青年は聞いた 『さっきからこの子ずっと寝てるけど大丈夫なの?』
中学時代から少女を知る者は 『あぁ白由紀姫か』 と少女の名前を捩って口にする
だらしがないだけ、よく言えばアンニュイ
妹が朝、とかしてくれた髪も午後になる前には既に見る
影も無い
少女には妹が居た
王子様だなんて、とんでもない
青年は少女にとって、7人の小人の1人に過ぎなかった
妹と小人の仲が深まっていっても、それは変わっていないと思っていた……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-29 04:19:23
4204文字
会話率:38%
真っ白な雪が降りしきる中、気づいたら少女はそこに立っていた。
前後の記憶がない少女だったが、目の前にある家には何故か父親がいるという確信があった。
少女は意を決してチャイムを押した……
幼き日に無くした親子関係――少女は今、再生を始める
最終更新:2015-05-28 05:20:12
11961文字
会話率:36%