公爵令嬢ルクレツィアは、衆人の面前で、婚約者である王子から身に覚えのない罪を突きつけられる。捏造された証拠、敵意に満ちた視線、そして待ち受けるのは破滅の未来――。
絶望の淵で、彼女の脳裏に蘇ったのは、激務の果てに命を落とした前世の記憶。
――そうだ、私は「検事」だった。
涙を流し、許しを乞う代わりに、ルクレツィアは脳内に六法全書を蘇らせる。目の前の断罪劇が、いかに杜撰で、論理破綻した茶番であるかを、かつて数多の悪を裁いてきたその瞳で見抜いていた。
「婚約破棄?結構です。それより、あなたのその証言、偽証罪に問われますよ?」
それは、虐げられた令嬢の悲鳴ではない。
法と正義を唯一の武器とする、元検事の反撃の狼煙だった。
これは、魔法や奇跡に頼らず、ただひたすらに「知」と「言葉」の力で、自らの尊厳を取り戻し、やがては王国にはびこる巨大な闇に鉄槌を下していく女の物語。
痛快リーガル・ファンタジー、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 21:10:00
11121文字
会話率:36%
ある程度平和な文明を築いていた惑星アリオルムは、テイホ国とメクスム国の2つの大国からなる連合国と、20余の小国からなっていて、その中で「癒し」という独特の特殊能力を民の全てが持つ国…ミアハがあった。
ミアハは極小国で、地を癒す者セレス・
人体を癒す者ティリ・植物を癒す者レノの3つの種族があり、それぞれのコロニーに分かれて生活をしていた。
そのミアハ国は、少し前からある事情でセレスが消滅の危機に陥っていて…
ミアハの主軸的存在であるセレスの消滅は、時間の問題で他の種族の崩壊に繋がって行く為、ミアハの為政者的存在の長老はその危機を回避すべく、日々奔走していた。
そんなある日、100年に一度くらいのペースで出現する変異の子がレノに産まれる…
一方、最近ワープ技術を手に入れた連合国は、宇宙での活動にその技術を大いに活用し、周辺の星の探索で国全体が沸いていた。
その中で、惑星でありながら恒星からの日照時間には独特な色彩を放つ星を発見するのだが…
その星は近づいて調査する内に、華やかな色彩とはウラハラにとても危険な星という事が徐々に判明する。
その星を巡り大国の活動は活発になって行く中…母星アリオルムではある深刻な問題がじわじわと表面化していた。
母星救済の目的も相まって、連合国の動きは色々と複雑になって行き、ミアハ国はその中で大国のエゴに翻弄されて行く…
実はミアハの民は古のある約定により、次第に大国によるヌビラナでのプロジェクトに巻き込まれて行くのを抗う事が出来なかった。
母星アリオルムの危機やセレスの滅亡を救う為、変異の子を軸にミアハやそれを取り巻く国々の様々な愛憎や人間模様を描く、SFファンタジー作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 12:55:32
778723文字
会話率:45%
エミリア・バートンは地方領主の令嬢だったが、父と兄がギャンブルで身を持ち崩したせいで没落、財産と家を失い一気に孤立無縁状態になる。
無責任な家族に代わり残務処理に追われる彼女の唯一の希望は、格安で買い取った田舎の家でのんびり暮らすこと。し
かし、お金がないため若い男性の使用人一人しか雇えない。しかも彼は、エミリアへの敵意を隠そうともしない。
実家を処分した後、荒れ果てた家にたどり着いたエミリアは新生活をスタートさせるが、今までの道理が通じず、ないもの尽くしの毎日に戸惑うばかり。おまけに若い男と二人きりで一つ屋根の下に暮らせば何も起こらないはずはなく……
これは、スローライフを送るまでに七転八倒しつつ、女主人と男下僕の禁断の恋を綴ったお話。
第22回書き出し祭り参加作品です。
他媒体にも同時掲載予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:10:00
172203文字
会話率:51%
魔術、呪術、神様の力――様々な異能の力が実在する事が世界中の人間に認知されてから数年。「魔族保護特区」として指定された日本では、多くの魔族が人間と共生するようになっていた。
多種多様な魔族と人間が入り乱れる混沌とした時代の中で生きる半魔族
の少年・柊 冬也(ひいらぎ とうや)は、その身の上から人間達から腫れ物のように扱われる事もあれば、強い敵意を向けられる事もあった。そんな最悪な日常を過ごす彼は、偶然出会った魔術師との交流の中で魔術の才能を開花させていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:30:00
223527文字
会話率:45%
平々凡々な高校生、茂部正人«もぶまさと»にはひとつの悩みがある。
それは、親友である八乙女楓真«やおとめふうま»の兄と弟から、尋常でない敵意を向けられることであった。ブラコンである彼らは、大切な彼と仲良くしている茂部を警戒しているのだ──そ
う考える茂部は悩みつつも、楓真と仲を深める。
友達関係を続けるため、たまに折れそうにもなるけど圧には負けない!!頑張れ、茂部!!
なお、兄弟は三人とも好意を茂部に向けているものとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 10:45:40
73621文字
会話率:50%
魔界三大公爵家の三男に生まれた俺は、家督も継がず他家へ養子に出されることもなく部屋住みという名のスローライフを満喫していた。だが、ある日家督を継いでいた兄上が戦死してしまい、魔族にやたらと敵意を剥き出しにする謎の集団とその尖兵たる「勇者」と
戦うハメになって…。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-05 07:00:00
10984文字
会話率:14%
かつて、魔界の名家ルシファー家に「王の双子」が生まれた。
だが双子は魔界の掟で「争いと災厄の象徴」とされ、生まれてすぐに片方を捨てられる運命にあった。
母・エミリアはその禁を破り、片割れの赤子――後の「やっき」を胸に、人間界へと逃亡。やがて
彼女は力尽きるが、やっきはグレンとマリアという心優しい村人夫婦に拾われ、深い森の中で育てられた。
やっきは金色の髪と赤い瞳を持ち、村人からは異質な目で見られながらも両親の愛情に包まれて成長。
ある日、「月の加護」を持つ極めて珍しい存在であることが発覚し、さらに村で行われた魔力量測定で規格外の力を示してしまう。
その噂は王都にまで届き、やっきは老魔導師ルーデンの指導を受けて、全属性適性・魔力量・制御力いずれも「伝説級(ブラッドアーク級)」と評される。
やがて王立魔導学院の入試では「デルタ・サン」という強大な灼滅魔法を放ち、特別研修生として学院入りを果たす。しかし強すぎる力と孤高の性格から、周囲と距離を置かれていた。
一方、王都には「日輪の巫女」と呼ばれる少女ソレイユ・アストレリスがいた。
彼女は太陽神の加護を受け、未来視の力によって“やっきこそが魔界の王ラミアス=ルシファーを倒す鍵”という神託を受けていた。
そしてある日、王都最深部の禁域――かつて世界を焼き尽くしかけた魔王アスモデウスが封印された祭壇で、異変が起きる。
やっきは再封印の儀式に招かれるが、魔王ラミアス=ルシファーの乱入、封印核の暴走、そして“最上級召喚術<サモン:ダークロードVII>”の発動によって、5mの巨体を持つアスモデウスを召喚してしまう。
さらにアスモデウスはやっきの体へ「闇に溶けるように」融合し、その強大な力を宿す共生状態となった。
事件の目撃証言により、やっきは王宮の会議へと召喚される。「敵意はないか」「お前は誰だ」「デルタ・サンの少年か」といった尋問が続く中、やっきは自らの出自と意志を語り、ソレイユの神託の証言によって「人間界の仲間」として認められる。
こうしてやっきは“王都と神殿の保護下”となり、吟遊詩人ヨシキやソレイユと共に、世界の運命を左右する大いなる冒険へと歩み出す――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 23:02:33
33004文字
会話率:29%
名も知らぬふたりが、ひとときの邂逅を果たす。
声を持たぬ“以心伝心”の“字(あざな)”に選ばれた少年と、敵意を集める“四面楚歌”の“字”を背負った少女。
出会いは偶然、けれどその記憶は永遠に残る。
一期一会、それは再び出会うまでの軌跡。
――これは、“字”に選ばれし者たちがひそかに息づく世界で、
忘れられない誰かとの、もう一度の再会を願う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 21:00:00
5269文字
会話率:26%
魔王を滅ぼした勇者パーティのメンバーだったオークの戦士バルカーマナフは魔王亡き後のダンジョンを調査していた。
その時、ダンジョンが突如として崩壊する事故にあう。
人々はバルカは死んだと噂した。
――だが、バルカは生きていた。
遺跡と化したダンジョンが発掘されたことで、長い時を経て蘇ったのだ。
そしてバルカは驚愕する。
かつて種族の対立を越えて人間やエルフといった種族と友好を結んだはずなのに、オークは魔王が生んだ魔物達と同じ扱いを受けていたのだ。
実際、バルカ以外のオーク達は知能が低下し、人間や他の種族に対して敵意を剥き出しにして襲いかかる蛮族と化していた。
そんな他のオークたちを力で屈服させ、オークの群れのリーダーとなり、自分を『発掘』した小国の領主である女戦士メトーリアと共にオーク族の『治療』と『復興』を目指すオークの英雄バルカの冒険譚。
・・・・・・と同時にこのストーリーは「凶暴なモンスターだと誤解されている種族の男が、自分を殺そうとした人間の女戦士に一目惚れする話」です。
話の構成は先々まで組んでいるので、1~3日おきに更新する予定です。
ハーメルン、カクヨムでマルチ投稿中(ハーメルンのユーザーネームは『京谷ぜんきまる』です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 19:51:04
315537文字
会話率:34%
一族から悲劇的な事情で追放された王子、タケシは追跡の中で記憶を失う。 その夜、敵対する一族の王太子であるカイトが、彼を悲惨な運命から救い出した。
性格も境遇も正反対の二人の間には、敵意が生まれる。しかし、二人が持つ特別な絆が、幾度となく死
の淵から彼らを救うことになる。それでも、タケシを操ろうとする陰険な一族の長たちの策略によって、二人はただでは済まない。拒絶されながらも狙われ続けるタケシは、やがて国全体を巻き込む戦争の引き金を引き、古代の秘密を呼び覚ますことになる。
裏切り、恐るべき力、そして嵐のような情熱が渦巻く中で、二人はタケシを取り巻く暗く恐ろしい真実に直面することになるだろう……。
PS:この物語は、フランス人の友人が書いたものです。彼女は、私が皆さんのために日本語に翻訳することを快諾してくれました! もし彼女を応援したい方は、フランス語で彼女の物語を読めるリンクがあります!(フランス語を学びたい方にもおすすめです ^^ : https://www.wattpad.com/story/295645960-entre-ombres-et-lumi%C3%A8re-t1-le-secret-des-dieux)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 06:29:57
107353文字
会話率:45%
天文学を学ぶ大学生・天城朔夜(あまぎさくや)は、ある夜、奇妙な星の光を観測した直後、突如として異世界の宇宙空間へと転移してしまう。
目覚めたのは、彼がかつてゲーム内で愛用していた最強艦《アストラ・ヴェール》の艦内──しかしそれは、ただのゲ
ームではなかった。
着陸した先は、銀河帝国の辺境に位置する魔力惑星アリヴェス。そこは技術と魔力が共存し、貴族によって惑星が管理される世界。突如現れた未知の艦に対し、帝国の私兵たちは敵意を示すも、朔夜の艦は圧倒的な性能で彼らを無力化する。
正体不明の艦、異なる常識、そして“魔力”という未知のエネルギー。 異星の地で朔夜は、かつて自らが設計した艦とともに、広大な宇宙と数多の思惑が交錯する運命に巻き込まれていく。
——これは、宇宙と魔力が交差する世界で、「ゲームの最強」が現実を塗り替える物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 07:00:00
116091文字
会話率:31%
魔法大系の開祖と呼ばれる《大賢者》の1人が建国した
”魔法大国、ゼントリア”
魔法先進国とされるゼントリアは東西南北に分けられた城門があり、そこには毎日多種多様な来訪者が訪れる。
商人に他国の人間に他種族に悪意に満ちたモンスターに
。
そんな過酷な門には《番人》と呼ばれる者たちがいた。
…それは等しく善意を持つ者たちには善意を、敵意を持つ者たちには牙を向く者。
それは等しく皆力を持つ者。
それは等しく、強者である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 21:58:28
5866文字
会話率:22%
王太子妃の侍女をしているリドリアは、21歳。両親を亡くして以降、将来伯爵位を継ぐ弟を育てるためにいまだ未婚で、婚約相手もいない。
リドリア的には未婚でもなんら問題ないが、世間の目は冷たい。
肩身の狭い日々を暮らしていたリドリアのところに
ある日恋文が。
つい喜んで約束の場所に行ったものの、それはリドリアに敵意を持つ王女の侍女たちのいたずらだった。
公衆の面前で恥をかかされるところを救ったのは、アレックスという侯爵の息子。
彼も結婚について悩んでおり、リドリアに「偽装結婚」をもちかけたのだけど……。
※全部で12万字ほどの長編です。カクヨムでも同タイトルで公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 04:28:27
138353文字
会話率:42%
千年の眠りから目覚めた氷の王・アスヴェルと、彼に“花嫁”として捧げられた少女・ユナ。
雪に閉ざされた谷で出会ったふたりは、運命に抗いながら、互いの孤独に触れていく。
王の封印の真実、千年前の過ち、そして世界に残る誤解と敵意――それでも、ユナ
は自らの意志で彼と生きる道を選ぶ。
春を知らない王に、春を連れてきた少女の物語。
これは、雪の果てに芽吹いた、たったひとつの「誓い」の記憶。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-30 19:24:14
9557文字
会話率:27%
大人気乙女ゲームの世界に召喚された大学生、三枝忍。しかし既に悪役令嬢に攻略対象達は落とされあからさまな敵意を向けられる。
ついには冤罪を着せられ敵国である帝国に追放される事となる。
そこで密かな推しキャラだった将軍と出会い···
最終更新:2025-04-29 16:20:53
6230文字
会話率:60%
深い緑の森に住む九尾の狐アヤメは、動物たちと平和に暮らしていたが、人間の王国がアヤメの力を奪おうと森を侵略し、動物たちを虐殺する。怒りに燃えたアヤメは王国に復讐するが、激しい戦いの末に力尽きる。
そこで出会ったのは、空間操作能力を持つ人間
の少女ユイとその仲間たちだった。ユイは敵意なくアヤメを治療する。警戒するアヤメだったが、ユイの優しさと、森の出来事を知る彼女の言葉に触れるうちに、憎しみは薄れていく。
やがて二人は心を通わせ、ユイはアヤメを自分の王国へ誘う。人々の不安をよそに、二人の間には強い絆が育まれ、二つの命が誕生する。かつて復讐に燃えたアヤメの心は、愛と家族の温かさに満たされ、幸せな日々を送るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 12:36:04
2764文字
会話率:11%
シェイリーンは葬送を担う黒衣の魔女である。魔術協会に属すが、とある事情から護衛騎士が見つからず、閑職をほしいままにしていた。契約の縛りはあと半年。それが終われば自由の身だと、残された日々を緩やかに過ごすだけだと思っていたのだが、穏やかな日常
は呆気なく崩れ去ることになる。
遺跡の調査に行っていたはずの調査隊が魔物によって壊滅し、先輩の黒衣の魔女が攫われた。事態を憂いた協会は塔の魔術師と協力して事態の収拾にあたるようにとシェイリーンに任務を下す。護衛騎士を欠いたまま、敵意を剥き出しにする同僚や厄介な塔の魔術師と協力し、調査を続けていくのだが――。
人との関りが苦手で、傷つけられることを恐れ避け続けていた主人公が、他者と向き合うことによって、自分自身の心の在り方や生き方を獲得していく、終焉に向かう物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 19:20:07
168861文字
会話率:29%
牡丹と啓太と私は幼馴染だ。
牡丹はその名の通り、大輪の花のような美少女。色んな人間が、蝶や蜂のように牡丹に吸い寄せられていく。
啓太と私はさながら彼女を守る守護者(ガーディアン)だった。啓太は蜜を求めて群がる男から、私は美しく咲いた花を踏み
躙らんと敵意を持つ女から。
でもいつからか、私は牡丹といる事が窮屈になっていた。牡丹を庇って怪我を負っていても、皆は牡丹の心配をするばかりで、誰も私のことなど慮らない。
だから、私などいなくなってもいいだろう。あとは皆さんでご自由にどうぞ。
そうしてうまくフェードアウトできたと思っていたのに、そうは問屋が卸さなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 14:00:00
17132文字
会話率:13%
ASD自閉スペクトラム症)の人が発する「直截的な物言い」が、実際には価値中立的な観察や個人的な感覚の表明であるにもかかわらず、受け手側がそれを「敵意」や「攻撃的評価」として解釈してしまい、結果、ASDの人が排除されてしまう問題。
最終更新:2025-04-21 19:40:49
974文字
会話率:7%
文明が滅んでから幾千年の時を経た地球。魔素が溢れ、暗がりで魔獣蠢くその星は崩壊世界ミズガルズと呼ばれていた。
この狂った世界で産み落とされたノヒンは山賊一家に育てられ、荒んだ幼少期を過ごす。
初めて仕事を任されたその日、魔獣の力をその身に
宿した少女『ヨーコ』と出会い、恋に落ちる。
束の間の平穏と幸せな日々。しかしそれも長くは続かず──。
ヨーコとの離別を経て、やがて騎士となったノヒンは運命の相手『ジェシカ』と出会う。かつて愛したヨーコとジェシカの間で揺れるノヒンの心。さらにジェシカは因縁の相手、ラグナスによって奪われ──。
ノヒンの内に眠る、かつての英雄の力が目覚める。
「無詠唱特殊魔術」
それは敵意や痛みを糧に身体を強化し、自己再生力を限界突破させる力。
明かされる神話。
NACMO(ナクモ)と呼ばれる魔素。
失われし東方の国。
ヨルムンガンドの魔除け。
神話時代の宿因が、否応なくノヒンを死地へと駆り立てる。
※過去作「ヴァンズブラッド」の改稿版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 20:10:27
38469文字
会話率:57%