公爵令嬢リディアは、王侯貴族が集う学園の卒業パーティーで、王太子から婚約破棄を言い渡される。
「冷たい」「心が通じない」などと非難されながらも、リディアは静かに真実を暴き、王太子と偽ヒロインの野心を砕いた。
しかしその直後、まさかの人物が
登場する。
「リディア様。あなたが今夜示したその誇りに、私は改めて恋をしました」
隣国セレヴィア帝国の皇族殿下にして、かつての初恋相手——
彼からの突然すぎる求婚に、冷静なはずのリディアは戸惑いを隠せなくて……?
これは、愛されることに不器用だった少女が、誇りと心を手にするまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 08:10:00
8580文字
会話率:21%