【挑発】【蝶の舞踊】スキルを軸とした回避タンクのドミニクは、その性格の悪さから勇者パーティから追放される。
実力は神鉄級(自称)のドミニクだが、冒険者ギルドの規定により最低4名集まらないと高額の依頼を受けられないため、やむなく仲間を探し出
す。
しかし勇者パーティを追放されたドミニクに近寄る者はいなかった。
主にドミニクの日ごろの行いで。
仕方なく簡単な依頼をこなすドミニク。
そこで出会った仲間と絆を結び、何とかパーティを結成するのであった。
「奇麗な目玉……その目であーしをずっと見てほしいから、えぐるね♡」
「はわわわわ、どうしようお兄ちゃん。……はひぃ、小職頑張りましゅ……」
「聖女の力。それは女神の教えにより鍛え上げたこのお筋肉とお拳ですわ!」
視線を求めて目玉を欲しがる呪術師。スライムを『兄』と呼ぶ自己評価底辺テイマー。拳で殴る聖女。
そんな個性豊か(?)な女性達と共にドミニクはドクズなままに生きるのであった。
行き着く先は一攫千金大英雄? それともクズの末路?
決まってんだろ、読者(きょうだい)。期待して待ってな!
拙作『追放される回避タンク! ~魔物のヘイトをとってた俺がいなくなって大変だろうけど知ったことか! 俺は俺の伝説を作るのさ!』(https://ncode.syosetu.com/n5736hu/)を続けてみた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 16:00:00
106942文字
会話率:50%
その名もなきゴーレムは長年に渡り、自分を生み出した主人のために尽くしてきた。
時には最強の矛として、時には最強の盾として、ゴーレムは乏しい自我の中、その仕事を誇りに思っていた。
しかし主人は突然に告げる。
「今日でお前は用済みだ。
もっとかわいい女形ゴーレムを作るんでな」
こうして廃棄されたゴーレムは、落ちこぼれの冒険者フランシーヌに拾われ、「エメス」の名を与えられる。
拾ってくれたフランのため、なにより自分を捨てた主人――あの野郎に復讐するために、エメスは無敵のゴーレムボディで冒険者ランクを駆け上がっていく。
人間らしく動けず、剣も魔法も使えないエメスは、初めのうちこそ他の冒険者に嘲笑される。
しかし彼らは知らないのだ。ゴーレムとは【最強の生命体】であることを。
頑丈すぎるボディで殴れば壊れないものは存在しない。
頑丈すぎるボディを壊せる方法もまた存在しない。
ゴーレム無双は止まらない。
一方で元主人は気が付き始める。
捨ててしまったゴーレムは類まれな傑作であったことに。そしてあれほど完璧なゴーレムは二度と作れないということに。
追い詰められた彼は、ついに禁忌に手を出そうとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-01 18:10:16
6765文字
会話率:53%
聖女マーガレットは人々に取り憑いた悪霊を聖なる拳で祓うことを生業にしていた。
そんなある日、彼女が殴ってしまったのはこの国の第一王子ウォーレン殿下であった。
国家反逆罪で牢に入れられるマーガレットに下った判決は国外追放。
しかしマーガレット
に惚れた王子がそれを取りなしてくれて……。
これは拳で殴る聖女と、そんな彼女に惚れた王子の恋の始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-15 18:09:06
5627文字
会話率:47%