07
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会話率:55%