ぼくは命をかけて愛しい姫さまを守った──そして死後、転生したらしい。
蝶に。
ぼくの死を嘆いて墓標を抱いて涙を流している姫さまのもとに、彼女の婚約者である王立海軍将軍グラントが現れる。
こいつは「くせもの」だ。
姫さまが好きなくせに。姫
さまを守る護衛であるぼくにさえ嫉妬していたくせに。姫さまの前では冷たい無表情ばかり。
姫さまはこいつに嫌われているのだと思って、毎晩枕を濡らしていたのに……だって、ぼくは知っている。こいつの代わりに、姫さまの寝台を毎夜温めていたのは、ぼくなのだから。
* * *
大好きな「姫さま」を守って死んでしまった護衛騎士の「ぼく」が、束の間、蝶に転生して彼女を見守るおはなし。
【切ない系ですがいわゆる悲恋ではありません。カクヨム、アルファさんにも掲載予定】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 04:20:38
8287文字
会話率:19%
侯爵家令嬢のユリアナは幼い頃から病弱だった。
貴族学校の同級生だった王太子のカインは時たまユリアナの見舞いに来ていた。
お互いに好意があるのは知っているが、病弱故にユリアナは応える事が出来ないでいた。
体育会系王太子と病弱サバサバ系令
嬢。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-18 22:10:15
4576文字
会話率:36%
逆ハーレムは物語だから許されるもの。
現実では悲劇をもたらしかねない。
これは許嫁だった少女が、突然縁談を破棄され生きていかねばならなくなった物語(笑)である。
※悲恋ではありません。
書いているうちに強い女子になる不思議。
最終更新:2015-05-24 10:33:52
3139文字
会話率:25%