【ゆりゆりしい女の子たちが、世界の美味しいビールを紹介します】
大学四年生の島牧都麦(しままきつむぎ)は就活を終え、とうとう学生最後の一年間を迎える。ふと、前に親友の栗山芽衣(くりやまめい)と一緒に飲んだ「ハートランドビール」を思い出し、ど
うしても飲みたくなってふらりとお店へ。そこは前にあった居酒屋ではなく、世界中のビールが堪能できる「アイリッシュパブ」だった。
パブの店主や常連客、親友とそのバイト先まで巻き込んだ百合ドラマを、美味しいビールが香しく彩ります! あなたもぜひベルを鳴らしてご入店ください!
※舞台はビールの世界三大名産地である札幌。あと二つ、ご存知ですか?
【こんな人にぜひ】
・のんびり百合を眺めたい。
・ビールが好き。
・一杯目にビール頼む女の子が好き。
・悪役なし、恋愛に絡んでくる男なしの女子だけの話が読みたい。
■諸連絡■
・お酒は二十歳になってから。
・この小説は未成年もお読みいただけます。
・このお話はガールズラブ要素がそれなりの度数で含まれております。
・【 】内にその話の視点になる登場人物を明記しています。
・( )内にその話で紹介されるビールを明記しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 19:53:07
54734文字
会話率:39%
ある国の王太子が、婚約者のいる身でありながら身分低い令嬢に恋をした。
義務と恋の間で板挟みとなったかに見えた彼は、さほど悩むこともなく決意する。
「そうだ、継承権、放棄しよう」
王位は弟が継げば良い。愛する人も、彼の覚悟を喜んでくれるはず。
婚約者は――不実な男などきっと見捨てて婚約破棄に応じてくれるだろう。
第二王子も兄の決意を心から応援した。なぜなら彼は兄の婚約者を愛している。
王位は割とどうでも良いが、彼女と結婚する機会が巡ってくるなら引き受けよう。
彼女は兄を愛しているのではなく、未来の王を支えるだけのつもりだろうから。
「王位も彼女も僕に任せて。兄上たちは遠くで幸せになってくれ」
だが、彼らが愛する令嬢たちは、王子たちほど恋愛脳でもなければ割り切ってもいなかった。
困惑し思い悩む彼女たちをごまかすために王子たちは嘘を重ね、誤解とすれ違いが積み重なって――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 21:07:28
115117文字
会話率:48%