ボクの中学には現行の文化委員長が応援演説をすると、その候補者は必ず当選するという伝統がある。
しかしこの伝統は、弁論大会でのルール破りの演説を受け継いだ経験の結果なのだった。
紺野千聡から菊池優也へ、そして綾小路文香へその伝統はその想い
とともに引き継がれていく。
一方、文化委員長の本当の伝統を知らない小松有希であるが、菊池優也への想いから、文化委員長の想いが引き継がれていることを突き止めていたのだった。そしてその上で、自分の想い全てを優也くんへぶつけていく。
はたして有希は、文化委員長の一方通行の片想いの連鎖を断ち切る事ができるのか。
そしてもう一人。優也の気持ちを知ってしまった文香が心の拠りどころに選んだ相手は。
継ぐべき伝統、継がれる想い続編
恋愛下手だった文化委員長達が繰り広げる生徒会青春ラブストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 20:00:00
68964文字
会話率:51%
ボクの中学には元文化委員長が応援演説をすると、その立候補者は必ず当選するという伝統がある。
元文化委員長の千聡先輩の威を借りたボクは、ものの見事に文化委員長に当選した。しかし、この時ボクは本当に継がなければならない伝統の内容をこれっぽっち
も理解してはいなかった。
本当の伝統を引き継いだ菊池優也が、そのありったけの想いを胸に後輩へその伝統を引き継いでいく。
青春ラブストーリー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 20:00:00
44636文字
会話率:40%