「装置が一瞬だけ壊れた。
風の匂いがして、空が綺麗に見えた――涙が出そうだった。」
チート能力を得た“勇者”をバグとして排除する処理部隊。
ソウマは、感情抑制装置に頼る先輩・セリと任務を共にする。
任務の中で芽生えたわずかな言葉。
一瞬
の誤作動。
そして、彼女は“人間”に戻った。
この世界で、正しさとは何か。
感情を失ってでも、生きることに意味はあるのか。
完結済み・読了15分。
感情と正義の境界に踏み込む、静かなディストピア短編。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 21:00:10
6195文字
会話率:21%
A大佐はX社のM博士の感情抑制装置の噂を聞き、研究所に視察に向かう。それは一般の人間の脳に働きかけて恐怖心を抑制し、通常の兵士またはそれ以上の効率的な戦闘を行えるようにする装置だった。当初の予定通り発注を行ったA大佐だったが、発注数は予定よ
り少なく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 17:24:18
2725文字
会話率:57%
怒りを抑えることができる装置である感情抑制装置が開発されてから数十年経った。すでに確立されている技術にもかかわらず、なぜか、この数カ月の間、数日の間をあけて狂暴化する人が出ていた。私は、そのことの調査を命じられた。
最終更新:2011-06-01 00:00:00
21395文字
会話率:60%