私が目覚めたとき、私はレアになっていた。
魔剣士レア。魔獣討伐の最終兵器、六界主のうち、唯一正体が明かされていない人。諸事情により、他人のためにしかその力を扱えないという制約を抱えている。
以前の私は病弱だった。他人にたくさん助けてもらって
、けれどそれを他人に返す余裕はなかった。
だから、制約があったって構わない。この体なら、私は、他人に恩を返すことができる。
私は誰かのために、喜んで魔獣に立ち向かう。
以前のレアは少し乱暴な性格だったみたいだけど、わたしはこの人に感謝する。だから私は、人々の記憶に残るレアの痕跡を追うことで、かつて生きたこの人の姿を確認したくなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 03:26:34
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