2098年、舞台は第三次極東戦争で敗北した戦後のリトル東京。少年ギャング団「Entrance・入口」に所属する七才の少年、筑波兼成は緘黙症の少年だ。彼ら、「Entrance」は主に戦災孤児で構成され、テリトリー争いに日々明け暮れていた。そん
な中、彼らが拠点とする東京23区に「人形遣い」と呼ばれる人身売買組織が進出してきたという。「Entrance」のリーダー格、12才の勝人はレーザーガンを兼成に手渡し、「自分の身は自分で守れ」と諭すが……。近未来サイバーパンクストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-12 19:50:31
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会話率:40%