この世界の中心に位置する国、東極。
その治安維持を担う組織『東極警察局』に入局したばかりの新入局員・冷泉弑流は、初任務でとある事件に巻き込まれ、世間的には伏せられた存在《式神》の子供・燐と出会う。
人知を越えた力を持つが故に、生きた道具と
して扱われている《式神》のことを知った弑流は、局長の命令で燐を主体とした対犯罪組織《グングニル》を設立し、人ではどうにも出来ない犯罪を解決すると同時に、不当に扱われる彼らを救うことを決意する。
その過程で、ただ悪は悪と決めつける正義感のみを持ち合わせていた弑流は、”本当の悪とは何か”という葛藤に飲み込まれていく。
これは人と人外が織り成す、時に残酷で、時に美しく――そして、正解などない物語。
※この作品にはグロテスクな描写、暴力的な表現、様々な障害を持つ登場人物、モラルの欠けた登場人物等々が含まれています。苦手な表現がある方は注意してお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 01:39:44
422214文字
会話率:49%
この世は悪と正義の二種類がある、、、
しかし、、それは時には逆転し、時には希望と絶望になる、、、
だが、「時雨梅」には、絶対的な信念がある、、それは、悪をするのなら悪を、、正義をするのなら正義を、、、半端など許さないという絶対的な信念、、、
しかし、組織としての「時雨梅」は、その全ては「仕事」として片す、、、それがすべて、それが組織、、、
「時雨梅」は「仕事」と「悪」を同時にする者、、、そこに悪意も願いも思いもない、、、そんな、「時雨梅」が悪を貫くだけの話、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 17:21:35
18821文字
会話率:82%
ユダヤの福音書、第二世界のイスカリオテのユダが書いたという福音書。
ユダの福音書は偽書であるから、転生したイスカリオテのユダがユダ・カーナと名乗り、自虐的に書いたとされる福音書。
ユダを知らない人は「聖書」を知らないのだから、知ってて当然、
福音書と名付いている以上、福音を宣べ伝える内容に成っている。
裏切者という箇所等がユダの皮肉とも取れる。ユダの自虐は悪を悪として自分より悪賢い者達を追い詰める様にして、悪は悪でも悪にとっての悪である。という事らしい。つまり、善の心を持っていながら、サタンにとりつかれ、御前に罪を犯してしまった。忘れたくても忘れられないイエスに関しての福音書である。ユダヤとしたのは、ユダの福音書は既にある訳だし、ユダヤ人すべてを一人格としてとらえて、ユダヤが書いた福音書という意味合いを含んでいるのだとそう思える。
私はやはり、その一字一句をとらえて再現しているのだ。福音書はまとまりがない福音ばかりが集まっている様だが、このユダヤの福音書は関連箇所(かんれんかしょ)を引用して、まとまりがある福音書を目指している。つまり、ユダヤというまとまりがない名前の中、福音という光を見出すという内容である。
ユダがユダヤの福音書を書くという事で、ヤは~人という意味合いで、ユダが名前である。つまり、ユダヤとは、ユダびとという意味合いで、つまり、ユダ王国の人々、ユダの末裔(まつえい)、両方に掛けているものなのである。ユダ+ヤという事で、ユダの人達は、こういうぐちゃぐちゃした福音書を待っていたのではないか?いや、ダニエル書で語られる鉄と粘土の国(イギリスとアメリカ)もやはり、こういうぐちゃぐちゃした認識の福音書を待ち望んでいたのではないか?そういう気さえする。
神がつかわしたイエス・キリストについて、実像にせまる一書。
普通の福音書と違い、文字面だけで、資料を視ずに書いている事から、歴史的には全く受け入れられないものと言えるだろう。
自殺したイスカリオテのユダは大図書館の東京に転生し、暮らす上で、自分の名前を残すべく、思い付く限りの福音を福音書として、挙げつらったのである。
つまり、イスカリオテのユダが印象論的に福音だろうと想った事が記しされた書なのである。ゆえに、粗削りだが、他にない書という付加価値が付いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 10:36:36
12510文字
会話率:10%
お釈迦様を信仰していてもインドのカレーはちょっと苦手です。
キーワード:
最終更新:2021-11-24 09:34:01
264文字
会話率:0%
製薬会社の御曹司・獅子川幸四郎は、厳格な父の意思に反して、小さな公立高校へと進学した。
それは憎き父への意趣返し。
そんな幸四郎が一人暮らしをする家に、雨の日に訪れたのは、濡れた陰鬱な少女・鼠ヶ原子夜と、その手の中にはーー生まれたての赤ん
坊。
「この子は、あなたの子」
青天の霹靂。
身に覚えのない話に、幸四郎は困惑する。
それは唐突に始まった運命。
獅子川幸四郎は15歳にして父になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-08 21:00:00
119712文字
会話率:53%
闇サイトとは殺人や恐喝などの犯罪行為の請負や、違法行為の仲間を求めるものなど、反社会的な問題行為に荷担してしまうものが殆どである(但し、全ての闇サイトが違法であるというわけではない)その様な、
犯罪者を裁こうと、発足した闇の組織『アングラ』悪は悪でしか裁くことはできないのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-05 19:23:55
7631文字
会話率:23%