エリザベス=B=スペンサー、18歳。
国の英傑「エドガー=スペンサー」の孫娘である彼女は、伯父のキースに代替わりしたばかりの邸で、肩身の狭い思いをして暮らしていた。
そんな彼女の出自は少々特殊で、王家の血を引いていながら秘されている状態
。そして、真実を知っているのは祖父とエルガー公爵、それからほんのひと握りの従業員のみ。
しかし、そうとは知らない伯父夫婦が、二回り近く年上のグレイ侯爵とのお見合いをセッティング。意に染まぬ話しながら、相手は格上の侯爵、お見合いだけは済ませて「後はお断りを」と思ったところで意外な訪問者が現れて・・・・・・。
「このまま安全な王城に向かいましょう?」
「謹んでお断り申し上げます。」
「何故ですッ?! 姉上ッ!!」
その後もすったもんだあって、男爵家の居候令嬢のレッテルをはられている身なのに、暴走系王太子の尻拭い役、エルガー公爵家の次男ギルバートと祖父・両親公認の駆け落ちすることに。
巻き込まれて、流されて、それでも徐々に恋に落ちていく。
そんな異色のラブストーリー×ややサスペンス風味のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 14:08:06
1399644文字
会話率:50%
ある町で町長選挙があった。立候補者は元教師の男性と、町の工場経営者だった。工場経営者は財力では勝るものの人望が無く、元教師の男性にリードを許していた。そこで工場経営者は、自分の息子を利用して、元教師の悪評を流し、挽回に成功した。元教師は負け
じと相手の悪評を持ち出そうと考えるが、その矢先、元教師の元に意外な訪問者が訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-08 12:00:00
1208文字
会話率:6%