この物語は、ふたつの異なる世界の大空を颯爽と駆け抜けた、とある若き大空のサムライの、戦いと生の記録である。
時ハ昭和二十年八月ノ終戦直前
動乱ノ異世界ニ導カレシ帝國海軍ノ撃墜王
降リ掛カル過酷ナル運命
押シ寄セル未知ナル敵機
侵略者ヲ向
カフニ回シ
大空ノ侍ハ異空ヲ戦フ
スベテハ――――
生キテ再ビ祖国ニ還ルタメニ
※旧題「蒼穹のティルガライザー」で以前連載していた作品を、若干改稿して再掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 01:00:00
1012160文字
会話率:46%
ロシア帝国がシベリアに残存し、日英同盟が存続された世界を中短編の連作で描く仮想戦記
史実よりもバブリーな日本と引き篭もりなアメリカが世界を狂わせる。
九六式榴弾砲搭載自走砲が唸りを上げ、マーリン搭載三式戦が空を駆け、松型駆逐艦が海を埋め尽
くす……陰でタービンライトがこっそりと敵機を照らし、密かに航空巡洋艦が量産される。
基本、毎週土曜日0時に更新中
登場兵器他の詳細設定は筆者HP「茨城駐屯地・改」
http://rockwood.web.fc2.com/index.html
にて公開中
すべての戦争の、すべての戦死者に捧ぐ。どうか、どうか汝らの魂に安らぎだけがあらんことを……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 00:00:00
3867826文字
会話率:8%
地球上に人類が栄え、高度に文明が発展した現代。そんな中突如として無機物生命体が発生した。発生原因も命令系統も不明であるそれらは石器兵と呼ばれ、白い身体を寄せて進む姿はまるで動く絨毯のよう。
そして彼らは手当たり次第に街や人々を襲い、人類の
生存権を脅かし始めた。
10年後、長きにわたる戦争で壊れ切った環境の中で、人類は尚も石器兵と戦い続けている。
渚止(ナギサトドメ)は北戦線第9斥候小隊を任されている若き隊長である。好奇心旺盛、ゲテモノ好き、そんな彼は戦況の劣勢を理由に自爆を命じられてしまう。
そうして彼らは索敵機であったスパイダーという機体に乗り込み、基地奪還に向かう。
全ての隊員の命を犠牲に、止は基地を襲撃していた大型石器兵と会敵する。しかしあと一歩のところで命を落としてしまう。
本人自身も落命したと思っていた止はそれから12年後の未来で目を覚ます。羽が生えている少女スイヒ、何故か自立してカニ歩きをするスパイダー、見たことのない不思議な動植物。そして焼け焦げたスパイダーの残骸とあの日の大型石器兵。
止はかの石器兵と決着をつける決意をする。自分が一人生き残った理由を求めて。
遂に辛勝を収め、生きる目的を失った止の前に現れたのは、スイヒと死んだはずの隊員の一人、桐だった。
死んで仲間に会いに行く、と言った止にスイヒは言う。生きて会いに行こうと。
(毎日更新、全十話程になる予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 09:30:00
17137文字
会話率:38%
―――世界は、いくつも存在している。
『右上方に新たな歪み!!リース!』
「分かってる!」
敵の攻撃を搔かい潜り、機体に斬撃を浴びながらもT.O.D.L.Fの首を斬り落とす。
「はぁぁぁッ!!」
―――魔法が存在する世界、異能力が
存在する世界、機動兵器が存在する世界…
「兄…さん?どう…して…?」
リュージは強く抱きしめ、背中を鮮血色に染めていく。
「…ヒメカは俺が守るって…約束…したもんな…」
ーーー…どの世界も残酷だ。
「私は…!」
「ははははッ!散々殺してきといて、最後は良心の呵責かしゃくに苛さいなまれるかァッ!」
敵機はこちらの攻撃を尽ことごとく躱かわすと、急接近して首を掴み、壁に叩き付けた。
「きゃぁッ!!」
「ヒヒッ!」
すぐ目の前に、銃口が突き付けられる。
「お前はもう用済みだァ!ユーリア・アシスティィッ!」
―――どんな微かな希望でさえも、最後は絶望へと変わり、打ち砕かれる…
「あ…あぁ…」
血が止まらない。
「そんな…何で…!」
支えているアメリアの体から血が溢れ出し、大きな血溜まりを作っていく。
「…そんな…顔…しない…で…?」
微笑みを向ける彼女の手が、ユウキの頬に触れる。
「…助け…れて…良かった…」
「い、今絶対に助けますから…―――ッ!!」
―――自分のせいで、かけがえのない人を死なせてしまう…
「…ね…え…」
―――また、目の前から消えてしまう…
俺は、本当に無力だ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 09:00:00
107611文字
会話率:43%
長かった古き戦乱の時代は終わり、永き平和と安息の時代を迎えた。
人類は進出した月を中継基地にし、果ての星々にまで住環境をととのえることに着々と成功し、みるみる発展、地球というヒトツの入れ物のナカにとらわれず今もなお広く栄えつづけている。
各国により結成された世界規模の軍隊、ガイア連合軍。
ハイアジアのとある工業地帯の訓練場で訓練機エッグゼロによる訓練は今日も行われている。
ガイア連合軍の盤石さを担う未来の若き卵たちが、ただただコックピットシートと握る操縦桿に汗を流していた。
そんな者たちと関係なく通うのは軍関係ではない、余計な息のかかっていない至ってフツウの学校。
2年1組在籍のミツル・ヤナギは学校の屋上でゲーム疲れの気晴らしにサボっていたところ、ズケズケとミツルのテリトリーに現れた……彼をよく知り気にかけるメガネの先生に珍しい月へのチケットを餌に、専門外の世界へと誘われてしまった。
今年で30周年を迎えるロボットゲーム以外は彼にとって、専門外。されどロボットを操ることには学校の授業をサボる余裕があるぐるいに他人より秀でている。
しかしリアルとゲームでは動かす物体のスケールが違う、はじめての経験に苦戦せど笑われど──スベテは月へのチケットのために……。
そんなマンネリ化していた彼の日常が新たな経験でもやもやと少しずつ変わりだすと、全く彼の知らないところで招いてもいない煙たい危機が不意に紛れ込んできた。
地球に突如現れたのはメタロールと呼ばれるガイア連合軍の軍機と全く異なるフォルムをした未確認未知のテクノロジーと武装を搭載した敵機であった。
この音もせず訪れた分からない悲惨な状況をクリアするため、現役高校生でフルVRゲーム電王のプレイヤーであるミツル・ヤナギは数奇な運命に託されたキューブ兵器Dreamerを起動した────────。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-23 02:10:41
9983文字
会話率:45%
「ファーレス」、それは世界の運命、戦争の形を大きく変えた革新の結晶。
2031年に日米共同で開発されたその人型兵器は戦争という行為を一方的な殺戮へと変えた。その圧倒的な力の前に侵攻してきた各国の軍を壊滅させ、甚大な被害を与えた。
20
38年に戦争が一時終結した事で世界は「自由共和連邦」と「新世界統合同盟」へと二分された。
幼い頃に母を亡くし、軍人である父と共に暮らす少年「祈上晴人」は父の仕事の影響で世界各国を巡っていた。父「雄一郎」は日本国防軍大佐として自身の所属する大隊と共に同盟国である「ヨーロッパ統一連邦」の一州となったドイツにて行われていた第五世代ファーレスの完成セレモニーに出席していた。
当時13歳だった晴人はセレモニーの間自身と同年代の軍人の子女と軍施設内で交流を図っていた。セレモニーは予定通り進行していたが、突如会場近くの軍港が襲撃される。
直感的に第五世代を狙ったテロであると判断した晴人はすぐさま会場に向かうが既に爆撃されており、炎の中何とか父の元へ辿り着き、父のファーレス操縦用の認識端末と第五世代の奪還を託され、ドックに保管されていた日本軍に提供される予定の第五世代機に乗り込み、非正規兵とは思えない動きで敵を圧倒し、父の最期の願い通りに敵機を破壊。その後、救助隊が到着するも既に息を引き取っていた。
緊急時かつ本人から託されたとはいえ他者のパスを利用する事は違法行為であり、軍人の子息であろうと罪は免れない。しかし、晴人の類まれなる操縦技術を見込まれ、非公式に軍に入隊し、戦果を挙げる事で放免とするという形に落ち着いた。
新たに創設された特殊任務部隊に入隊。二年間「特務少佐」として活動し、あらゆる戦況において勝利を収め、その功績をもって無罪放免となったが、両親や友人もおらず軍にしか自身の居場所を見いだせなかった晴人は上官の勧めで士官学校に入学する事に。
元軍人である晴人は当然の事ながら他の追随を許さない成績で案の定主席として入学する事となった。
横田にある「第一国防軍士官学校」に入学する事になった晴人だが、父が軍人であった事が災いし、学内のいざこざに巻き込まれていくことに。しかし、学園生活の裏では世界各国の思惑が複雑に絡み合い、日常が日常ではなくなっていく。
晴人の学園生活は一体どうなってしまうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 02:00:00
49749文字
会話率:48%
2018年7月、第二次日露戦争が勃発。日本本土に上陸したロシア兵達を迎え撃つ為、東北地方某山中に潜伏していた陸上自衛隊の狙撃手、穂村景昭(ほむらかげあき)と観測手、剣崎明人(けんざきあきと)
しかし、予測されていなかったタイミングで現れた敵
機械化大隊の進撃を目前にした2人は濃霧の中でお互いを見失ってしまう。一寸先をも見通せぬ霧の中で崖から転落してしまった穂村が目を覚ました場所。そこは現代とは切り離されたもうひとつの日本、秋津洲だった。
※他サイトにも投稿した作品になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 08:25:37
270304文字
会話率:30%
【果てなき蒼穹、果たすべき約束の為、無能力の筈の少年はやがて最強に至る】
天空界オルスティアでは、かつて竜と呼ばれる古代生物と戦う為に造られ、ソードと名付けられた人型の巨大兵器による国々の戦乱が続いていた。そしてエリギウス帝国は各国家
の中でも圧倒的な戦力を持ち、領主である各騎士師団長による独裁が横行していた。
そんな帝国の見習い騎士ソラ=レイウィングは、ソード操者として主戦力となる、騎士としての“覚醒“を果たせぬまま15の誕生日を迎えてしまい、騎士養成所を追放となる。
更に、神剣と呼ばれるソード アロンダイトの核となる大聖霊石を盗んだという濡れ衣まで着せられ、エリギウス帝国から逃げ延びる。
しかし、ソラは帝国と敵対するとある小さな騎士団に入団。無能力でありながら持ち前の斬撃能力を活かし、いつの間にか敵機を次々と撃墜し敵将を討ち取っていく。
【ファンタジー×ロボット×戦記物】
※ロボット系作品に興味無い人を、ロボット系作品好きに出来るような作品を目指したいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 14:12:08
9999文字
会話率:42%
人類は太陽系への移住を決断したが失敗。世代居住宇宙艦コケインは太陽系に帰還したが荒廃した世界だった。
コケインは太陽系統一政府の攻撃を受け、艦長マテウスは死亡して艦も崩壊して地表に投下された。
コケイン襲撃事件から十年後、マテウスの娘セリー
ナは傭兵―ファルコナーを呼び出す。マテウスと一緒に戦った男だった。セリーナは強引に彼を雇用する。
依頼はマテウスの機体を捜索すること。しかしその場所は敵の支配下であり、敵機体と戦闘する。超知能アルディナが出現して傭兵の機体にDAIMONを創出。。彼はルーイナーという機能を使用して敵を撃破する。
二人はアルディナから来たるべき戦いの助言を受けるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 23:05:57
9268文字
会話率:58%
失敗作ですが、色々参考になる部分はあるかも?
最終更新:2024-03-03 15:35:44
208文字
会話率:0%
西暦2215年の未来。
地球人類は人類史上初の対異星文明からの敵対的コンタクトを受けていた。
アンインバイテッドと呼称した敵性異星文明に対し、拙い宇宙戦力を集結し対決した人類は、一度目の大規模戦闘で、彼我の技術力格差を原因とする多大な
被害を被りながらも、敵機を鹵獲し、その技術を転用して、宇宙戦力の早期増強を図ろうとしていた。そして、その技術を用いた最初の宇宙戦闘機の配備を機に、反転作戦を計画する。
それは敵戦力から奪った可変機能を持った人型と航空機形態を使い分ける、ナイトラインと名付けられた友人戦闘機4機、電子戦を専門とする、グランカイトと命名された無人宇宙早期警戒機1機による部隊による、切込み作戦であった。
そのナイトラインと呼ばれた戦闘機は、敵機の技術をベースとして開発されたため、地球文明の機体よりも、アンインバイテッドの機体に酷似しており、その中に、無傷で鹵獲されたアンインバイテッド機体が混ざっていても、同型機として扱われていた。
地球がナイトラインとして扱った敵方機体を奪取したパイロット、ジエイ=カーソン。
彼は、その機体を別の名で、呼んだ。
レスティーヴァ。それが、アンインバイテッドから鹵獲した、機体の機種名であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 20:00:00
100318文字
会話率:39%
西暦二一一六年。領域を侵犯する敵機に向かって月面から緊急発進するムトウとフジタ。
任務を終えたムトウは、帰投命令に従わず地球に向かう。
それを止めるべく、フジタは追尾するが……
カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2023-11-21 21:52:52
4315文字
会話率:51%
ラバウル航空隊に所属し、数多くの敵機を撃墜し、敵•味方ともに一目置かれたとある海軍パイロットの物語。彼はどのように戦い抜いたのか...
最終更新:2023-11-20 00:52:13
1390文字
会話率:0%
その少女たちは恐怖を駆る。
[A.F.N.O.I.D.02]―戦間期改良型汎用作業機マル二型。通称アフノイド。
全高十メートルにも及ぶ戦闘ロボット。それには大きな秘密があった。
「操縦には人間の恐怖を必要とする」
そして戦場に駆り出されたの
は年端もいかぬ少女たちだった。
「人間の恐怖は生存本能へ直結し、ありとあらゆる局面において有利に立てる」
ここがどこなのか。なんのために戦うのか。
何一つ分からないまま敵機を殲滅する日々を送っていた。
「もしも、ここから出られたのなら」
淡い希望を抱きながら戦う日々。
それぞれの抱く暗い過去が交差し、やがて訪れるミチノミライ計画。
彼女たちが硝煙の先に見たものとは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 23:07:57
63896文字
会話率:38%
地球連合宇宙軍中佐エテルナ・ラバウルは開発中の戦闘機の飛行訓練用仮想敵機のパイロットとして惑星ザキヤに赴くが……。
初出:WWWA『REVOLUTION』Vol.4〜Vol.8
最終更新:2023-05-01 12:00:00
95297文字
会話率:39%
主人公は機動歩兵による宇宙での哨戒任務中、敵機の攻撃を受けてしまう。
このままやられるくらいなら、と眼下の惑星に降下するが……
ウバクロネさまのイラスト「ピースフル」をイメージしました。
キーワード:
最終更新:2023-02-24 20:35:44
2968文字
会話率:2%
帝都を守るオデットという名の戦闘用機械人形。
その操縦士のスミレは、今日も上司のミズキと共に襲撃してきた敵機を撃墜した。
しかし敵機のコックピットから出てきたのは人間ではない。
AIで動く自動人形の少女サクラだった。
困惑する二人をよそに
、サクラは満面の笑みを浮かべ、スミレを「ママ!」と呼ぶ。
身に覚えなんてまったくない。しかしサクラはスミレから離れたがらない。
仕方なく一緒にいる事になったのだが、好意全開で懐いて来るサクラにスミレもだんだん絆されて、何だかちょっと楽しくなっている。
そんな中、スミレ達の周囲で不穏な動きが見え始め……。
※ロボット同士の戦闘シーン等が出て来ますが、だいぶふんわりとしています。
ガッツリとしたものではありませんので、予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 20:00:00
89171文字
会話率:39%
あなたの欲しい機能をその装備品に──
そんなキャッチコピーでオーダーメイド装備を主力商品にする、冒険者向けの大型店ジュンビシヨー屋。ここにやって来た冒険者の少女二人、ミレイとエイミー。彼女たちはここで運命の出会いをする。
揺れる乳に憧れる心
は、それを目にして揺れに揺れ……。
「ビキニアーマーたわわ補正付き」のミレイ側ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-10 20:10:51
4044文字
会話率:29%
バーラタ共和国航空士官学校の候補学生フレミング。ヒメシステム第3世代戦闘機のAMF-75Aに搭乗して敵機と激しいドッグファイトを繰り広げる。
最終更新:2022-01-21 16:28:12
288193文字
会話率:56%
突然の空襲。
敵機から落とされた焼夷弾が直撃…と思ったのに、気が付けば山の中にいた。
死後の世界?それとも神隠しに遭った?
言葉も文化も違う異世界で、自分らしく生きていきます!
最終更新:2021-09-08 22:35:37
246410文字
会話率:30%