「絶世の美女」を姉に持つ公爵令嬢・ショコラ。ほとんど屋敷の外に出ることがない彼女は、社交界で密かに噂になっていた。
「姉と違って美女ではない妹を公爵が恥じ、屋敷に軟禁しているのだ」と。
――しかしその実態は、過保護の末のもので…。
姉が絶
世の美女なので逆に身内に溺愛されて、
姉が絶世の美女なので人前に出ることもなく、
姉が絶世の美女なので悠々自適に生きていこう、
と思っていたのに…。
深窓のご令嬢、出番です⁉
〈関連小説『本編には入らないので、』始めました。〉
※人物紹介欄にはイラストが付いています。
不要な方は、右上の表示調整の「挿絵表示中」を押すと非表示になりますので、お手数ですが操作の上ご覧下さい。
なお、本編にはイラストはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 09:00:00
2356663文字
会話率:47%
人類は、ダンジョンと共に生きている。
ダンジョン配信バブルが到来した時代。
とある不治の病の患者として、被差別者として虐げられ、絶望していた少年、
日魅在進(カミザ ススム)は、ある日ダンジョンの崩落現象に巻き込まれた。
ほとんど死んだも
同然な状況で、捨て鉢になりながらも地上を目指した彼は、
伝説であった筈のモンスター、カンナと出会う。
美しき少女の姿をした最強に導かれ、自らも次第に強さを獲得していく進。
彼が戦う映像は、やがて一大コンテンツへと成長していく。
国内最高峰の教育機関、人間社会の根幹であるダンジョン、背を押す人々の熱狂………
数多の戦場と試練を乗り越え、未踏の英雄譚が紡がれる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 22:00:00
1986771文字
会話率:33%
午前二時二十二分、無音の部屋の中でカセットテープの録音ボタンを押す。他にもいくつもルールはあるのだけれど、そうすると、死者の声が一分間だけ吹き込まれるらしい。
最終更新:2025-02-11 02:30:00
1848文字
会話率:22%
多額の奨学金を背負っているせいで猫背、おまけに恋愛未経験で処女の「栞あまの」は天使に見初められ、天使主催のイベント「成増・ファム・ファタ〜ル」にプレイヤーとして参加してしまう事になる。
栞あまの:奨学金のせいで酷い猫背だが素直な労働者。正
直者であまり嘘がつけない。よく目が据わる。
遠橋ヤズ瑛:オダギリジョ○に似ている高身長イケメン。明るく優しいが、バーテンダーなのに記憶力無さすぎて勘でお酒を作るという一面がある。
須藤海太:生粋のパチンカス、実家が太くて思想も強い。来年には世界が終わると信じてる。というか終わって欲しい。借金が。エレベーターのボタンを押す時に目押しの癖が出る。
河野汐留:港区男子として活躍中、存在しない商品でも売ってきそうな営業マン。女にモテる為に生きている。前髪の比率を崩されたら終わってしまう。
藤原拓男:ネット弁慶の引きこもり。キーボードのエンターを押す時大袈裟な音を出す。奨学金を背負ってないのに猫背。高身長が勿体無い。
シェム:お助け役の天使。やや情報が古い恋愛テクニックを栞に押し付けることがある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 14:19:02
151081文字
会話率:69%
私は【挑戦者あい】
1000文字以内で、如何に読者の心を掴み、驚かせられるかを試しに来た。短い物語を創る際『ログライン』『キャラ表』『プロット』も本気で創る。
一作一作が別次元のオムニバス連載だ。だから、どこから読むかは読者が決めて欲
しい。
もし。この連載が100作品に至り、完結ボタンを押すことがあったなら。その次は、新たな小説が産声を上げるかもしれない。
それがこのサイトにとって、良いことか悪いことかは分からないが────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 09:30:00
1000文字
会話率:49%
ビクトリア、ノンナ、ジェフリーが五年ぶりに帰国した。
ビクトリアは「もう私は工作員じゃないのだから」と自重しようとするが、彼女の才能・知識・技術がビクトリアを次々に厄介な事件へと導いてしまう。
ジェフリーは才能あふれるビクトリアを見守
りながら彼女がのびのびと生きられることを願って、迷っているビクトリアの背中を押す。
ビクトリアとジェフリーの間に生まれた愛は結婚後も変わることなく続いている。互いに迷いながら悩みながら、相手を尊重し、守ろうとする気持ちでいっぱいだ。
三十三歳になったビクトリアが、問題に向かい合って成長する姿、活躍する様子をお楽しみください。
もちろんノンナも活躍します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 14:47:51
467117文字
会話率:57%
婚姻期間中、秘密のデートポイントで、夫婦4組が、デートする。
更に、夫婦で生きるため、婚活チャージのネタを、
「味わい」「拘り」「叫び」……『命(夫婦)に積み増す』
p1・紫色
チーフ :まじめ、頭でっかち、まとめ進行役。
ムラサキ:
元気な、表情豊か、コール担当で東洋系。
アリウム:素適な、腹黒、メロディー担当で西洋系。
セージ :眠たい、温和、リズム担当で宇宙系。
アヤメ :悟った、勿体振る、ハーモニー担当で民族系。
p2・橙色
テル :のん気、気まぐれ、当てにできる幽鬼。
ズカネェ:気さく、強引、引く姉鬼ャラ。
ノリネー:よう気、押しが強い、押す姉鬼ャラ。
p3・銀色
トガチ :賑やか、好き勝手、大穴狙いの悪役。
ヤマス :懐かしい趣、上品で繊細、相対チート役。
p4・緑色
マコ :明るい、お調子者、面白ネタに走る人。
クプク :ウルウル、勉強熱心、緑色系人外の留学生。
リツ :モヤモヤ、構ってちゃん、緑色系人外の後輩。
メラルド:サラサラ、クール、緑色系人外の医者。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 04:00:00
341298文字
会話率:1%
夫達が居ない時、自宅で、嫁達は、相談する。
自分達が、夫の親友に似ているか、
婚活チャージのネタを参考に、
「味わい」「拘り」「叫び」……『命(比好式)に積み増す』
p1・紫色組
チーフ :まじめ、頭でっかち、まとめ進行役。
ムラサキ
:元気な、表情豊か、コール担当で東洋系。
アリウム:素適な、腹黒、メロディー担当で西洋系。
セージ :眠たい、温和、リズム担当で宇宙系。
アヤメ :悟った、勿体振る、ハーモニー担当で民族系。
p2・橙色組
テル :のん気、気まぐれ、当てにできる幽鬼。
ズカネェ:気さく、強引、引く姉鬼ャラ。
ノリネー:よう気、押しが強い、押す姉鬼ャラ。
p3・銀色組
トガチ :賑やか、好き勝手、大穴狙いの悪役。
ヤマス :懐かしい趣、上品で繊細、相対チート役。
p4・緑色組
マコ :明るい、お調子者、面白ネタに走る人。
クプク :ウルウル、勉強熱心、緑色系人外の留学生。
リツ :モヤモヤ、構ってちゃん、緑色系人外の後輩。
メラルド:サラサラ、クール、緑色系人外の医者。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-24 04:00:00
4726文字
会話率:2%
様々な問題が発生中、秘密の居間で、4組14名が、共同宣言。
更に、画面なシクミ一家で生きるため、設定された問題を、
「味わい」「拘り」「叫び」……『命(一家)に積み増す』
p1・紫色組
チーフ :まじめ、頭でっかち、まとめ進行役。
ム
ラサキ:元気な、表情豊か、コール担当で東洋系。
アリウム:素適な、腹黒、メロディー担当で西洋系。
セージ :眠たい、温和、リズム担当で宇宙系。
アヤメ :悟った、勿体振る、ハーモニー担当で民族系。
p2・橙色組
テル :のん気、気まぐれ、当てにできる幽鬼。
ズカネェ:気さく、強引、引く姉鬼ャラ。
ノリネー:よう気、押しが強い、押す姉鬼ャラ。
p3・銀色組
トガチ :賑やか、好き勝手、大穴狙いの悪役。
ヤマス :懐かしい趣、上品で繊細、相対チート役。
p4・緑色組
マコ :明るい、お調子者、面白ネタに走る人。
クプク :ウルウル、勉強熱心、緑色系人外の留学生。
リツ :モヤモヤ、構ってちゃん、緑色系人外の後輩。
メラルド:サラサラ、クール、緑色系人外の医者。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 04:00:00
49289文字
会話率:0%
高校二年生、二日目の朝。友だちが欲しいけどつくれない少年、篠塚智史は花に話しかけながら水やりをする変わった少女、日向美桜と出逢う。美桜と話す時間を心地よく思った智史は、無自覚に彼女に惹かれる。日中は相手に会わせてばかりいる美桜。放課後に友
人の部勧誘を手伝っていた美桜は、生徒とぶつかりチラシの束を落とす。早朝から不運に見舞われてばかりいる美桜を見かねた智史は、彼女の手伝いをすることを決意する。この出来事がきっかけで、智史は美桜の友人である沢渡彩奈、彩奈の幼なじみである河城太一の輪に加わることになる。翌々日、美桜が風邪を引き、智史は彼女に代わって水やりをする。ところが花は項垂れてしまい、不安に思った智史は彼女の連絡先を個別に追加し事の顛末を明かす。翌朝謝罪すると、美桜は智史を許し、友だちになってほしいと頼んでくる。悩んだ末、智史は彼女と仮の友だちになった。
三人と親睦を深めるも、智史は三人と友だちになれない。双方が与え合いはじめて友情が成立すると智史は考えているため、もらってばかりいる自分に友だちになる資格はないと思っているからだ。中間テスト明け。サッカー部が美桜の育てている花を落としてしまう。涙を堪えて平気なふりをする美桜になにも言えない智史だったが、悩んだ末に妹と密かに育てていた花を美桜に渡して励ます決意をする。引かれないかと恐れながらも花をプレゼントすれば美桜は大喜びする。美桜の背中を押すことができ、智史は友だちになる資格を得られたと自信を持つ。
ところが別の感情が邪魔をして友だちになってほしいと告白できない。勇気を出せない日々が続く中、美桜が捨て猫を拾う。校内で飼い主探しをするも見つからず、飼えないかと訊ねられた智史は相談していないのに飼えないと嘘をつく。両親と冷戦状態にあるため相談しにくいからだ。その嘘は美桜にだけ見抜かれ、ふたりは言い争って互いを傷つけてしまう。自分に友だちになる資格はないと再び自信を失う智史だが、友だちだから喧嘩できるのだと太一に諭されて立ち直る。美桜と仲直りするために、智史は両親と向き合う決意をする。交渉は成功に終わり、両親との関係も良好になる。その夜、智史は美桜と直接会って友だちになってほしいと告白する。美桜は仮の友だちから友だちになったことを喜んだ。
後日。猫を見たいと家にやってきた美桜と共に智史は花の水やりをした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 23:03:09
113698文字
会話率:43%
VTuberの飽和した現代社会。個人勢の希望の星である万極絢鬼は今日も配信を頑張る!リスナーのため自分のため!そして……お隣さんのリアルファンのため。彼女は今日も配信ボタンを押すのだった!
最終更新:2025-01-17 07:00:00
3901文字
会話率:53%
強く想えば、必ず叶う。
星はいつだって、傍にいる。
想いの者達の最期を見送ることが使命の魔族。
迷ってしまわぬよう、しっかりと力を込めて「大丈夫」と背中を押す。
あなたを必要としてくれる者と、いつか必ず再会できるように。
最終更新:2025-01-14 18:23:24
497文字
会話率:32%
「お上手なんだから」と本気にしてもらえない道楽公子は今日も華麗に空回る──
赤髪赤目の麗しき公爵家の末息子。
真実を見通す「天眼」と「怪力」のダブルスキル持ちの天才。
気に入らない者は全て拳でねじ伏せ、彼の暴れた後には血だまりが残る。
「
血紅(けっこう)の公子」とは、暴れん坊デルロイ・スカイラーを表すに相応しい二つ名だ。
しかし彼にはもう一つの顔がある。
一風変わった骨董品店の店主であり黒髪黒目の美丈夫、鑑定士のロイはデルロイのもう一つの顔だ。
「ああ、レディー・メラニアは今日もなんて美しいんだ。毎日のように貴女と会えて、僕は本当に幸せ者だよ」
「ふふ、今日もお上手ね。そんなことより、ロイさん! 私、昨晩は血紅の公子に会ったんです! とっても素敵でした……!」
ロイはずっと、客の一人である平民の女性メラニアに恋をしているのだが、彼女は「デルロイ・スカイラー」に憧れていた。
愛しい彼女から別の男(自分)の話をされ、心中複雑なロイ。
しかも、彼の本気の求愛はいつもメラニアに「お上手なんだから」と言われ、どういうわけか伝わらない。
「最大のライバルは自分、か。僕ほど完璧な紳士はいないからね。この世の誰よりも強敵だ」
はたしてロイはデルロイ(自分)に勝てるのか。
本気の求愛にはいつ気づいてもらえるのか。
人から悪意を向けられる血紅の公子へのゴタゴタ事件を、権力(力)と金(力)と拳(力)でゴリ押す男の、器用そうで不器用な一方通行の恋模様。
※2024年12月の文フリ東京に出展した「妄想リアリスト」さんの「一人称変化アンソロジー 僕→俺」に寄稿した作品の長編版です。
なお、ヒロインとの出会いも描かれている寄稿した短編は今の所アンソロ本でしか読めません。あしからず……。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 21:00:00
45410文字
会話率:39%
「役に立たない底辺魔法しか使えないやつなんて、ギルドにいるだけで迷惑なんだよ」
しがない最低ランク冒険者であるレンは『物体を押して移動させるだけ』という、役立たずと呼ばれる魔法だけしか使えないことを理由に冒険者仲間たちから嫌われ続け、つ
いにはギルドそのものから追放処分となってしまう。失意の中で次の仕事先を探すレンだったが、そんなときに偶然、少女がチンピラに絡まれている場面に遭遇し、助ける羽目になる。
「……すごい、こんな魔法見たことないよ」
実はレンは『物体を押して移動させるだけ』の魔法を極限まで強化し続けており、ついには超遠距離からSランクの魔物を一撃で倒せるレベルにまで昇華していたのだ。
少女にその魔法を見せたことがきっかけとなり、レンは少女が所属している盗賊パーティーに入ることになった。
盗賊パーティーの中に前代未聞の遠距離魔法を使うやつがいる、という噂は裏社会を中心に広がり、レンは最高ランクのお尋ね者として、ついには王族や、人類の敵である魔王のもとにまで届いていった。
一方で、レンを追放したギルドは、今まで強敵を相手していた彼がいなくなったこともあり、高難度のクエストを全く処理できなくなってしまった。
さらには優秀な魔法使いを盗賊になるまで追い込んだとして、国から責任問題を問われてしまう。
ギルドは状況を打破しようと、レンに戻ってくるよう命令するが……ごめん、お尋ね者だからもう戻れないわ、戻りたくもないけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 12:01:05
148254文字
会話率:35%
ただのサラリーマンのおっさん「田中 末」
交通事故で……とかでは、無くただある日「押すなよ絶対に押すなよ……押すなよ」という押したくなるボタンがありそのボタンを押してしまってなんとなんと転生したのです。転生して、なんか神様に合う流れだが、
しかし神様には、「あ、すますまん転生するときの特典をわすれちゃた。てへぺろ」という最悪な展開にさらに転生したが仲間がなんと………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 09:28:18
5238文字
会話率:69%
今年アラサーの山口新也(やまぐちしんや)は難病を抱えた義妹、山口沙雪(やまぐちさゆき)の医療費を稼ぐためにダンジョンに潜る。
数百年前にダンジョンが現れると、空気中に魔素と言われる物質が含まれ、これを摂取し続けた人間は十歳を超えると、スキ
ルを授かる。
俺は、スキル『ホイホイ』と言われるスキルを授かった。村のじっちゃんとばっちゃんに聞くと、Gを捕まえるための罠のようなもの、つまり、何かを集めるスキルなのではと言われる。
それから十五年、『ホイホイ』し続けても。俺が欲しいお金とお姉さんは一向に現れなかった。スキルなんて当てにならないなぁと思いつつ、『ホイホイ』はやめない。
ある日、沙雪のいる病室に訪れると、沙雪から『スマホ』、『配信』、『ドローン』という聞き慣れない言葉を使われる。
なんでも『スマホ』と呼ばれるものをタッチすると『ドローン』と呼ばれる変なものが俺を追跡してお金が入るらしいのだ。
ボタンを押すだけでお金が入るなら、これほど美味しいモノはない。俺はさっそくポチっと押した。
結局『配信』ってなんだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 16:03:42
142658文字
会話率:66%
Renta!様にてノベル、コミカライズ配信中!
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/770648/blogkey/2598920/
主人公、火神球恵(かがみたまえ)はちょっと
人よりよく寝る会社員。
あだ名は『きゅうけいさん』
ふっと椅子に座って寝て起きると、見慣れない画面。
『レベルを入力して下さい』
面白半分で入力したのは「9k」という、9000を意味する文字。
一体何が始まるのかとエンターキーを押すと……なんとそのまま異世界に転生。
見た目は青いわ角は生えてるわで、人間の心のまま最強の魔王となってしまい困惑するも、偶然の出会いで友達になった女の子たちと一緒に、今日も人類の味方としてゆるゆる友達を増やすのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 00:12:00
1149064文字
会話率:39%
夜、入ろうとしたコンビニの自動ドアが開いた瞬間、おれは驚いた。
「ボタンを押してください? 押さないよ!」
一人の男がレジの前で店員に怒鳴り散らしていたのだ。店内には他に誰もおらず、店員は困惑した様子。おれはとりあえず棚の陰から様子
を伺うことにした。
「ちょっと買い物するだけで、なんでいちいちボタンを押さなきゃならないんだ!」
「私の年齢は六十五歳だ!」
「大嫌いだ! ボタンも、この国も!」
「馬鹿なルールだよ!」
「なんで、みんなもっと頭を使わないんだ!」
「おかしいよ!」
「国が定めたルール? じゃあ、国から死ねって言われたら死ぬのか!?」
「ロボットかよ、お前たちは!」
……どうやらレジの確認ボタンを押すことを拒んでいるらしい。まったく、馬鹿なのはあんただ、と言いたくなる。たかが数秒で済むことに、何分かけるつもりなんだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-02 11:00:00
1545文字
会話率:79%
夜。とある街の駅近くの路上で、二人の男が歩きながら話をしていた。
「いやぁ、今日は悪かったな。明日も仕事なのに遅くまで付き合わせちゃってさ」
「いいってこと。高校時代からの付き合いだしな」
「いやぁ、おかげで少し気分が楽になったよ。
ありがとう」
「おう。話を聞いただけだがな」
「それが助かるって、あ、念を押すようで悪いけど、さっきの話は……」
「ああ、わかってる。誰にも言わない。あっ」
「頼むな。ん? どうした?」
と、一方の男が足を止め、何かをじっと見つめていることに気づいたもう一方の男も、同じように目を凝らした。二人の視線の先にあったのは……
「な、なあ、あれって、テレビじゃないか?」
「んー、ああ、テレビの街頭インタビューだな。この辺はサラリーマンが多いからな」
「へー、よくあるのか? お前も受けたことある?」
「一度あるよ。仕事帰りにこの駅に向かっているところを捕まっちゃってさ。えっと、その時はなんだったかなぁ……。確か、サラリーマンのお小遣い事情とか、まあ、そんな感じのやつだったよ」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-28 11:00:00
2403文字
会話率:96%
――僕、何をしているんだろう。
彼はふとそう思った。そして、視線を正面の壁から下へと移した。
――これ、何のためにやっているんだろう……。
彼はそこにあるボタンを見つめ、今度はそう考えた。しかし、ボタンを押すその指は機械的な
上下運動を繰り返し続けている。
いったい、何のために。これまでも周期的にそう思うことがあった。何なんだ、この仕事は、と。
――そうだ、仕事だから押すんだ。
彼は、なぜか納得した気持ちになり、再び正面の白い壁を見つめた。そこには汚れがなく、見つめているうちに焦点が定まらなくなり、やがて頭がぼんやりとしてくるのだ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-13 12:00:00
686文字
会話率:7%
現代にダンジョンが出現した時代……。
冒険者たちは配信者になっていた!
ダンジョンでは、生放送の同接数が戦闘力に直結する!
陰キャの女子高生、きら星はづきは、配信者になるべくダンジョンに潜る。
初回同接数、なんと3人!!
だが、そこか
らがきら星はづき伝説のはじまりであった。
弱小個人勢配信者から、超大手冒険配信会社とのコラボ!
企業案件!
ガチ恋勢からの攻撃に、ダンジョンハザード!
ドジ、ハプニング、突発コラボにアクシデント、あらゆる状況がはづきの背中を押す。
これは現代ダンジョン世界における、サクセスストーリー……?
時に友情、時に炎上、視聴者は敵か味方か。
乱れ飛ぶスパチャ、その場で購入するアイテム。
視聴者が視聴者を呼び、リアルタイムでSNSのトレンドに乗り、増える同接。
新たなる英雄譚の始まりである!
多分。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 08:49:32
1309612文字
会話率:37%
いまや──、ポチポチと押すと文字が書けますが。
いつもは、2Bのえんぴつを使っています。
最終更新:2024-11-03 23:27:13
200文字
会話率:0%
大好きだった芸人さんの突然の訃報。
まだーー、受け入れられずにいます。
最終更新:2022-05-11 23:30:20
200文字
会話率:0%
私の友達が聖女を辞めた話をしよう。早い話、恩を仇で返されて、聖女を降りたんだ。必死で頑張ったのにその努力水泡に帰すってやつだ。あははははは。馬鹿らしくて笑えてきた。聖女のやめっぷりと因果応報具合が見事でね。是非、私の友達の話を聞いてほしい
。
念を押すが、これは私の友達の話だよ、いいね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 18:21:10
3581文字
会話率:0%
二人の男がいた。
彼らは二人共、ボタンを押す仕事をしていた。
最終更新:2024-10-15 07:30:06
921文字
会話率:4%