恒星間移民船の搭乗員として旅をしている途中に、救命ポットに乗って脱出せざるを得なくなった僕。しかも憧れの美女と一人用の人工冬眠用のポットに二人で乗るという運命となってしまった。母船はどうも爆発したらしい。
いつ救出されるかわからない状況のも
と、彼女と二人きりで過ごす日々が始まった。しかも、それは想像を超えて長い期間となった。僕たちは、このポットの中で時間を過ごすために、「ごっこ遊び」をして空想の世界に遊んだが、続けて起きていられるのは生命維持装置の限界によって一人だけであることがわかった。僕たちは交代で人工冬眠に着くこととした。お互いに命を預け合う仲となるについて、彼女の提案によって僕たちは結婚することとした。彼女は言うのだ。結婚にはいろいろな原因がある。しかし、僕たちの結婚は、運命に導かれての結婚なのだと。夫婦となって、交互に冬眠をしながら、いつ助け出されるのかわからない旅を続ける。2年に一回、約2週間の交代期間は、僕たちにとって二人で過ごす貴重な時間となった。その時は、フェスティバルを迎えるような喜びの時となった。長年の後、僕たちは、もし死ぬならば共に死のうと決心した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-16 12:00:00
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